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青島&曲阜&泰山旅行(1)青島駅は霧の中

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大学の寮を引き払った後、北京を中心とした中国北部の都市を一ヶ月ほど旅行することに決めた。まずは北京からも近い“魯の国”山東省を攻めることに。

●Wikipedia─山東省

向かうは港町の青島、そして世界遺産の曲阜と泰山。
曲阜は孔子が生まれ暮らした街で中国全土から旅行者が集まる。そして泰山は漢詩にもよく登場する中国の名山のひとつだ。

その日はとても忙しかった。
朝は空気清浄器を買いたいという人と対面、その後退寮手続きをし、二胡のレッスンに。レッスン後ふたたび寮に戻り荷物をタクシーに積んでストレージサービスの倉庫へ。

そしてノートパソコン含む荷物すべてを18Lのデイパックに詰め込んだ。
容量限られているのでかなり削ったが、これで一か月間ユースホステルを渡り歩いて旅人生活する予定だ。

息切れしながら駆け込んだ北京南駅で、中国版新幹線「高鉄」に乗った。

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今回スキャンして持参した中国全土のガイドブックは10年前のもので、それによると北京─青島間は約10時間だそうなんだけど、実際には今は高鉄が走っているのでわずか4時間45分。半分で着いてしまう計算だ。本当に旅行しやすくなった!

(というか、なんで最新のガイドブック1冊すら買わずに来たんだ自分?)

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ただ車窓の風景は、街中を横切って走る一般の鉄道のほうが楽しめるかな。

青島に到着し駅を降りてびっくり。

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駅前が見事なまでにスモーキーなのだ。
普段北京で暮らしていると「まさかこんな場所でPM2.5が500越え!?」と一瞬思ってしまうが、そうではなく濃霧だった。

街灯を見上げると、まるで霧雨のように霧が激しい勢いで横に吹き流されていた。前髪はあっという間にびしょぬれ。

嬉しかったのは北京との気温差。北京は連日35度越えという高温注意報発令の日が続き、外を歩いているだけで息苦しくなりそうだった。ところが青島は霧のせいもあるかもしれないが、半袖Tシャツではむしろ寒く感じる程の気温。

久々のデイパック一個だけでの長期旅行生活。
記念すべき一日目は慌ただしかったが、辿り着いた青島はとても心地よかった。

さあ旅だ!

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