Movable Typeインストール(8)
ファイル書換作業(3/3)「mt-config.cgi」の中の3箇所を修正
ここはちょっとだけ難関。
まず「mt-config.cgi」をテキストエディターで開くと、中身はこんな感じ。
うっ。
と思わず逃げ出したくなるが、あまり難しいことは考えず、作業を機械的に進めていこう。
──その前に。
もしも使っているテキストエディターで「行番号」を表示させられるようなら、そうしておいたほうが便利。
行番号を表示させると、↑こんな感じになり、修正箇所を見つけやすくなる。
最初の作業は、28行目前後にある「CGIPath・・・」で始まる1行。
CGIPath http://www.example.com/cgi-bin/mt/
最初の段階では、ダミーのURLが入力されているので、絶対に変更しないといけない部分だ。
何を入力するかというと、「mt.cgi」「mt-config.cgi」など、Movable Typeを動かすためのファイルすべて(先ほどダウンロードして解凍したもの)を、サーバのどのフォルダに突っ込むかというフォルダのURLだ。
どこでもいいの?
フォルダ名はなんでもいいの?
まず最初の疑問。
レンタルサーバによって、「どの場所にCGIファイルを入れても動きます」というところと「特定のフォルダ(「cgi-bin」など)以下階層でしかCGIファイルは動きません」というところがある。自分が最近使ったことあるレンタルサーバは、ほとんど前者で、わざわざ「cgi-bin」など特定フォルダの中にCGIファイルを入れなくても大丈夫だった。
次の質問。
フォルダ名は何でもいい(もちろん「cgi-bin」以下階層じゃなくてはいけないということだったら、「cgi-bin」の下に何か適当なフォルダ名を作ることになる)。サンプルのように「mt」などとしておくのがわかりやすいかもしれない。
自分が今回使ったのはさくらインターネットで、ここは「CGIファイルどこでも動く」派。
なので「mt.cgi」を始めとするファイル一式は、「http://movabletype.matrix.jp/」直下に「mt」というフォルダを作り、そこに格納することにした。
●ファイル構成図
●修正前
CGIPath http://www.example.com/cgi-bin/mt/
●修正後
CGIPath http://movabletype.matrix.jp/mt/
自分の使っているレンタルサーバがどちらなのかは、「サポート」の「自作CGIの設置について」などに載っていることが多い。さくらインターネットの場合には、オンラインマニュアルの「CGI・PHP・SSIについて」のページに「ファイルの拡張子:.cgi(「cgi-bin」ディレクトリは必要ありません) 」と記載されている。また、「よくあるお問合せ」の「CGIを使うにはどのフォルダに設置すればいいですか?」にも、「/home/アカウント名/www/」以下階層ならどこでも大丈夫ということが書かれている。
2番目の作業は、70行目前後にある「# DataSource・・・」で始まる1行。
最初の段階ではこう。
# DataSource /path/to/database/directory
これは、データが置かれる場所だ(各HTMLページのファイルということではなく、そのHTMLファイルを作るための文章など素材)。
MySQLが利用できるサーバなどの場合は違うのだが、自分はそもそも「MySQLが何なのか」もよくわかっていないので、一番シンプルな方法にする。
あとでサーバにFTPでアップロードする際、「mt」フォルダ直下に「db」というフォルダを作り、そこにデータを置く。
●ファイル構成図
●修正前
# DataSource /path/to/database/directory
●修正後
DataSource ./db
頭の「#」をはずすことを忘れないように。
3番目の作業は、186行目あたりからの4行分。
# DBUmask 0022
# HTMLUmask 0022
# UploadUmask 0022
# DirUmask 0022
レンタルサーバが「suexec」を使用している場合には、この4行の先頭の「#」を削除して、
DBUmask 0022
HTMLUmask 0022
UploadUmask 0022
DirUmask 0022
こんな風にする。
こちらも正直なんのこっちゃ?なので「さくらインターネット suexec」で検索してみた。意味は今ひとつわからないものの、どうも「#」をはずしていいようなので、そうしてみた。ここのところ、かなり不確かで、サーバによっても異なるので、各自ちゃんと調べてもらえたらと思う。
少々、肩に力が入った「mt-config.cgi」の修正作業は以上。
次はいよいよ、FTPソフトでファイルのアップロードだ!
やってみると実は簡単で楽しいのが「Movable Type」、略して「MT(エムティー)」。
昨年は自分もMTカスタマイズにはまり、いろんなサイトをMT化しました。
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