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農業テーマにした大規EXPO第一回「北京農業カーニバル(嘉年華)」(後編)

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専用の歩道橋で、西側エリアにやってくると、こちらにも巨大な展示会場。
「創意農業体験館」となっており、「野菜」「トマト」「果物」「花」「芽菜」の5テーマでパビリオンが用意されていた。

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まずは野菜。
入ってみると、反対側のいちご会場よりも大勢の人。

この風景にはとっても見覚えがあるなあと思いながらあたりを見回すと、その理由が判明!

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一角に、北京のテレビ局の仮設スタジオがあった。
開幕したのが前日の土曜日で、テレビでは頻繁にここの風景が流れていた。

私が訪れた時も、スタジオにはいつも顔を見ているアナウンサーがいて、報道番組の生放送が行われていた。

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そのすぐ隣には舞台。
開幕直後の特別企画なんだと思うけど、ファッションショー的な何かが行われている。この様子もテレビで頻繁に流れていた。

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パビリオン内は、いきいいき育つ野菜でいっぱい。
最先端の農業技術を紹介することも目的のひとつだと思うんだけど、水耕栽培のものも多く展示されており、個人的にも非常に面白かった。

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こちらはカボチャや瓜?など。

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食品の安全確保は、ここ数年中国で注目され急激に改革されている課題のひとつ。ここでは残存農薬と食品安全がテーマになっていた。

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へちまなどが鈴なりになったトンネル。
見たことがないめずらしい形のものもたくさんあり、みなデジカメやスマホで撮影していた。

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こちらは水耕栽培の展示。
テレビ見ていると、昔ながらの農業を営む個人農家の他に、大都市周辺で大規模に野菜など生産している農業法人も増えているような・・・(内容ちゃんと理解していないので不確定ですが)。

内陸部は降雨あまりなく農業に適していない土地も多い中国。
自然条件にあまり頼らなくてもいい「野菜生産工場」は、耕地面積を増やすための重要な選択肢なのかもなと思ったり。

20元(300円)の水耕栽培キットも売られていた。

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これは多分、水耕栽培で作られた野菜を販売しているのかな。
近隣のスーパーでも、野菜売り場に行くと数多くの野菜が積み上げられているんだけど、一角に、すべてプラスチックトレーに乗せてラップかけられた、通常野菜の3倍以上の価格の野菜が売られているコーナーがある。

説明があまり書かれていなくてその価格差の理由がよくわかっていないんだけど、恐らく無農薬・減農薬・有機栽培の野菜ということなのだろう。もしかしたらこうした水耕栽培物も含まれているのかもしれない。

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こちらは、パッケージ上のQRコードを携帯やスマホのカメラでスキャンすると、産地情報がわかるという食品トレーサビリティ体験の場。大きなスーパーの食品売り場では実際にQRコード付きの食品が並んでいたりする。

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美味しそうだなあ~。
中国に来るまで、朝のサラダを欠かさない生活していただけに、今生野菜をほとんど食べていないのがストレスに。こんな風にみずみずしい姿を見ると、かじりつきたくなる。

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やっぱり寮の日向を利用して自分で育てるしかない気がしてきた。
探してみよう。部屋は北向きだけど、探せばどこか、こっそり栽培キット持ち込める場所があるはず・・・!

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トマトのパビリオンでは、試食や子供対象とした実験など。
果物のところはそれほど面白い展示はなかったのでスルーしたが、一角にちょっと大人として気になるものが。

それはワイン。

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時間あったらやってみたかった面白い企画があった。

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自分でボトルにワインを詰め、ラベルも作成して貼り、オリジナルの記念ワインを作って持ち帰れるというもの。

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この中にどうもワインが入っている様子。
瓶をコルクで密閉するための機械も並んでいた。

混みあっている時はきっと行列ができるのかもしれないが、私が訪れた時は、スタッフが6~7人待機しているだけだった。

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これがラベル作成用のパソコンだ。
右側に6つのラベルデザインが用意されていて、ディスプレイ奥に取り付けられたカメラで写真を撮影する。ちなみに左側のラベルに写りこんでいるのは、カメラを構えた私。日付も入っている。

