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急性ブログ中毒

写真病名:急性ブログ中毒(きゅうせいぶろぐちゅうどく)

急性ブログ中毒とは、ウェブログ(通称:ブログ)と呼ばれる形式のサイトを運営するインターネット利用者がかかる中毒症状で、短期間で集中的に多くの記事作成を行うという体験を通じて生じる。命には別状がないものの、長時間にわたるパソコン操作からくる睡眠不足、注意力散漫、肩凝りといった症状がで、悪化した場合には日常生活を営む上で、重大な障害が生ずる可能性もある。

また人によってはドライアイ、めまい、パソコンから離れた環境において情緒不安定な状態に陥るなどの諸症状も確認されている。患者は男女年齢問わず広範囲にわたっているが、他のインターネットサービスに起因する病気と比べ、30代後半から50代といった比較的高い年齢層にも見られることが特徴である。

発症の過程はまだ十分に解明されていないものの、ブログサイト公開直後に、見知らぬ第三者からの「コメント」や「トラックバック」などを受け、それへの対応やさらに期待に応えようとする心理的なプレッシャーなどから、長時間にわたるブログ作成作業やコメントつけに没頭してしまうことが一因と考えられている。多くの場合、初期段階では本人に軽い自覚症状があり、「最近、ブログにはまっちゃってさ」などと周囲に語るものの、症状が悪化するにともない本人の自覚も薄れ、周囲に対し「お前もブログやれよ」攻撃を加える、職務態度の悪化もしくは会社を休みがちになる、といった状況も発生する。空気感染の心配はないものの、一部では「トラックバック感染」の可能性を指摘する声もあがっている。


≪予防法≫

・症状が現れるまでには多少の時間がかかるため、ブログ開始直後は記事作成の頻度を意識的に落とし、できるだけゆっくり慣れてゆくよう心がける。
・日常生活においてストレスをためがちであったり、心理的プレッシャーが大きな時、失恋直後などには、特に中毒症状に陥りやすいため、そのような環境の場合にはブログから遠ざかるようにする。
・個人差や体質にも大きく左右されるため、一日の記事作成本数は自分の生活ペースに合わせて制限すること。他人に強要したり、「週間記事本数ランキング」などを見て、人と競うことはしない。


≪治療法・応急処置≫

確実な治療法はまだ見つかっていない。
一定期間経過後に症状は自然に緩和することもあるが、会社を休むようになる等、症状の急激な悪化により社会的脱落者になる危険性が高い場合には、一定期間パソコンから遠ざける、もしくはインターネット接続環境を遮断する等の応急処置が必要となる。

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