海南島のリゾート「三亜」(1)こんなとこです
中国のゴールデンウィークは10月1日国慶節から始まる一週間。私も3泊4日で海南島南端のビーチリゾート「三亜」に行ってきた。昨日やっと大学の留学生寮の部屋でインターネットの常時接続環境が整ったので、「三亜ってどんなとこ?」を軽く紹介したい。まずは総集編。
中国広しといえども、亜熱帯気候に属する都市は海南島南端の三亜だけ。
北端の海口も、10月で半袖・短パンOKな気候だが、ここは真冬でも泳げる。なので10月から翌5月までは本土から大量の観光客が訪れる。
観光スポットも多い。
ここは「天涯海角」、意味としては「最果ての地」的な感じらしい。今は誰もが行きたがる中国最大のビーチリゾート地だったが、昔は流刑地でもあったそうだ。
「天涯」と刻まれた岩などがごろごろ転がるここも見所のひとつ。
私が訪れた10月1日は国慶節連休の初日ということもあり、TV局も入ってた。
海としてきれいなのは、外資系ホテルがずらり立ち並ぶ「亜龍湾(ヤーロンワン)」だ。
「ゴールデンウィークなのに空いてない?」
と思うだろうが、宿泊客専用と書かれたビーチを(宿泊もしていないのに堂々と)ひたすら歩きつづけてかなり端っこのほうまでやってきた努力のたまものだ。
砂浜も見事。
ビーチにはベッドも並び、ジェットスキーやパラセイリングなどもできる。
ゼグウェイも人気だ。
見るからにお金持ちの子供だなあ。
ダイビングスポットはもうひとつ隣の湾だけど、海の中も相当美しいそうだ。今回は体調不良から完全復活してなかったので、潜るのはお預けにした。
ビーチ沿いには外資系の五つ星ホテルが立ち並ぶ。
どのホテルのプールも凝った作りになっており、子連れ家族が楽しそうに泳いでいた。
砂浜仕立てのプールも。
せっかくなのでビーチサイドバーでビールなど♪
海口の街中なら瓶ビールで1杯6~7元くらいだと思うが、ここではグラス一杯で50元(約800円)。市内だったら数人で2時間以上飲み食いしても1人50元行くことはあまりないので、どれだけ高いかわかるだろう。
ひとり旅行で不便なのは食事。特に中国の場合、基本大勢で食べる前提の店(お料理は大皿とりわけて食べる)が多いので、ひとりだと入れる店が限られてしまうのだ。
それでも一度は海鮮食べておかなくちゃ!とやってきたのは、中国語のガイドブックに載っていた春園海鮮市場。
まず奥で食べたい魚や貝、あと野菜などを購入する。
価格はすべて壁に書き出してあるので明朗会計だ。もちろん目方ごまかされていないかどうかの注意は必要。
食べたいものはいろいろあれど、ひとりなので今回は我慢。
結局、ウニと貝を購入した。
その手前の広いスペースにはテーブルとイスが並んでおり、買った食材を調理してくれる場所がたくさん並んでいる。歩いているだけで次から次に勧誘の声がかかるので、加工賃確認してよければそこにお願いする。
私は調理方法を指示できるような知識も語学力もないので、完全おまかせで。
うまっ♪
バスに乗って少し内陸にいくと、「槟榔谷(ビンラング)」という少数民族の生活や伝統文化をテーマにしたテーマパークもある。在住日本人の知合いに勧めてもらっていったのだが、期待以上に面白かった。
少数民族・黎(リ)族の伝統文化や生活様式に関する展示も非常に凝っており、
その食事を実際に食べることも。
これはヤシの実にお米を入れて蒸し、カットしたもの。白いヤシの実部分も一緒に食べることができ、ご飯もほんのり甘い。
三食に染めて蒸したご飯は苗(ミャオ)族の伝統料理。
舞台も凝っている。
黎族女性の機織り風景。
色鮮やかな民族模様の布を織っているところ。
このように両足を台座にして作業をするそうだ。体が柔らかくないとできないなあ。
民族衣装着ての記念撮影も♪
ちなみに私が宿泊したのは、大東海のユースホステル。
歩いて5分ほどでビーチに出ることができる。
ここは高級ホテル街の亜龍湾より大混雑。
ビーチでのんびりまったりというわけにはいかないけど、食べるところもいろいろあるし、庶民的で楽しいビーチかも。
ビーチ沿いにはレストランが並ぶ。
国慶節だからだと思うけど、国旗がずらり。
今、中国全土で不動産投資バブルが過熱しているが、ここ海南島も常夏リゾート地としてマンション建設ラッシュ。
イラストみたいに見えるかもしれないが、バス車内から撮影した写真。
「木」をかたどったユニークなデザインのマンションが建設中だった。
こちらはなんと、海の中のマンション。
ビーチから少し離れたところを埋め立てて島を作りマンションを建設している。
ドバイみたいだ。
このマンションの外観のイルミネーションがまたすごく、波打つように色が変化していると思ったら、マンション販売会社のものだろうか、電話番号がでてきたり、クラゲが浮遊していたり。
島まで散策したいなと近づいてみたけど、やっぱり部外者が入れるはずもなく。
そんなわけでこの記事はダイジェストだけど、3泊4日の短い三亜滞在で撮った写真を、この後ここで公開していきたい。