ホテルネッツ札幌~2017年7月開業の駅近(すすきの駅徒歩5分)&快適ホテル
3月中旬、スノーバイク体験のため訪れた札幌で、2017年開業したばかりの新しいホテル「ホテルネッツ札幌」に宿泊した。直前バタバタしていて、1泊目のホテルしか予約せず現地入りしたところ、Facebookでその様子を見ていた知人が招待してくれたのが経緯。
そんなわけで特にブログ取材ということではなかったが、快適かつ出張利用にも非常に便利そうなホテルだったので、簡単に紹介したい。
地下鉄すすきの駅からまっすぐ徒歩5分
まずロケーション。
周辺に飲食店が密集しており、札幌駅からも一駅でどこに行くにも便利な場所と言えばやはり「すすきの」。自分も宿はだいたい札幌駅周辺かすすきの駅周辺で探している。
ホテルネッツ札幌は、すすきの駅から徒歩5分。
大通りをまっすぐ南下して歩けばすぐだ。
地下鉄駅からの最寄り出口は「5」。
そして南4条から南7条に向かって歩く。
到着が夜だったので真っ暗だが、それでも賑やかな通りであることはわかるだろう。
東京で言うと新宿通り的な感じなのだが、何気なくビルの看板を見上げてみると風俗店もたくさんあり、こんな表通りに面したところに無料案内所などもあったりするのを見ると、さすが北海道随一かつアジア最北の歓楽街だなあと。
そして5分程歩くと、右側に豊川稲荷札幌別院の大きな赤い鳥居が見えてくる。
その正面に立ち、鳥居上部を見上げれば、そこに「HOTEL Nets」という看板が見えるはずだ。この新しくて大きな建物が目的地だ。
残念ながら豊川稲荷を抜けていくことはできないが、この稲荷は交差点の角に立っており、角を回り込めば数十秒でホテル正面入り口に辿り着く。
フロント。
温和な笑顔で迎えてくれるスタッフは皆本当に感じよかった。
ビジネスホテルでありがちな、効率重視の堅苦しさもない。
チェックイン後外に食事に行こうとしたら、「外は今雪がかなり降っていますから」と、すかさず透明ビニール傘を持ってきてくれたりも。
フロント前には手書きのグルメマップも置かれている。
色鉛筆で彩色された地図をカラーコピーしたものがクリアファイルに入っているので、自由にもらっていくことができる。
バスルームとトイレはセパレート
そしてお部屋に。
最上階10階で、エレベーターもランドリーも近い便利な場所だった。
最初に目に飛び込んできたのは洗面台。
そう、このホテルは洗面台がバスルーム内ではなく、扉からベッドルームに向かう途中の短い通路上、バスルーム入り口にあるのだ。
シングルルームでこういう間取りは見たことがなくちょっと不思議だったが、これは結構便利。
手を洗いにいったり、お茶を沸かすための水を汲みに行ったりするのに、いちいちバスルームの扉開け閉めしまくていいのは便利だし、靴履いたままでもいいし、バスルームの床がびしょびしょになっていても問題ない。
そしてバスルーム。
入ってなぜ洗面台が外にあるのか理由もわかった。
シングル一泊6,000円台の割とリーズナブルに泊まれるホテルなので、当然省スペースでユニットバスだと決めつけていたのだが、違った。バストイレ別だったのだ。新しい設備なので当然だが、とってもきれいなバスルーム。シャワーカーテン不要なので、変なにおいもない。
トイレはお隣。
ドライヤーはパナ。
幅140㎝のゆったりダブルベッド
部屋はシングルルームのはずだが、ベッドが妙に大きい。
もしやこれは、ダブルかセミダブルの部屋が空いていたのでランクアップになったのかしらんと思って公式サイトをチェックしてみると・・・
シングル | 客室面積 15.3㎡ | ベット幅 140cm×1台 |
セミダブル | 客室面積 15.3㎡ | ベット幅 140cm×1台 |
ダブル | 客室面積 17.1㎡ | ベット幅 140cm×1台 |
ツイン | 客室面積 23.0㎡ | ベット幅 110cm×2台 |
ユニバーサル | 客室面積 23.0㎡ | ベット幅 110cm |
シングルルームもすべて、ベッド幅140cmのダブルベッドだったのだ。
ちなみに各部屋の料金は楽天トラベルでも確認することができる。
壁面は淡い黄色。日本の伝統色彩分類でいうと麦わら色に近い色だろうか。
