韶関市内の乾物店通り&飲茶
世界遺産・丹霞山から広州に戻る途中、韶関市内を数時間散策した。広東省の北部にある人口300万人の中堅都市で地球の歩き方にも地図入りで情報が載っていた。
何があるというわけでもないんだけど、丹霞山や南華寺に行く場合にはここでバスに乗り換えてゆく。Wikipedia見ると歴史も長いようだ。
前日、丹霞山を一日くたくたになるまで一緒に歩いた広州在住の中国人の天真爛漫な女の子と一緒。フレンドリーすぎる彼女は、気付くと腕を組んでくる。親しくしてくれるのはとても嬉しいんだけど、腕を組んで歩くことに全く慣れていない私はちょっと緊張。。。
韶関駅から歩いて賑やかな歩行街に向かった。
途中、ちょっと気になる路地を見つけて入っていった。
そこは乾物を扱う店ばかり集まった細い通り。
日本人がざっくり「漢方薬的な臭い」と表現するような香りが漂っている(きっと中国人だと、それが香辛料なのか漢方薬なのか、あるいは具体的に何の香りなのかも識別できるんだと思う)
乾物はこんな感じで、大きな透明のビニール袋にざくっと入れられて量り売り。日本よりはるかに種類多い。
何に使うものなのか、ちんぷんかんぷん。
一緒にいた女の子に聞くと、大体答えてくれるので決して特殊なものではないのだろう。煎じて飲むという木の枝的なものもあった。
日本にないもののひとつとしては、乾燥タケノコ。
いや中華食材としてはあるのかもしれないけど、普段見ないし使わないよね。
生のタケノコとどう違うのか気になるところ。
シイタケのように味凝縮されるのかな。
その後、中国版の「食べログ」的なサイトで評価が高かった茶楼に。ここはワゴン式。最初にたまたま甘い点心のワゴンがやってきたので、私達のテーブルはいきなり甘いものばかりになってしまった。
甘いもの大好きらしい。
その後せいろのワゴンもやってきて、2人で食べるにはちょっと多すぎる量になってしまった。
さらにここの名物と書いてあった百合根粥を頼んだ私。
これは想像していたのと全く違い、かなり甘い、牛乳か椰子汁など使ったようなもので、米ではなく百合根などが中心だった。
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ちなみに、中国人とのこうした食事で「割り勘」ということはまずない。彼女が最初から自分が払おうとしているのがわかったので、今回は負けてなるものかと、会計になった瞬間に100元札をだしスタッフの手に無理やり押し込んだ。
よく中国人が「私が払う!!!」という時にやる手だ。
彼女も激しく「いやだめだめ、遠くから来た人なんだから」と抵抗してスタッフにお金を渡そうとしていたけど、私の方が早かった(笑)
これまで、おごられてばかりだった私。
しかもその大半の相手が20代・大学生で、この中国人の「太っ腹が美徳(けち臭い真似は絶対にしない)」「遠方からの客人をもてなす」習慣は正直プレッシャーでしかなかった。
初めて中国人との「おごり合戦」に競り勝つことができ、ちょっと嬉しい。
コツは金額とかもう確認せず、相手よりすばやく100元札をだしてスタッフの手に押しこんじゃうことなんだなとひとつ学んだ日。いつか全くプレッシャー感じずおごりおごられできるようになりたい(その前に中国でAA制=割り勘定着してくれるともっとうれしいんだけど・・・)