≪お花見≫六義園のしだれ桜
麻布十番駅から駒込駅へ。
雨足も次第に強くなり、このはしごツアーも最後までは無理だろうと覚悟したが、やはり「六義園」までは行きたかった。
あとで改めて記事にしようと思うが「はしごツアー」することの意義ってあると思う。ひとつには「意外に行っていなかった場所への訪問」だ。自分ふくむ多くの人にとってのそんな場所が「六義園」かもしれない。
駒込駅をあがろうとした時のこと。
森田さんが周辺地図を見ていて、ひとつ面白い場所を発見した。
「染井吉野桜記念公園」
染井吉野の由来ともいえる場所だ。
江戸末期から明治初期に、江戸の染井村(現在の東京都豊島区駒込)[1]に集落を作っていた造園師や植木職人達によって育成され「吉野桜(ヤマザクラの意)」として売り出していた。(Wikipedia─ソメイヨシノ)
よく、桜について語られるエピソードのひとつに「すべての桜はクローン」という話がある。
だからこそ、一定の気温になった時にいっせいに開花するのだと。
でも、ここ駒込で生まれたとは知らなかった!
これは、毎年お花見時期に使える「うんちく」ネタだな。
六義園は、雨天にもかかわらず混んでいた。
いや、例年に比べたらがら空きなのかもしれない。
「ありゃー混んでるわねえ」
「いやー、見事に空いているねえ」
という声が混在していたので。
竹林の中を進んでいく。
浜離宮とはまた違った趣の庭園。
夜はライトアップされるんだけど、そのライトも斜めに切った竹筒の中に仕込まれていた。
そして少し広い場所にでるといきなり目の前にしだれ桜。
大きい!
これは確かに見事!
いわゆる「一本桜」というものを見たことがなかったので、感動した。
かれんな花びら。
満開を過ぎ、初々しい緑の葉もでてきている。
そして、やはり食らいつくように写真を撮りまくっていたminaさん。
黄色いレインコートが皆の目印に。
庭園内には、何箇所か御茶屋があった。
どこも混雑していたが、少しだけ待って無事入れた。
お茶と和菓子のセットで500円。
桜モチーフではあるものの、ひとりひとり形の違う和菓子。
お店の人がそれぞれどういう桜なのか説明してくれた。
ライトアップは5時半頃から。
まだ夕方頃だったのであまりわからなかったが、人は増えていた。
木のベンチにも、桜の花びらがたくさん張り付いている。
帰り道には、竹筒の明かり。
他に街灯らしきものはなかった気がするので、もっと暗くなったらこれだけが頼りという場所かもしれないが、風情がある。
つつじ、紅葉も見事とのこと。
今回は雨で十分にはまわれなかったので、ここはまた別の季節に足を運びたい。
>続く