そこに同じく淡いピンクのボードのデコレーション。
枕元のコンセント横にはUSBケーブルの差込口も。
スマホ充電に便利だ。
すすきの大通りが目の前に
そして窓際に長い木製のデスク。
右端にあるのはサービス案内かなと思ったら・・・
折り畳み式のミラーだった。
女性なら朝のお化粧に使える。
お茶セットに電気湯沸かし器。
室内では無線LANが使えるが、ケーブルを借りれば有線も可。
そしてこの写真を見てお気付きの方もいるだろう。
この窓、なんと天井から足元近くまでガラスなのだ。
なので・・・
テーブルに座って作業していると、目の前にすすきのの大通りが見下ろせる。
おそらくこの足元から下界が見えてしまうというのは・・・
高所恐怖症の人には耐えられない部屋
だと思うのだが、そうでなければ結構興奮するものだ。
私はかなりワクワクした。
しかもそのうち・・・
外では雪が降りだした。
前日10度越えになった3月中旬の札幌はこの夜、市内で20センチの積雪となった。
あっという間に通りは真っ白に。
短時間で世界が白銀に替わっていく様子をホテルの部屋から見れただけで、雪慣れしていない自分には貴重な体験。
このホテルに泊まらせてもらってよかったな~!と。
自分が泊った時は一時的に使えなくなっていたが、WiFi接続してスマホやタブレットの画面を大画面テレビに映し出すシステムも導入されている。一日撮りためた旅行写真を何人かで一緒に見るのにもよさそう。
暗証番号ロック方式のランドリー、夜間ランドリーサービスも
館内設備もちょっとご紹介。
自分は何日の旅行でも最小限の荷物しか持参しないので、3日以上の旅行の場合必ずホテルのコインランドリーのお世話になる。
でもこんな最新式を見たのは初めてだ。
洗濯と乾燥が同時にできる一体型。
「そろそろ洗濯終わったころかな?」とちょこちょこ覗きにくる必要がない。
もちろんメニュー変更すれば、洗濯だけ・乾燥だけの利用も可能だ。
さらに嬉しいのは「暗証番号によるロック方式」だったこと。
洗濯乾燥が終わったら次の人のため速やかに回収すべきなのだが、それでもうっかりしてちょっと遅れてしまうこともある。わずか数分でも、せっかちな人が「放置しやがって」と中身を取り出してしまう可能性もあるだろう。小心者の自分はそれが心配で、終わる数分前からじっと洗濯機の前に待機していることが多い。
でもこれなら安心。
ロック解除しなければ他の人によって開けられることはない。
ちなみにコインランドリー利用する時間もないという人もいるだろう。
そんな人は「ナイトランドリー」サービス。22時までにフロントに出せば、翌朝7時には受け取れるという。
こんなクイックサービスも実は自分は初めて見た。
出張者にはありがたいだろう。
館内の自販機の飲み物も、特に割高設定にはなっていない。
氷結が170円、麦とホップは190円。サッポロクラシックも260円で販売されているのがうれしい。わざわざビール買うために寒い外のコンビニに行く必要もない。
・・・と言いながら、雪のすすきのを歩いてみたくなり外へ。
チェックイン前の風景とは別世界になっていた。
品数も豊富、地元素材の朝食ビュッフェ
翌朝の朝食会場。
ビュッフェ方式になっている。
生野菜サラダコーナーに、ひよこ豆など茹でた豆のトッピングがあって個人的には大満足。
なかなかの品数。
和食・洋食バランスもGOOD。
北海道の地のものを使った料理が多いのだとか。
スイーツまであるとは思わなかった。
そして北海カニ飯も!!!
昼に備えて軽い朝食にしようと思っていたのに、ついつい取りすぎてこんなことに・・・。
ま、美味しかったのでよしとする。
そんなわけで、急きょ一泊お世話になったホテルネッツ札幌。
チェックアウトして外に出ると、既にホテル前の雪かきは完了していた。
この料金でこの内容だったら、間違いなく満足すると思う。
この翌日、地元で建設関連の会社をやっている方の車ですぐ横を通った際、その人も「まだできたばかりのホテルだけど、評判いいよ」と言っていた。
すすきの駅から徒歩5分。
豊川稲荷札幌別院に隣接するホテルネッツ札幌。
いつか機会があったら利用してみてほしい。