「ツール・ド・ランカウイ2011」観戦(後編)
予定してなかったスタート直後のレースを観戦でき、興奮気味に向かったのはゴール地点。
到着予定時刻は2時間後だが、ノートPCもiPhoneも持参したので、日陰で写真整理でもしながら、島を一周した選手たちが帰ってくるのを待つことにした。
これがゴール。
近くにはちょっとしたパーティーの準備がされていた。VIPやスポンサー企業関係者などがここで打ち上げでもやるのだろうか?
赤い布が敷かれた大きな天幕の下にたった一個のゴージャスな椅子。
会長とか知事とか座るにしても大げさすぎるので、きっとこのエリアのスルタン用のものだろう(そんなアナウンスもあった)。マレーシアは、昔ながらの「スルタン」が残っている(輪番制で国王になる)。
早くから場所取りしてる人などがいるかと思いきや、首から名札下げた関係者と「MEDIA」と背中にかかれたベストを着た取材の人以外はほとんどおらず。
100m近くにあるホテルの日陰で時間をつぶすことにした。
そして一時間ほどが経過。
相変わらず一般の観戦客の姿はあまりなく。まだ初日だし島だから、わざわざここまで来る人は少ないのかな。
レースクイーン?青いドレスのきれいな女性も登場した。
ゴール地点を正面上部から捕らえるクレーンカメラも動き始め、少しずつ周辺がざわめき始めた。
そして30分前。
何をきっかけに動きがでたのかマレーシア語がわからない自分には不明だが、まわりでぶらぶらしていたり日陰に座っていた人たちがいっせいに、コース脇の柵に向かっていった。一緒に走る私。こういう時は躊躇せず感覚で動くが勝ちだ。
ゴール予想時間の10分前くらい。
炎天下でまっていると、応援グッズが配られた。
これ。
厳しい日差しを避けるのにも使えて、旗より実用的だ。
スピーカーからも、場を盛り上げるノリノリのアナウンスが流れてくる。たぶんこんなことを言っていたんだと思う。
「お前ら、選手たちを迎え入れる準備はできているか!?気合は入っているか!?」
そのたびに歓声があがるので、私も「うぉー!」とか叫んでみる。
そしてスタート直後同様、コースの奥から低空飛行のヘリコプターがやってきた。
そしてゴール直前の激しいバトル。
激しく密集した選手群。
目で誰かひとりを追いかけるのも、日本選手チームのユニフォームを見極めるのすら難しいスピードだ。
ホテル前で応援していた友人から「私の分も、ともかく日本語を叫んであげてください!」というTwitterコメント受け取っていたにもかかわらず、私も同様に「うあ・・・」とか言っている間に、全選手が目の前を通過し終わってしまった。
それでも後半のほうを走っていた日本のチームの選手の姿をカメラに収めることができたぽいのでよしとしよう。次に観戦する機会があったら、最初からカメラはあきらめ、動画で撮るぞ!
そして表彰式。
続いて勝者インタビュー。
メディアもちろんかなり集まっていたけど、iPhoneカメラ構えた自分なんかも最前列にいけちゃうほど、どちらかというとこじんまりしたものだった。
日本のチームに遭遇できたら、写真撮って、応援メッセージを一言だけ伝えようと思ったけど、翌日のレースに備え、すぐホテルに行き、フェリー埠頭に向かってしまったらしい。こんな炎天下で10日間もデッドヒート繰り広げるなんてすごいなあ。
海外でこんな国際レースを観戦できると思わなかったので、超ラッキーだった。Twitterで情報提供してくれたAtsushiさんに改めて感謝!