「アデニウム田端」モデルルーム見学(前編)
1月7日(月)の午後、「アデニウム田端」のモデルルームを訪れた。過去2、3回、暇つぶしでふらりモデルルームに入ったことはあるが、真面目に(?)訪れるのは初めて。
有楽町から向かったので、千代田線で西日暮里に行き、そこから歩いてモデルルームに行くことにした。
↑モデルルームと、建設中のマンションの場所はここ。
西日暮里駅の周辺は、なんとなくごちゃごちゃしている。
山手線の駅とはいっても、上野から池袋あたりは、けっこう駅前は思ったほど賑やかじゃないところも多い。
西日暮里周辺を歩くのは、たぶん今回が初めてなんだけど、かなりびっくりしたのは、線路が入り乱れていること。四方八方に線路があって、歩いていると必ず線路にぶつかる感じだ。
線路基準に歩いていこうとすると、途中で目の前に見えているのがどの路線なのかわからなくなり、現在位置を失う。
案の定迷って、気づいたら「尾久橋通り」を歩いてしまっていた。
この「尾久橋通りにも、新たな線路が建設中だった。
建設中というか、もうほぼ完成しているらしい。
その名も・・・
ただこの時は、迷った上に傘もないのに雨まで降ってきて、写真撮影する気持ちの余裕がなかった。
やっとたどり着いたモデルルームは、住宅街の中に突如現れる商店街沿いにあった。
コインパーキングの一角っぽい。
中に入ると、スタッフの女性が笑顔で迎えてくれた。
どうやらお客さんは自分ひとりだけのようだ。
いくつか並べられたテーブルに座ると、ドリンクメニューがでてきた。
「何か温かい飲み物はいかがですか?」
「はい、じゃあコーラください」
どうやらモデルルームというところは、無料でドリンクが飲めるらしい。
すぐモデルルームを見ることができるのかと思ったがそんなことはなく、なにやらいろいろ書くものがでてきた。わかるところだけでいいということだったので、名前と現住所。あとは、年収? 希望路線? 予算? 間取り? うーん、空欄ばかりなのも悪いので、とりあえず「入居予定人数」と「現在の間取り」だけ記入しておいた。
若いイケメン男性スタッフがやってきてお話。
物件の特徴や周辺環境、デザイナーさんなどなど、ものすごい丁寧に説明してくれる。途中、さりげなくいろいろこちらの希望や条件などの問いかけみたいなものが振られるんだけど、いいたくないんじゃなくて、本当にノーアイディアなもんで、ちょい申し訳ない。
「すみません・・・本当にまだ何も決めてなくて・・・」
「今日はとりあえず、勉強がてらのぞかせてもらおうかなと」
マンションとその周辺の地権者の話なども。
大通り沿いに建つマンションも多いが、ここは商店街をちょっと入ったところの住宅街の真ん中。
商店街が、昔からある非常に長い距離があるところのようだ。
再開発エリアみたいなところににょきにょきマンション群が生えている場所よりは、こんな古くからあるエリアにあるマンションのほうが住みやすそうだ。もちろん、日照の問題とかで、周辺から建設反対運動が起こってなければの話だけど。
南側は今空き地になっていて、そこにはマンションが建つことが決まっている。
ただ、そもそもマンションの部屋の多くが西向きにできているのと、間の距離も16mあるということで、そんなに問題はないだろうとのこと。
また西側には東京電力の変電所の広い敷地がある。
なので、こっち側に高いマンションが建つ可能性はほとんどないものの、人によっては、なんていったっけ、高圧電線でいいのかな?あれの近くに住むというところに、抵抗感を感じる人もいるかもしれない。
男性スタッフの説明だと、人体には影響がなく、それが証拠に、反対側には大学病院もあるとういう。
各部屋の間取りもひとつひとつ説明。
説明しながら、こちらの反応をいろいろ探るものの、ほんとすみません。
具体的な希望がまだ何もないもので「へー」とか「ほー」とかしかいえなくて・・・。
面白かったのは、「エミット・マンションシステム」という、ナショナルのホームネットワーク。
留守中に来客が来ると、携帯宛にメール通知が届き、そのお客さんの顔も画像で確認できるというもの。また二人暮らしだったら、相手が帰宅するとそれもメール通知でわかるらしい。それはなんか、便利なんだか、困るのか、ちょい微妙。
外出先から暖房つけたりお風呂沸かしたり、いろいろ携帯で遠隔操作できるのは便利そうだ。
そうして、ようやく待ちに待った(?)モデルルーム見学へ。
この時点で既に、到着から30分以上が経過していた。
靴を脱いでスリッパに履き替え、2階へ。
通路沿いの壁もちゃんと実際のマンションと同じ素材で作られている。
まずはリビング。
ここは、ちょっと変な形をした、東側の棟の部屋の間取りになっている。
リビングダイニングキッチンが、L字型になっているのだ。
素敵だなあと思ったのは、テラスの奥行きがかなりあり、窓を全開にすると、オープンエアリビングになること。
「天気のいい日なら、朝食をテラスでなんていうのもいいですよね」
いい!
