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2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(5)そしてさらに・・・

写真昨夜、“2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる記事”を書いた。深夜に書いた気合入りすぎの記事は、即公開しないことにしている。

それで一晩寝かせ、午前中に少し内容を整理し、お昼に公開した。

こんな文章ばかりで冗長な記事、あまり読まれないか、あるいは最後の1本だけ読む人が多いだろうと思ったら、そんなことなかった。どの記事もほぼ同数のアクセス数で、かつ非常に多くの方が読んでくれた。

ありがとうございます。

早くも何人かの方がコメントやトラックバックをくれた。
そして思った。やっぱりブログって・・・
 
 
最高の「考えるためのツール」だ!
 
 
それらの内容が、自分にとっては本当に興味深く、新鮮で、刺激的で、
またまた考えさせられるものばかりだ。面白い!本当に!

コメントして終わるにはもったいないので、ブログらしくオンライン対話形にしてみたい。


温度のある文章を

最初にコメントをくださったのは、「目指せ☆ネットでわらしべ長者」のayanさん。
誠実な人柄が伝わってくるサイトやブログを多数運営されている方だ。

ayanさんのコメントはこちら


私がレビューを書くにあたって一番身につけたいスキル、
(スキルといってよいのかわかりませんが)、それは、
“温度のある文章を書くこと”です。

たくさんレビューを書いていると、いつの間にか、かっこいい文章、
流暢に流れる文章を書こうと思いがちですが、多少文章のまとまりが
悪くても、書き手の体温の感じられるようなブログの方が、ずっと
読み手の心に響くレビューだと思うのです。

ああ、ayanさん、本当ですね。
正直なところ、このコメントにはどきっとさせられました。

自分が今回レビューブログについて書いた一連の記事の中に、この要素がまったく入っていなかったからです。いつの間にか、よいブログを作ること→「スキルアップ」という発想になっている自分に気づかされました。

同時に、ayanさんのブログ記事、それが料理の話であっても、企業のキャンペーン紹介の記事であっても、同じように何か温かみとayanさん独特のやわらかい雰囲気を感じる理由に納得がいきました。

自分も心がけたいです。


読んで面白く、それでいて役に立つレビューというのは


レビューブログも随分身近になった気がしますが、「タダの広告塔」になっているブログも多々あったりして…フクザツな心境です。マーケティングが絡むレビューは色々と気を遣うフシも多いそうですし…

読んで面白く、それでいて役に立つレビューというのは、結構重労働ですよね(苦笑)。

・・・とは、カナタミコ・ブログの彼方みこさん。昨年、MONO-PORTAL賞というのをやっていた時、受賞候補のひとつで「いいよなあ、このレビュー記事」と思いながら、じっくりいろいろ見ていた記憶が鮮明です。なので、リンクシェア大見本市でお会いした時は感激でした。

そうなんです、レビューブログという言葉が、最近の潮流だと「単にバズマーケティング系サービスに乗っかって記事を書いているだけのブログ」という捕らえられ方にもなってきていたりするんです。

新聞やテレビで「ブログの口コミと企業のマーケティング活動」をテーマとした特集などを見ると、その傾向強いですよね。企業のマーケティング活動の一端を担う・・・というと聞こえはいいけど、内実は「対価をもらって宣伝記事を書くブロガー」というところに強くスポットが当たっていて「(収入目的で)レビューを書くブロガー達」という、ちょっとバイアスがかかって捉えられている一面が強いなあと危惧しています。

MONO-PORTALにトラックバックされている記事群を見て欲しい、と。
もっと全然違ったモチベーションと立ち位置で、読み手に役立つレビューを書くことにやりがいを感じている人はいっぱいいるんです、そう主張したい気持ちです。

なんで、彼方みこさん同様「フクザツな心境」は常にあります。

ま、危惧しても何も生まれないので、「MONO-PORTALという場を通じて、まっとうなレビューブロガーの存在を広めていくぞ!」とポジティブに考えていこうと思います!


無理のない程度にそれを意識しながら徐々に

そして、記事を書いてトラックバックしてくれた方もいます。

レビューとは?(アフィリエイト始めました☆)


私は今まで、役に立つレビューを書く、
絶賛系のレビューだけは書かない、単にそれだけを考えていました。

今日、和田亜希子さんのブログでレビューとは何か?
という記事を読みましたが、それだけでは不十分だとわかりました。

そもそも役に立つレビューとは何なのか?
レビューを読みたがっている人はどういう人なのか?

かず12321さんのほうがしっかりしたスタンスです。
偉そうなこと書きながら自分、けっこう絶賛系の記事書いたりしてます(^_^;

知り合いに頼まれたから、昨夜おごってもらったし、あれやこれや・・・。
今読み返すと、「いかんよなあ、これ」という記事もあったりします。

私は割と「ゆるい」人間で、理想も追いつつ、
けっこう現実的に妥協もしちゃうんです。


レビューを書くときに注意するポイントはとりあえず把握しておく。
無理のない程度にそれを意識しながら徐々に良いレビューを作成しよう、と決意する。

なんで、こういう「無理のない程度に」っていうのは、とても大切だと思います。
たまに真面目に考えてみて、あとは楽しく無理なく・・・ですね!


