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2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(6)そしてさらに・・・続

写真前の記事に続き、いろいろコメントやトラックバックで寄せていただいた他の方の考え方や思いを踏まえて、さらに「レビューブログ」を真面目に考えてみたいと思う。

あ、普段からこんなに真面目に考えてるわけじゃないです、念のため。

情熱、そして好奇心

以前から書き込んでいた記事をまとめて公開してくれたのは、かん吉さんです。

私が書きたいレビュー byかん吉


1)短いこと
私は長い文書をディスプレイで読むのが苦手で……。
画像や表とかがあって、文書は短く簡潔な方が好きです。

2)前向きであること
悪いところだけを猛然と非難するようなレビューは、読む気になれません。
当事者の方々を尊重し、何事にも良いところはあると信じたいです。

長所:短所=7:3くらいが丁度良いと思います。「○○と△△と□□は良い。けど××には注意」くらいに。

3)ノイズが少ないこと
「本当はピンと来なかったモノでも、せっかく体験したのでとりあえずレビューしてみた」感じのレビューは、遠慮したいです。

ただでさえ情報過多で欲しい情報が見つかりにくくなっている状態です。何でもかんでも紹介するのではなく、レベルの高いものだけを選んで紹介するようにしたいです。

すみません、なんかとても共感してしまったので、
かなり長めに引用させてもらいました(本当はこんなに引用しちゃいけないんです)。
すごく大事ですね。

ちなみに「長い文章」を毎回書いてしまうのは自分です(笑)
気持ち的には、絶対に「短くコンパクトに濃縮されているほうがいい」と思っているんです。なんでいつも、書き終わった後、カットしてカットして、接続詞も余計な例えも極力削ってかなり短縮化した結果が・・・やはり長い。うーむ、まだまだ未熟モノです。

「ノイズが少ないこと」についても、自分自身を反省しました。
まさに「せっかく体験したのでとりあえずレビュー」が増えてきてしまっています。

ブログ中毒なんでしょうね。
「何を選んで発信するか」、ここは情報発信者の能力を問われる部分だなと思いました。

そしてその後の「それと、文章には「魂」のようなものが・・・」以下も、なんか激しく共感しました。が。ここまで引用すると確実にブログのルール違反になってしまうので、続きはかん吉さんの記事を読んでください。


自然体の自分の気持ちのまま/生活の一部

私が書くレビュー(夢子ブログ)

率直・直球レビューと言えばこの人かなと思うほどに、
ほんと自然体で楽しくレビューしているのが夢子さん。


レビューも日記も同じような感覚で書いている。
だから苦痛になることはない。
アップする楽しみで書いているし、
近ごろ、激しく物忘れがひどいので、
自分用のメモ張がわりみたいなものだ。
これじゃレビューとはいわないかもしれないけれど、
苦痛になるレビューは書きたくない。
自然体の自分の気持ちのままを書きたい。

おお、懐かしい!「生食クッキー センキー」!
私の最初の緑本に事例で紹介させてもらったんですよね。

あれが最初というのは、なんかすごい縁を感じました。


私にとってのレビューは家族団欒のひとつかなぁ。
こんなブロガーが世の中にひとりぐらいいてもいいでしょう(笑)

いやー、素敵です。
ayanさんが書いていたけど、本当にかっちょいい言葉を駆使してそれっぽく書くレビューより、「書き手の体温の感じられるようなブログの方が、ずっと読み手の心に響くレビュー」ということなんだなと思ったりします。

それにしても熊日夕刊の記事、偶然ですね!
「企業 ブログに“熱視線”」「偽装宣伝も 過信」のタイトルがなんとも(^_^;。


世に出回る良いものをたくさんの人に伝えたい

マウスコレクターであるsontokuさんからいただいたコメントです。


モチベーションはやはり、世に出回る良いものをたくさんの人に伝えたい、というのが一番です。
あと僕の場合はアピールですね。もちろんマウスコレクターとしての(笑)マウスといえば僕となるためにも、レビューでアピールする必要がありますので。

sontokuさんの場合、“発掘者”でもありますよね!

