中国最南端の島「海南島」にやってきました
常夏のリゾート島「海南(カイナン)島」。
実は今月からここ海南省の省都・海口(ハイコウ)市にある海南大学というところで、中国語の勉強を始めました。
写真見てお分かりのように“南国”です。
3月から7月まで北京に滞在した後、残り半年をどこで過ごすか悩みに悩んだ末、決めかねてこんなところに来てしまいました。
中国人の知合いには「おいおい、本当に中国語勉強が目的なのか!?」と突っ込まれまくりましたが(日本でいうと沖縄みたいな場所です)。
日本でちょっと用事があり、海南島入りしたのは9月13日。
既に授業は始まってしまっていたので途中入学です。北京郵電大学より中国語コースの規模は大きく、1クラス20人以上。
ロシア人が非常に多く、他にカザフスタン人やマダガスカル人など、とにかく多国籍です。シャイな日本人なのでクラスメートともほとんど話できていませんが。
ちなみに上の写真が迷彩服だらけなのは、別にこれが今大学で流行っているファッションというわけではありません。
中国では全国すべての高校・大学で、1年生が数週間「軍訓」と呼ばれる訓練を受けることになっているためです。朝6時前の真っ暗な中、足並みそろえて掛け声かけながらずっとジョギングしていたりして、かなり大変そうでした。
1年生全員(女の子も)なので、この期間はキャンパスが迷彩色一色になります。
もうひとつこの時期特有のものといえば「月餅」。
通りの至る所に月餅だけを売る特設屋台ができていました。
「月餅券使えます」といった張り紙も見たので、月餅と交換できるクーポン的なものが会社や町内会などで配られるのでしょうか。
丸い缶に入っているのはこんな巨大な月餅。
私も、相互学習相手の大学生や、海南大学で日本語を教えている女性から月餅をもらい、さらに学生食堂でも3つもらい、一時期「毎朝の朝食が月餅」という事態になりました。
来中一週間くらいで風邪ダウンした時は、3食月餅食べ続け、さすがに飽きました。
そういえば、北京の時と違って今回はちょっと立ち上がり不調です。気候のせいかなあ。風邪は治ったものの、まだめまいが残ってしまっています。便秘も酷いし・・・。
留学生の学生寮は外観もかなりゴージャスです。
だいたい2人部屋のところが多いのですが、ここは全部屋1人部屋。
しかも一学期・約4か月で3200元(約51,000円)とリーズナブルです。
部屋はこんな感じ。
この夏部屋のリニューアルがあり、壁も塗り替えられ、ベッドも机もエアコンもカーテンもすべて新しいものになっていたので、なかなか快適です。
入口は広い中庭に面しており、ベランダは外の芝生エリアに面しているので、両方開け放しておくと、本当に気持ちのいい海風が吹き抜けてリゾート気分に浸れます。
まあ、虫もたくさん入ってきちゃいますが。
ヤモリとかも。
ベランダにはこんなミニキッチン。
北京時代に買った電磁調理器や鍋も持ってきたので、今回はなるべくがっつり自炊する予定です。
新たにフライパンも買い足しました。
(正直言うと、北京郵電大学と違い学食の食事が口に合わない・・・)
せっかくなので、中国家庭料理にも挑戦します。
中国人に見せたら「うちでこんな料理作ったことない・・・」と言われましたが(広東省の子と吉林省の子)。
これは、郵便局で買ってきた段ボールで作った靴箱。
短期滞在なのであまり家具は買えないものの、なるべく居心地はよくしたいなあと思ってます。
ミネラルウォーターの空きペットボトルを使い、ベランダで水耕野菜栽培もしてみようと思っています。
とっても嬉しいのは、南国ならではの果物の豊富さ。
これは大学構内にある果物売り場です。
全部果物だけ!
マンゴーもヤシの実も安いです。
大学の外にも大きなショッピングセンターやレストランがたくさんあります。バスに乗って市の中心部まで足を伸ばせば、カルフールなんかもあります。
もちろん北京のようにイトーヨーカドーがあったりということはないものの、生活するのに不便は全くありません。ネットショッピングもあるので、本や家電製品はAmazonなどで買えばすぐ届くしね。
これは、大学の北側の海沿いの高級住宅地。
海南島はリゾート地として土地や建物が投資目的で高騰している場所でもあります。
大学は市の北側にある大きな島の一角にあるのですが、その島の北側・西側のビーチ沿いは、豪邸&マンションがずらり。
既に完成して入居していると思われるマンションも、ほとんど明かりがないので、実際に人が暮らしているところは少ないのかもしれません。
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明日から国慶節で一週間学校が休みになるので、海南島最南端のリゾート地・三亜にふらり旅行に行ってくる予定です。