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麗江古城

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雲南を代表する観光地が「麗江(リージャン)」。
ここは少数民族ナシ族が暮らす街で、麗江古城はエリア全体が石畳の昔ながらの街並みになっており、1997年に世界遺産に登録された。

●麗江市 - Wikipedia
●麗江古城 - Wikipedia

「私の家は麗江の近くです」

幸運なことに、海南島海口での相互学習相手のひとり呉さんの家が麗江近くの永勝市で、私が雲南を旅行する頃ちょうど帰省するという。

「案内しますよ」

やったー!

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麗江に到着した翌日昼、南門で待ち合わせて一緒に麗江古城を散策することになった。

麗江古城は、大理や西安などと大きく異なる点がある。それは「城壁がない」という点だ。中国語のガイドブックによると、ここを長らく支配していたのが「木氏」で。「木」を「口」で囲んでしまうと「困」になってしまうからという説もあるという。まぢか。

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もうひとつこれまで訪れた他地域の古城と異なるのは、一区画もしくはメインストリートだけでなく、エリア全体が昔ながらの街並みになっており、道がくねくね入り組んでいてて迷路状態な事だ。

●麗江古城案内地図

計3日滞在したが、最後まで位置関係わからず迷走しまくった。
ただ迷うのも面白い。細い裏路地もまた風情があり、いろいろ新しい発見があるからだ。

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古城内はすべて石畳で、一般の車は入れない。
メインストリートはほぼ、観光客向けのお土産屋さんなどだ。

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まずは古城を上から眺めようと、高台に向かった。

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途中、細いカラフルな糸で髪の一部を編み込んでいる人発見。これ麗江の名物らしく若い旅行者がかなりやってる。昆明でも編み込みしてる人みると「あ、この人はもう麗江に行ったんだな」とわかるほど。

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目的地だった高台・獅子山は割と高額な入場料必要ということで中には入らず、そのすぐ手前にある店舗がやってる展望台サービスを使うことに。

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確かひとり5元だったかな。

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二階にあがると椅子とテーブルが並べられていた。
ここでお茶・コーヒーなども飲めるが、注文せず滞在するだけでもOk。

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伝統スタイルの建物の瓦屋根が密集する古城。
まるで中国の時代劇の世界にいるようだ。

古城の規模に圧倒される。

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反対側にいくと雪をかぶった高い山も見える。
麗江市の北には5,596メートルの玉龍雪山がそびえている。

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記念撮影♪

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四方街広場。
ここが麗江古城の中心的な場所で、ここからバー街やお土産屋さんが立ち並ぶ七一街など多くの通りが放射線状に広がっている。周辺は朝から晩まで観光客でいっぱい。

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民族衣装の年配女性たちが輪になって踊っていたり・・・

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なぜかみな同じ服装の団体旅行と思われる一群がいたり。

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観光客の多い通りには、こんな案内板が設置されているんだけど、かなり狭い範囲の地図しかなく使えそうで使えない。

古城の中ではいたるところで地図を売っているので、着いた時に最初に買ってしまったほうが賢明だと思う。さもないと同じところを何度もぐるぐるまわってしまったりするので。

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広場から大水車がある北門に向かう道はバー街となっている。

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古城情緒を楽しみながらしっとり飲めるところかと楽しみにしていたら大間違い。派手な照明に大音量の舞台。ライブハウスか!?的なノリのところばかりだ。

細い路地にあるバーはそうでもないようなので、落ち着いて飲みたいなら別の所で探したほうがいい。

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大水車。
ここが古城の北端で、この外側は車も走る大きな通りだ。

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これはこのエリアで今も使われている「三眼井」。
3区域にわかれて水が張られており、ひとつめは飲み水、ふたつめが野菜を洗うところ、みっつめが食器を洗うところとなっているそうだ。飲み水は既に水道水やミネラルウォーターに置き換わっているが、野菜・食器洗い用としては今も現役だそう。

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実際に近くのお店の人が野菜を洗っていた。
飲食店はそれぞれ調理場あるし、野菜の量もこんなものじゃないので、恐らくお土産屋さんなど一般のお店の人が自分達のお昼ご飯を作るためだったのかもしれない。宝石屋さんなどでもお昼になると店内の一角の電磁調理器でいい音たてながら野菜炒めてたりして、最初見た時はびっくりした。

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古城内には宿がたくさん。
「酒店」「客線」など書いてあるのがそうだ。

「房」は部屋の意味。「今日有房」「有空房」とあれば空き部屋があるという意味。歩きながら気になる宿の部屋や中庭を見させてもらい、その場で決めるというのがいいかもしれない。

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門をくぐって中に入ると四角い中庭があり、中庭に面して一階・二階に部屋があるという構造がもっとも多い。宿によってはもっと入り組んでおり、中庭などの共有スペースでお茶するなどしてのんびり過ごせるようになっているところが多い。

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中心エリアからはずれれば静かで落ち着いた雰囲気のところも。
細い水路沿いにとてもいい感じの旅館がたくさんあったので、次はこうしたところにも泊まってみたい。

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麗江古城は、ほぼ全域が観光客向けの店や宿となっていて、大理古城のような生活感ある場所には行きつかなかったが、それでも川が流れる細い路地や橋など風情あり、ただ散歩しているだけでも楽しい。

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時間があれば数日滞在して、カフェでまったりしたり宿の中庭でのんびり過ごしたりというのもありだと思う。

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地元料理をいろいろ食べてみたいということならこのフードコート(小吃街)がいいだろう。一人旅行の人でもいろいろちょっとずつ食べれるのが嬉しい。

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これはナシ族特色料理とのこと。
大きな茄子を船のようにして中にひき肉など入れた料理だ。

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注文すると、それを鍋で炒めながら細かく刻んでくれる。白ゴマもたっぷりかかっていて美味しい。

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こちらは中にナッツ系だったかな餡が入ったおまんじゅう。3つで10元だがこれも食べ歩きにGOOD。

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夜には赤いちょうちんに明かりがともり、昼とはまた違った風情の街になる。長くなってしまったので、そのレポートはまた別途。

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