シャングリラの草原ユースホステル「老謝車馬店国際青年旅舍」
古城の旅館をチェックアウトした後、タクシーに乗ってシャングリラ古城からも近い草原にあるユースホステルに向かった。
シャングリラのあまりの寒さに「観光は適当に切り上げ南下しよう」と思ったものの、さすがに9時間もかけてやってきたので一泊だけで帰るのはちょっと惜しかったためだ。
そんなわけで、特に調べず「古城から比較的近いユースホステル」を選んだらここになった。
で、着いてびっくり。
まわり草原・・・ということだったけど、冬なので草も生えておらず、だだっぴろい茶色い大地。
見事なまでにまわり何もなかった。
建物はなかなか立派で
フロント前にもたくさんテーブルあり、結構大きな施設。まあ周辺に飲食店もないので、ここで朝食・夕食食べる人も多いのだろう。料理メニューも充実していた。
フロント奥にも共有スペースの部屋があり、ビリヤード台も。
ただ問題がある。
真冬で高度高い場所なので当然なのだが、
「めっちゃ寒い!」
フロントの近くにはストーブもあるのだが、部屋が広いので暖かいのは周辺だけ。誰かが出入りするたびに冷たい風が入り込んで、パソコン作業をしていても凍えそうなほど寒かった。
こういう場所こそ、北京によくあったような出入口にビニールカーテン垂らすなどして外気なるべく遮断する必要あるよなあとか、人が出入りするたび思った。
やはりシャングリラは、冬にきちゃいけない。
部屋数はかなり多い。
私は6人部屋に宿泊したのだが、なんと自分以外誰もおらず、この広い部屋を独占利用状態。
気ままではあるけど、逆に寒くちょっと夜は怖かったりも・・・。
この日の気温は、夜は氷点下。
だけど暖房器具はない。
電気を消して寝た後「でも氷点下で暖房設備ないはずがない気がする」とむくっとおき、もう一度室内点検したけど、夏も涼しいのだろう、そもそもエアコン的設備すらなかった。
敷布団の上に電気マットが敷いてあったので、寝ている最中は別に寒くなかったけどね。
しっかり鍵のかかる棚あり。
シャワー&トイレ、洗面台もあり。
市内ユースと比べ、スペースも広くゆったりしている。
レンタル自転車があったので、夕方借りて山の方に向かって走ってみた。緩い坂道だったため、数百メートルで息切れし、見事に「高度トレーニング中」状態に。
でもぜーぜー息切れしてでも・・・
走る価値はあったんじゃないかな。
とにかくのどかな風景だ。
たまに馬を引き連れた民族衣装の人とすれ違うくらい。
点在する農家の家には、わらが積み上げてあった。
馬もたくさん。
夏にあらためて来たい場所だ。