パソコンとかデジカメのようなメジャーアイテムと違って、マウスって、いろいろなメーカーで本当にたくさんのものがでているけど、そうそうまとまって見ることができる場所ないし、ましてや量販店の店頭にも並んでいないユニークなマウスもたくさんあって。

sontokuさんのおかげで「こんあものもあったのか!!!」と、
毎回、本当に楽しませてもらってます。


レビューを書くために買う?しょっちゅうですよ(^^;)

素敵です、
素敵すぎです(笑


自慢したいとか、愚痴りたいとか思っちゃう人間の本能

いや、本当にそうだ!

レビューブログのモチベーション(うかブログ)

このうかさんという人はすごい。
すごいじゃ伝わらないのですが、
まずレビュー文章が面白くて「ツボ」に直球で入ってくる。

面白いだけじゃなくすごいのは、MONO-PORTALの企画の賞品「外付けハードディスク」のレビューを書いたらそれがなんとも濃厚で、「記事」から発展させて、こんなサイトを立ち上げちゃった人。

外付けハードディスク使用体験レビューブログ

で、これが超短期間でYahoo!のディレクトりに登録された上、サーファーの今日のおすすめみたいなところで紹介された時には、大量のアクセスが押し寄せたようで(記事内にちょろっとリンクされていたWADA-blogにも人が押し寄せたので、想像を超えるアクセス数だったのでしょう。バッファローの知人も賞賛してました)
 
 
なんてすごいんだっ!!!
 
 
と、同じブロガー・サイト運営者として、震えがでそうになりました。
(だって本当にすべてを超短期間でやってのけちゃったんですよ!)


で、なんでまたそんなに「レビュー記事書き」が楽しいのか。

たぶんね、自慢したいんですよ。自分が使ってるモノだとか、利用しているサービスだとかを^^;

これってブログだけのことじゃなくて、普段の生活での会話でもよくあることだと思うんですよ。

確かに。
これは人間の本能ですね。

で、会話だったら、単に「買ったよ」「どれどれ」となるところが、なぜブログだと「ある程度のところまで自分で説明」してレビューと言うような形態になるのかというあたりの分析にも納得。

そっか、そういうことなんだ、と。


ブロガーのみなさんがどんな感じでモチベーションを維持してるのか、私も聞いてみたい!ということで、レビューブログのモチベーションに関して記事を書かれた方がいらっしゃいましたら、和田さんのところにトラバするついでにウチにもトラバしてやってくださいませm(_ _)m

もしこの後、関連記事を書かれる方がいたら、
ぜひ「うかブログ」にもトラバしてみてください。


企業側の期待を頭に置きながらも、本来のアフィリエイターの立場を忘れずに

hbritさんからいただいたコメントも、真剣に読ませていただきました。

最近、バズマーケティング専門サービス以外に、アフィリエイトのASPが「記事作成」そのものに報酬を支払う形のサービスを始めています。それに対して否定的なスタンスの人も多いのですが、自分はどちらかというとhbritさんと似た考え方で、双方の使い方次第だと思っています(あと参加サイト・ブログの格付け、ルールの明確化、一般ユーザに対しての透明性など、サービスそのものがもう少し成熟していけば、解決する問題もあると思っています)


しかし、多面その商品が優れた商品でアフィリエイターも皆さんによく知ってもらいたいと思う場合には、とてもいい制度ではないかと思います。
なぜなら、今までは、広告を貼って、熱心に記事を書いても、見た人がそのブログから購入せず、或いは、見るだけでお店へ行って買ってしまった場合には、企業は利益(広告効果)が上がってもアフィリエイターは空振りになってしまい、全く不合理な面があったわけですから。
つまり、広告効果は上がってもアフィリエイターは、ただ、空手で指を銜えてみていなければならなかったのです。

露出するだけでも広告効果はあります。hbritさんが指摘されているように、他チャネルでそのメーカーの製品を買っている人も少なくないでしょう。

ECサイト側のレポートを見る機会がある人ならわかると思いますが、全体のインプレッションの大部分は「一切対価が支払われていない“タダ露出”」です。成果報酬を得られているのは、上位のごく一部です。

