南三陸から超新鮮ホヤが届いた!
ホヤは美味しい。石巻や陸前高田の居酒屋で食べたホヤは、「えっ、これがホヤ?」と思わず聞き返してしまうほど。
とろり濃厚、ジューシーで海の味。関東でごくたまに食べるホヤとは全然違う。
そんなホヤを今回お取り寄せした理由は、南三陸のホヤが大量廃棄の危機にあるというニュースを読んだからだ。
<養殖ホヤ>1万4000t処分へ 原発事故影響 | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS
三陸のリアス式海岸の高台から穏やかにキラキラ光る湾内を眺めると、ホヤや牡蠣の養殖筏がびっしりと並んでいる。津波で一度全て流され、その年から新たに設置を始めたものだ。私も筏作りに参加させてもらったことがある。
震災から3年経った2014年からホヤの出荷が始まったが、原発の影響で大量消費国の韓国に輸出ができなくなり・・というのは、上の記事のとおり。
漁業関係者が必死の思いで復興に取り組みやっと出荷できるようになったのに、その大半が廃棄とは。そして水揚げできないままのホヤも海中にたくさん。
だったら国内消費を増やすのが肝心だろう!
ということで、月末に都内キャンプ場でホヤ食べ尽くしキャンプを開催し、水揚げしたばかりの新鮮で美味しい旬のホヤの食べ方を友人たちと学ぶことにした。
それに先立ち、まずは自分が家出お取り寄せして一通り料理してみることにしたのだった。
ホヤの旬は7〜8月。これは2キロでクール宅急便の送料込みで確か2,100円。ホヤ1キロ追加は450円なので送料が千円くらいだろう。
利用したのはここ。
届いたのが昼前だったので、まずは生のまま刺身と酢の物でいただくことに。
殻付きホヤ、初体験。押すとプニプニ凹み、なんともグロテスク。まずは下と頭をカット。下のヒゲ部分は問題なかったが、頭を切った瞬間、オレンジ色の液体プシューっと飛び出し、ベージュのシャツに!
慌てて脱いでハイターにつけたが、あれはシミにならないだろうか。いきなりの強烈な洗礼だった。
そして縦半分にカット。なにやら南国フルーツのようです。この時点で"美味しそー」と叫ぶ人と、「無理ー」と逃げる人にわかれるかも。私はもちろん前者です。
真ん中の黒い部分を取り除いた後、殻から外すんですが、あれれ。
指を隙間に入れたら、快感なほどにペロリ綺麗に剥がれる。ほんと快感!
シャツを洗いに行ったハプニング時間を除けば、3分ほどでこの状況に。ホヤの解体、もっと大変かと思っていたよ。
そしてこのホヤをまずは・・・
刺身で♪
柔らかい、ジューシー、塩味が絶妙、そして帆立のような甘さも。少しワタ残しているので軽い苦味もあるけど、そこがまたなんとも。醤油もなにもつけず、このままが美味。
夜なら日本酒が欲しくなる味。
さらにきゅうりとシソ加えて酢の物も。こちらも美味しい。
「ホヤってこんなに美味しかったっけ」「すごい柔らかいなあ」と、殻付きホヤ初体験の親も驚いていた。
そして3人で3個、お昼のおかずにペロリいただいた。まだ7個残っているので、
- 蒸しホヤ
- バター焼き
- 燻製
- 冷製パスタ
この辺りを明日、試してみたい。
ホヤのお取り寄せ、送料込み2,100円でこんな風に楽しめたらいいかも。特に呑んべえな人にはオススメ。