個人で作るものをどこまでプロ的、商業的にするのか

mamazouさんのコメントです。この方とは、火曜日の夜に一緒に飲んでいたのですが、その席では、今回の一連の記事内容とも関連するのですが、「個人サイト」の立ち居地や、アフィリエイト・ドロップシッピングに関する話で盛り上がりました。その議論は非常に刺激的でいろいろ考えさせられましたが、書くと長くなるのでまたの機会にします。


学生のときに作っていたミニコミ誌の編集方針をめぐった激論?を思い出しました。

個人(含む集団、アマ、インディーズ)で作るものをどこまでプロ的、商業的にするのかっていうのは、BlogとかCGMとかインターネットとかいうものよりずっと前から議論され、結論のでないテーマですよね。

とりあえず、商売(広告)なら商売って明記するのが真摯な態度だよなぁって思います。

そういわれれば、本当にそうですね。
今に始まった話ではなかったんですね。

多くの場合、議論の焦点って「境界線」なんですよね。
同時にネットの場合、その境界線があるようでなかったり、途中で消えていたりするところが面白いですよね。まあそれも、ネットに限らない話かもしれませんが、すべては「解釈」次第で、だから議論になるんですよね。

アフィリエイトで問題になるのは、どこまでが純粋な情報発信で、どこからが「商売」なのかです。そもそも、その考え方が古いという意見もあるとは思います。先日の議論もそうだったと思います。

企業が運営するメディアサイトであれば、広告部分などはある程度それとわかるよう切り分けて、読者を錯誤させないメディアとしてのモラルが働くのですが、アフィリエイトの場合、1人の人がひとつのサイト上でそのバランスをとっていくので、時に難しかったりします。体験レビューの形式をとりながら、単に「売ることが目的」なんてことも多々あります。

同時に、アフィリエイトと一口にいっても、いろいろな人がいます。

収益を得るためにサイト運営を積極的にやっていく本格派もいれば、そうではなく、情報発信やコミュニケーションが何より楽しく、そのスパイスとしてお小遣い稼ぎ程度のアフィリエイトをしている人もいます。

アフィリエイトという仕組みは、そのどちらをもカバーする「ゆるさ」が私は好きなんです。

アフィリエイトの中でも、コマース志向で本格的にネットビジネスに取り組んで行きたい人は、ドロップシッピングに向かっていくと思いますが、アフィリエイトという形のほうが自分のサイトスタイルには合っていると積極的に考える人もたくさんいます。

あ、なんか話がそれましたね。
またいろいろ、mamazouさんともこのあたりの話をしてみたいです。
(私があまり酔っ払わない範囲で・・・笑)


アフィリエイトを使うモチベーション

ふろすです。さんとは、自分がソニーのハイビジョンハンディカム「HDR-HC1」のモニターをしていた時に知り合いました(ってオンライン上でですが)。ソニー製品には、つい夢中でレビューしたくなる、そんな魅力があります。

なぜか「ブログ炎上事件」でも企業名が登場してしますが、メーカーが動かなくても、ユーザがどんどん勝手にすごい濃い~レビューサイトやコミュニティを作っていってしまうような気もしたりします。

ふろすです。さんのコメント


でも、アフィリエイトって自分がお薦めした商品を購入されたかどうかわかり、特に島根やソニーがらみのものだったりすると本当にうれしかったりするので、そうして、またモチベーションが上がったりするし・・・。
ということで、結構かんがえましたが、結局まあ、いまのまま楽しく続けてみます(^^;)

ふろすです。さんのブログは、すごい良心的だと思いますよ!
まったく「ちょっと後ろめたい気持ちも感じたり」なんて必要がないほどに。

「その企業の製品が大好き!というファンが、自分のサイトで新製品を紹介したり体験レビューを書いたりして、アフィリエイトもしてゆく」という、すごく理想的な形だと思ったりしています。

アフィリエイトは、収入以上に「自分の薦めた商品を誰かが買ってくれた」というところに喜びがある場合もありますよね。特にレビュー絡めたものの場合はその傾向が強いです。なんですごく共感しました。

ぜひぜひ、今のまま楽しく続けてください!
そして熱い思いがこもったレビューをぜひ、MONO-PORTALにトラックバックしてください!


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この記事も長くなりそうなので、分割します。
コメント・トラックバック、まだまだ受付中です!


> 続く(2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(6)そしてさらに・・・続 )


2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(1)はじめに
2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(2)モチベーション
2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(3)参考になるレビューを目指して
2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(4)レビュープロモーション
2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(5)そしてさらに・・・
2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(6)そしてさらに・・・続

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