ちょっと別のマンションの話になってしまうが、「オープンエアリビング」でいいなあと思ったのはここ。
すごく気持ちよさそうだ。
全開になる観音開きのガラス戸のところは、網戸もスライド式になっていた。
リビングは二面が窓なので、かなり風通しのいい部屋になると思う。
そしてキッチン。
こっちがまた格好いい。
まあ、モデルルームだからお金掛けて格好良くなっているだけで、実際に自分が暮らしたら、こうはならないんだけど。とりあえず、目の保養にはなる。
カウンターキッチンは、これはオプションだそうだけど、完全にフラットなものだった。
お洒落だけど、キッチンまわりに、洗ってないお皿をいつも積み上げている自分みたいな人向きではない。
リビングから丸見えになっちゃうからね。
やはり多少段差があって、シンクまわりがリビングから隠れていたほうが実用的だ。
おおっ!
蛇口が伸びるよ!!!
妙に感動してしまった自分。
「最近のマンションは、だいたいこういう蛇口になっていますよ」
「でも(ここで朝シャンするわけじゃあるまいし)、何に使うんですか?」
「シンクの周辺を洗ったり、並べたお皿などに上からざっとお水かけたり・・・」
ふむふむ。
確かに自分もよく、シンクを洗った後は、コップとかやかんで水かけてるよな。
続いて、一般のお部屋へ。
ここは、2つの部屋の間をくっつけちゃうオプションスタイルだ。
それにしても、オプションが多い。
予算がどんどん上積みになってゆく気がする。
ちょっとした発見だったのは、意外に5畳という部屋が使い勝手よさそうだったこと。収納は十分あるので、あと机と簡単な書棚だけおけば、集中できる作業部屋になりそうだ。
こちらの部屋も確か5畳。
洗面所も、ひとつひとつ説明してくれた。
鏡部分は、両脇の鏡扉をあけると、巨大な三面鏡になる。
そして洗面ボウル部分がカウンターと一体型になっているのが特徴。
これは、カウンターと洗面ボウルの隙間に水垢とかがたまってしまうことがなく、掃除しやすいだろうという理由で、女性に好評だという。確かに。
バスルーム。
そういやうちのお風呂場は、天井のカビすごいんだよなあ。年末大掃除でいっきにやっつけちゃおうと思っていたのに、まだ未着手だよ。なんとかせな。
モデルルーム内をかなりぐるぐるまわって写真撮らせてもらった後、外にでて、今度は建物の構造の説明を受ける。やはり強度問題とかあって、今マンション買う人は強く関心を示してくるそうだ。
床は、コンクリートの上に直接板ではなく、間に空間があり、そこに「グラスウール」を敷き詰めて、あとコルクボードだったかな?何かいろいろ挟んで床板になるとのこと。天井・床両方が「二重天井」「二重床」なので、断熱性がよく、あとで電気配線などする場合も、コンクリートに打ち込まなくていいので楽なんだとか。
こっちは「かぶり厚」の説明。
本当に丁寧に説明してくれてなんだか恐縮な気持ちでいっぱいになりつつも、知らない知識がいっぱい増えて、勉強になった。
しかし、気づいたらもう夕方4時半。
外は完全に暗くなっていた。
モデルルームはここ一件で今日は終わりだな。
4、5件ホッピングしようと思っていたのは、甘すぎる考えだったようだ。
再び1階の応接テーブルに戻りお話。
この物件、今週末の3連休に価格発表会があるとの説明。
また来るのは面倒だから、資料送ってもらえるかと聞いてみたら、販売前なのでそれは無理との事。このあたりの仕組みと言うか、分譲開始までのフローは、まだよくわからない。
とりあえず、3連休は留守しちゃっているので、またこちらから連絡しますと伝えるにとどめた。
このマンションの最大の魅力は立地。
やや距離はあるものの、山手線「田端駅」まで徒歩15分。
最寄り駅は都電荒川線の「熊野前駅」で徒歩6分。
さらに今年3月には、日暮里・舎人ライナーが開通して、「熊野前駅」「赤土小学校前駅」がそれぞれ徒歩5分くらいになるようだ。
すぐ近くにある50年以上の歴史がある商店街は非常に長く、全部で150店以上ものショップが並んでいるという。
暗くなってしまったが、せっかくなので現地も見に行くことにした。
↑荒川区の「アデニウム田端」はじめ、都内マンションの一括資料請求ができて便利!(運営:価格.com)