そういう意味で、今のアフィリエイトを補完するものとして、
使い方次第では一定の有効性があるのかなと。

ただ、純粋な成果報酬型以上に、課題もいっぱいあります。
「ある日突然、1000人以上のブロガーがソニー銀行のカードローンをひたすら絶賛しまくる」という、見ているだけでムズムズするようなプロモーションも登場してしまいます(SEO的には効果あるんでしょうが・・・今は)。

記事に対価を払うというシステムが、企業やブロガー、そしてエンドユーザにとっても有益なものになるよう、仕組みそのものが、今のプリミティブな状態から早く次のステージにいくことを願っています。


意識をする事が大事


私は最近サイトの縁より仕事でコラムを書くようになりました。今まで好き放題?に書いていた文章だけど企業のチェックが入ることによって少し戸惑いを感じています(こんな事書いたら侮辱になるだろうか・・・とか気を遣ってしまう)。
自分が少しでも影響を与える立場になれたことは嬉しい反面、これからも同じ調子で正直すぎるコメントをしていくとは考えられず、やはり気を遣わずを得ないというか・・・。

つつじさんのコメントです。

自分もそうなのですが、今はサイトが縁で仕事につながってゆくこともあり、本当にいい時代ですよね!
同時に、期待されている個人のテイストを損なわず、でも仕事としてやっているというスタンスもあって、そのバランスをとるのがより難しくなっている側面も感じます。


でも、気持ちはぶれない、その意識をする事が大事なのだと思い直しました。またmonoportalのような対等の立場である場所を提供してくれた和田さんに感謝です。

ですよね。
できるできないは別として、意識しておくだけでも違うだろうなと思ったりします。

MONO-PORTALのこともありがとうございます。
そういってもらえるとうれしいです。


興味の向くまま気の向くまま、自分に正直にレビューをつづけていきたい

いまいち☆さんも、自分がMONO-PORTALを通じて知り合った、尊敬するレビューブロガーのひとりです。


プロフェッショナルは『軸がぶれない』。
私はそれが正しいと思っています。

ですが、素人はあっちにフラフラこっちにフラフラ、軸ぶれまくり…。
これも、正しいのではないかと…。

ひとつだけ補足させてください。
自分が記事内で書いた「軸がぶれない」は、プロとしての「軸」のことを書いたつもりではなく、むしろ逆です。
(思い出しました!“あの”プロフェッショナルの方の言葉に「ぶれない」がありましたね!!!)

プロの方は、対価をもらって雑誌などにレビューを書いています。
仕事として割り切っているでしょう。

私たち一般ブロガーはそうではありません。
だからこそ、「率直な感想・評価を書く」など、スタンス(軸)が必要かもと感じています。

さもないと、企業からモニターさせてもらったから褒めて書かなくちゃ、アフィリエイトで提携しているから売れるようにしなくちゃ・・・と、単なる提灯記事を書くようになってしまったりしかねない──、そう思っています(企業が対価を払ってブロガーに記事を書かせるシステムの話です)。

そうはいっても、じゃあ自分が本当に軸ぶれていないかというとそんなことなく、俗な思惑に流されて、いろいろ本音とはずれたことを書いたりすることもあります。その辺、結構ポリシーあるよでない、ゆるい奴です。なんでまあ、自分にとって「理想」でもありますね。


子どものように何にでも興味を持ってレビューの対象を見つけ、オバサンの厚かましさでいいたい放題思ったことをレビューする。
広く浅くで、ハンドルネームどおり何でも『オールいまいち』だとしても、それが本望かも、です。

「子どものように何にでも興味を持って」というところが、いまいち☆さんならではだなと感じました。すごくわかる気がします、記事を読んでいて。いつまでも、子供のあくなき好奇心を失わない自分でありたいですよね!

今年もよろしくお願いいたします。


+++


こういう形で、他のブロガーさんのいろいろな意見を聞けるのって、楽しいですね。
かなり今、自分の中身が活性化されているのがわかります。

うーん、がんばるぞ、MONO-PORTAL!!!


2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(1)はじめに
2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(2)モチベーション
2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(3)参考になるレビューを目指して
2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(4)レビュープロモーション
2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(5)そしてさらに・・・
2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(6)そしてさらに・・・続

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