1本作って100元(約1,500円)。
いい記念になると思う。

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そして花のパビリオン。

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入ってみたら花というより「ハーブ」のパビリオンだった。一面にいろいろな種類のハーブが植えられており、空気も爽やか。記念撮影用のいすも置かれている。

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精油作りのデモがあったり、花やハーブを使った石鹸・香油なども売られていた。

前日のテレビでも紹介されていたギフト缶も。
土に肥料、そして花やハーブの種がセットになっていて、開けて水をかけてあげれば簡単に育てられるというもの。

種類も実にさまざま。ひまわりもある。
本当にこんな小さな鉢で大丈夫なんだろうか?

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最後に訪れたのが「芽菜世界」。
いわゆるスプラウト。地味っちゃ地味なんだけど、個人的にはなかなか面白かったし一面芽菜という風景は結構癒しになる。

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種類も非常に多い。今まで見たことないようなものも。
小麦を発芽させて作ったスプラウトもあった(芝生っぽいというか田植え用の苗みたいだったけど)

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考えてみたら、発芽する種なら何でもきっといいんだろうな。

昔よく、アルファルファとか育てて食べていたので、またやってみたくなった。ただのもやしと違って、栄養分もあるしね。

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なあんて思いながら歩いていたら、専用の育成容器発見!
この円筒形で二段型のものは、温度管理もできるので一年中「芽菜」を育てられるというもの。

その名も「小農人」。

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もっと手軽に育てたいという人用には、ざる付きの専用トレイ。
白衣スタッフが、種の種類や育てる日数、注意事項など早口で説明している。

「小麦」「黒豆」などは私でも聞き取ることができた。

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豆・種の種類は実にいろいろ。
大きなトレイに1~2回分くらいの豆・種も売られていた。日本円にして数十円。

せっかくなので私も買ってみた。
今はまだ北京の気温、最高で12度くらいな上、部屋の暖房(セントラルヒーティング)はこの間の大雪の翌日で終わってしまったので、もちょい暖かくなったら栽培開始しよう。

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別の展示が行われているこの建物群は、時間切れになってしまったので断念。

どの施設も非常に新しく見える。
このイベントのために新たに建設し、会期終了後は一般の展示会会場になるのかもしれない。

5月12日までまだやっているので、機会あればまた来てもいいかな。

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東西の会場をつなぐ歩道橋の上からみた北側。
奥に、イチゴ狩り会場となっている巨大温室がずらり並んでいた。

そのさらに奥には、北京北部に連なる乾いた岩肌の山々。越えると万里の長城があるエリアだ。

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お土産用のイチゴ売り。
かなり粒ぞろいのイチゴが、1パック10元~15元で売られており、まわりの中国人家族もたくさん買っていたので、私も2パック。甘くておいしかった。

結局、滞在時間は2時間ほど。
まわり切れていないしほとんど休まず歩きつづけていたので、少なくとも3時間は必要だったと思う。

私は園芸も野菜も興味あるので、どのパビリオンも非常に面白かったし、結構展示に工夫されているので見ているだけでも楽しい。

北京では他にも頻繁に展示会などが行われている。
仕事に直接は関係なくてもいろいろヒントになる情報は得られるはずなので、時間許す限り、これからも足を運んでみようと思う。

<余談>

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満員のバスの中で、日本から持参したタブレットで、友人のぽりんさんが初出版した電子書籍を読みながら帰ってきた。持っていくかどうするかすごく悩んだけど、これやっぱりよかった!「起きてから寝るまで中国語」シリーズなども全部スキャンしてここに入れているけど、電車やバスの中で見るのにすごく便利。

日本語の本広げているとちょっと目立ちそうだけど、若い人中心にiPad使っている人は非常に多いので、これだったら違和感ない。暇な時間見つけてちょこちょこ勉強できるのは非常に助かる。

電子書籍自体も、海外では本当に重宝する!

ということで、改めて紹介記事は書く予定だが、「そろそろ電子書籍体験してみようかな?」とか考えている人には、のぽりんさんのこの本をおススメする。

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[旅]中国生活2013-2014<北京編>の記事一覧