麗江冬の名物「排骨火鍋」
「冬にしか食べられません」
という呉さんのおススメで古城のすぐ外、南門の並びの通りの排骨火鍋の店に行った。
雲南はどこもそうだったが、飲食店は真冬でもこんな感じ。
木戸を全部開け放し、外にもテーブルを並べている店が非常に多い。
南国ならわかるけど、気温は夜は5度を下回り、ぶるぶるガタガタ震える程。お客さんも皆、ダウンコート来たまま食事をする。
寒いのは苦手な自分は正直ちょっとつらかった。
鍋は「大(78元)」「中(58元)」「小(48元)」を選び、そこに肉や野菜の具を選んで足していく仕組み。
最初に頼んだ鍋には、既に排骨が含まれている。
排骨は「パイコー」と日本では発音され中華料理でもよく登場する骨付きアばら肉。だがこの鍋のはほとんど骨だった。排骨で出汁をとる鍋ということなのかもしれない。
私たちは2人なので「小」で。
火鍋とあったので辛いのかと思ったらそれは大きな勘違いで、むしろ中国の鍋では初めて食べるくらい「出汁の味」だけの鍋だった。
野菜など入れる前に、スパイスやネギが入った器に鍋のスープを少し加え、スープとして飲む。
葉野菜を2種類、あとキクラゲと茄子を注文。
こんな棚を置いてそこに乗せてくれる。
調理台が近かったので見ていると、他に豆腐や肉などいろいろな具材があった。この後追加注文した山芋も美味だった。
これは大理のビール「風花雪月」。
味もしっかりしていて好みかも。
ふたりで99元。
私が払うつもりでいたのに、呉さんが頑としてお金を受け取ってくれず、全額おごってもらうことに・・・。
値段もかなりだし、大学生におごられるのは、いい年齢の社会人としては心苦しいと言ったものの「入郷随俗(郷に入っては郷に従え)」と押し切られてしまった。
本当にごちそうさまでした。