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内モンゴル草原ツアーに参加(5)羊を食べキャンプファイヤーの周りで踊る

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これはお昼ご飯。
一番大きなパオが食堂になっていてそこで。

家常菜(家庭料理)的なものが次々でてくる。特別なものはないがどれもそこそこ美味しい。一番気に入ったのはジャガイモを細く切って炒めたもの。味付けもさっぱりしていて、唐辛子で適度にピリ辛。
あと青梗菜や瓜的なものなど、野菜も多かった。

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内モンゴルならではなのはこれ。
羊肉とジャガイモをじっくり煮たもの。

素朴な味付けながら、お肉は柔らかく脂身の甘みもあり、ジャガイモもホクホクして味がしみており、美味しい。

昼食は騎馬の後で、その後夕方までフリータイム。

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特に遊びに行く場所もないので、パオの中で仮眠したり周辺の草原を散策したりまったりと。

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もしや夕食?

なんて思いながら羊を眺めているうちに夕方に。気になる夕食は・・・

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なぜか昼と全く同じものが次々運ばれてくる。
ちと手抜きだなあと思いつつ、まあ特殊環境なのでOK。

ガイドさんも「モンゴル族のパオ生活の衣食住すべてを体験してみてください」といっていたので(帰りにお客さんが「シャワーお湯でなかった~」といったら「それがパオ生活です」と笑いながら言っていた)。

メインは羊肉。

これ実はオプションだったんだけど、2人じゃ多すぎるなと思って「いらないです」といったところ、同じテーブルだった子連れ女性が「私達注文するので一緒に食べましょう」と誘ってくれた。

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これがその羊肉。
脚部分だけなんだけど、確かこれだけで数百元という高額なお値段。

すごく美味しかった~!!!

最後に代金シェアしようと思ったら、「いやいやいや、受け取れない」と。中国人は一般的に割り勘はせず、よくテーブルでも「俺が払う」「いやここは俺が」的な問答をしているのを見かけるが、まさかほとんど話してもいない外国人旅行者2人連れにもおごってくれちゃうとは。

なんとも太っ腹。
本当にありがたい。

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と、突如パオの中が騒然とした。
モンゴル衣装をまとったおじさんがモンゴル語で歌を歌い始めた。

「お、余興か?」

しかしパオの中の人達が見ていたのは別物だった。
視線の先には・・・

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羊がいた。

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丸ごと一頭注文したグループが2組いたようだ。
なぜか口に青い草を加えている。
羊の最後のお食事といったところだろうか。

脚はなかった。
さっき自分達が食べたやつなのだろう。

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羊入刀の儀式が始まった。マイク持った人がモンゴル語の歌を歌い、どうも新郎新婦らしきカップルがふたりでナイフを入れる。お互いに相手の口に一番美味しいお肉をカットして運ぶというセレモニーまで。

その後外へ。

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夕陽傾く中、モンゴル相撲、そして乗馬ショー。

乗馬ショーは、最初落ちている赤いティッシュの花を馬で駆け抜けながら拾うというもの。見事だった。

しかし2回目からは変わった。
もっと本気でやれるよう・・・

「どなたか紙幣を提供してくれませんか?」

司会役の人が観客に呼びかける。
太っ腹な人もいるもので、一瞬で終わってしまうショーのため何人かの人が100元紙幣をだしていた。

ものすごく小さくたたんで砂の上に落としても見事に拾い上げる。それにしてもあれ一発で100元とはいい副収入だなあ。

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草原に沈みこむ夕陽。
非常に薄くてなめらかな生地の旗が風にはためいている。

そして日が落ちると食堂パオの前に人が集まってきた。

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キャンプファイヤー・・・というかかがり火がたかれ、モンゴル人の男性・女性がそれぞれモンゴル語の歌を歌う。なかなか見事な声だ。

串に刺した羊肉やビールも売られている。

そして観光客が踊りはじめる。

日本だったら恐らく、恥ずかしがってなかなか誰も踊り始めないと思うが、ここ中国は全く違う。「待ってました!」とばかりに中年も老人もノリノリで輪に加わり踊りはじめる。

北京の街中でも、夜、公園や広場で踊っている人のグループをよく見かける。健康にもいいしストレス発散になるし、年とってもはじけられるというのは本当に素敵な事だと思う。

私が加わるタイミングを逸していると、夕方話をしたご夫婦がやってきて、手をつないで輪の中に引き入れてくれた。外国人と言うことで気を使ってくれているようだ。ありがたい。

花火もあがった。
予想以上に盛り沢山な夜。

別のツアーで同じ休暇村に宿泊していた山西省の女性は「夜が楽しくて私はこれで3回目なのよ」と話していた。

確かに内モンゴルツアー、このノリがとても楽しいかも。

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