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北京郵電大学クラス分け試験と入学式&オリエン

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昨日の強い風とスモッグが嘘のように、今日はまた見事な快晴。日本も天気ころころ変わる国だと思ってたけど、北京も半端ない。

ところで今日は3月1日。
北京郵電大学の中国語コースは、今日が2013年春季の入学式。

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それに先立ち、8時半からクラス分けの試験が行われた。
恐らく新入生だけだと思うけど、受けたのは18人。その内訳はざっくりな推測で・・・

・東アジア系4名(女性4名/初めて見る2名が日本人か韓国人かは不明)
・アフリカ系12名(男性8名・女性4名)
・アラブ&南アジア系2名(男性1名・女性1名)

圧倒的にアフリカ系。

会話かなり盛り上がってるので同国人か?と思いきや、フランス語でも会話していたっぽい。女性は本当にきれいな人が多く、男性も服装や持ち物みるにかなりリッチ系。外資系企業(中国系)に勤めている人達とかも多そうな雰囲気。

そして彼らの弾けっぷりがなかなか。試験始まってしばし後から賑やかなおしゃべり。携帯がなれば大声で笑って話しながら廊下にでていく。何度も試験監督してるバイト学生らしき中国人に「しゃべらないで」「テストは自分ひとりでやって」と言われても、数分後にはもう後ろの席の人とおしゃべり。自由だなあ。楽しそうだなあ。

1時間くらいして、試験監督の人が「終わったら提出して出ていっていいですよ」と言ったので、飽きて周囲の友達と冗談いって盛り上がってるアフリカ系がすぐ出ていくかと思ったら、なぜか全然。急に頭抱えて試験用紙に向きあったりしてる。

日本人とは、こういう時、何人かが提出してでていったのを見定めて席を立ちあがる民族なんだけど、なぜだか私がしびれ切らして(既にもう全くわからない設問ばかり残った)、最初に解答用紙提出して部屋をでていくことになった。


答え合わせはその場ですぐ行われ、隣の部屋で3人の学生バイトらしき中国人との面接試験。質問にはまったく一発で答えられなかったけど(北京にはいつ来たかとか、中国語はどのくらい勉強してきたかとか簡単な質問だったのに・・・)、紙渡されて読むよう言われたものは、割とスムーズに読めた。

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午後は、前期からここで学んでいる人達も含め全体での入学式。

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センター事務局の人や先生の話を、既に中国語もペラペラの先輩学生が英語やフランス語に通訳しての進行。

中国語も英語もどちらもヒアリング力半端な自分。
必死に聞き取ろうとして疲弊しまくった。明日はきっと、頭が筋肉痛だな。

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ガイダンスが一段落したところで、在校生の母国紹介。
北京郵電大学は、留学生の数は他と比べかなり少ないそうなんだけど、出身国はアフリカ系中心にものすごく多い。

その数は現時点で30か国!!!

イラン・日本・サウジアラビア・トルクメニスタン・エリトリア・チュニジア・ウクライナ・タイ・ベトナム・カザフスタン・フランス・コンゴ・もうひとつのコンゴ・ネパール・アメリカ・イギリス・パキスタン・イタリア・エチオピア・ジブチ・アラブ首長国連邦・スーダン・チャド・スペイン・イエメン・アンゴラ・オーストリア・モンゴル・ベルギー・タジキスタン

入学式開始前に「どこから来たの?」と話しかけた女性三人組はコンゴから。隣に座っていたのは、漢字がファンタスティックでナイトメアだと話すスペイン人。あとイラン人とタイ人とも挨拶だけした。

日本人は全部で8人、うち3人が今回の新入生で残りは前期以前からいる人達らしい。

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クラス分けの結果は、AからEまであるうちの真ん中あたりCになった。たまたま日本人のレベルが近かったらしく、8人のうち6人がこのクラスに集中。

まあでも、日本人だけで固まって日本語で話すような人はいなそうだったので、全く問題はなし。

教材も渡された。
こんなの、大学入学以来だからもう20年ぶり?いやー、わくわく。

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授業開始は来週月曜日から。
毎日8時に始まり、11時50分には終わる。

午後は通常授業はないものの、希望者のための中国語検定試験(HSK)対策が週二回あるので参加する予定。

他に、カンフーや中国画、書道&篆刻、中国結のレッスンがあってこちらは無料で定員までなら誰でも参加できる。

非常に興味そそられるんだけど、全部やってしまうと中国語学習の時間がそがれるので、カンフーだけ参加しようかな。それ以外の時間は、日本語を学んでいる中国人学生との相互学習の時間にあてたい。今ひとりだけ確保できているので、あと2人は捕まえなくちゃ!

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夕方から、少し離れたところにある新華書店に向かうべく、バスと地下鉄を乗継移動。中国は、バスも地下鉄も非常にわかりやすい(特に漢字圏の人間にとっては)

もうひとりの日本人留学生Iさんも誘っていったんだけど、案内役だったはずの自分が、うっかりひとつ前の駅で降りてしまった。

街中歩いてた20代女性に声かけて聞いたら、道行く人何人もに替りに聞いてくれ、最終的に「私が一緒にいきましょう」と(中国語で私達に説明してもきっとわからないだろうなと心配してくれたんだと思う)。仕事帰りで疲れてたろうに、地下鉄一駅分近くを一緒に歩いて案内してくれた。ほんと親切!

偶然なんだけど、父方のおじいさんだったかな、大阪から来た人なのだとか(日本人とはいってなかった気がするので、大阪出身の中国人かも)。結局、お目当ての本屋さんは既に閉まっていたものの、明日もう一度くる時のために、駅の名前など紙に書いてくれた。電話番号も聞いたのであとでショートメッセージで御礼しよう。

乗り間違えたり迷子になったりしても、こういう出会いがあること考えると全然失敗じゃないよね。

・・・と、地図にしるしまで付けて向かったのに降り間違えたミスを棚に上げ、「いやー、いい出会いだったわ~」と満足げな私でしたw 

明日から北京到着後初の週末。
1日は観光に、もう1日はみっちり勉強に充てる予定です。

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