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運転スキルゼロの超初心者が、氷結湖上を運転すると?~日産氷上試乗会

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30年のペーパードライバー歴に終止符を打ったばかりの超初心者ドライバーの自分。実は最強寒波が到来した先月1月26日、スゴイところでスゴイ車を運転する機会をいただいた。

どこかというと・・・

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長野県・女神湖の氷上ドライブコース。
八ヶ岳中信高原国定公園の中にあり、標高は1,540メートルと高く、冬季は湖面が完全凍結してドライブコースが作られる(詳細)。

国内でも珍しいそんな氷結湖上コースを使った日産自動車の試乗会に参加させてもらった。自分以外は、車関連のライターやメディアの方が多く、前夜のレセプションでも、日産の広報や開発部門の人達と盛り上がっていた。

既にたくさんの記事が公開されている。


●フェアレディZで大スピン! 日産女神湖氷上試乗会でe-4ORCEの凄さを体験!(Dig-it/村上タクタ氏)

●日産のEV「アリア」で氷上を試乗 滑らかな走りだしで、蛇行も膨らまず(産経ニュース)

●日産の電動4WD「e-4ORCE」を女神湖氷上で試す! 前後のモーター駆動は何が良い?(ASCII.jp)


なので、詳しい情報を知りたい方はぜひ、↑これらの記事を見て欲しい。
なぜなら・・・

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自慢じゃないが・・・

私には詳しい記事は全く書けないからだ!

つい先日までペーパードライバーだったのだ!

自分で撮った写真を見ても、かろうじて識別できるのが、ナンバープレートが黄色いサクラくらい。どの車が四輪駆動でどれが電気で走る車なのかも資料を見ないとわからない。

なのでこの記事でも、初心者としての感想しか書けない。

ただ、だからこそ強く思う。

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これら、高度な運転サポート技術が搭載され、氷の上ですら滑らず快走できてしまう車は・・・

自分のような、運転スキルが低い初心者にこそ必要だ!

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歩くだけで滑って転びそうになる氷の上。
そこで車を運転なんて、一体どうなってしまうんだろう。

メーカー広報主催の試乗会で最新機能を搭載した車を大破させたらシャレにならない。大スリップしても自分のスキルのせいとアピールしようと初心者マークまで持参したほどだ。

でもそんな不安と緊張は不要だった。
発進に加速、そしてきついカーブを回っても、滑りそうになると車が勝手にタイヤを制御してくれる。なので、まるで普通のアスファルトの上かのごとく不安定感も怖さも一切なく、安心して運転できた。

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今回の試乗会の目玉その1は、「e-4ORCE(イーフォース)」搭載の電動自動車「アリア」だ。

すごいなんてもんじゃない。
この高度な制御テクノロジーがなければ、自分のような初心者は、発進しようとしただけで滑ってスピンすると思う。それが結構なスピード出したまま急カーブでも、何の問題もなく曲がれてしまう。

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前夜のプレゼンでは、路面状態が悪いコースで、どのようにモーターとブレーキで4つのタイヤを制御しているのかといった話もあった。制御まわりの話はほとんど理解できなかったが、モーターで動く電動自動車、同じく電気で駆動するe-Powerだからこそ実現する高度な駆動力制御なのだという。

詳しいことはぜひ、ご一緒させてもらった村上さんの記事を読んでほしい。

●フェアレディZで大スピン! 日産女神湖氷上試乗会でe-4ORCEの凄さを体験!(Dig-it/村上タクタ氏)

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△写真:日産自動車提供

今回試乗させてもらった車ずらり。

前列は左から、e-4ORCE搭載の電動自動車「アリア」、軽電動自動車「サクラ」、そしてe-4ORCE搭載でe-POWER車「エクストレイル」。

後ろには同じくe-POWER車の四輪駆動「キックス」や「ノート」「ノートオーラ」、あとスポーツモデルの「フェアレディ―Z」に「GT-R」など。

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あとで、車好きの人に話したら「贅沢すぎる、わださんなんかにはもったいなさすぎる」と軽くディスられるほどにうらやましがられた。まあ「GT-Rどうだった?」と聞かれても「果たしてどれがGT-Rだったのか・・・」としか答えられなかったので仕方ない。

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でも今写真を見ていて思い出した。
私が最初に乗ることになったのがGT-Rだ。配布された資料によると、税込車両本体価格は15,904,900円。そ、そんな高級車だったのか・・!!

ご一緒したネタフルのコグレさんが、「え、わださんいきなりGT-R!?」と驚いた顔をしていたので不安になり、日産のプロの方に運転してもらい、私は助手席で体験することにした。

その時の映像がこれ。

一周目、あえて比較のために運転サポート機能をオフにしての走行。
ドライブテクニックが非常に高い方なんだけど、それでも乗っていてタイヤが滑っているのが伝わってきて、思わず変な悲鳴をだしてしまった。

いやだって、車でタイヤが滑る感覚なんて体験したことなかったもの・・・

それが、二週目で運転サポート機能をオンにしたら別世界。
ハンドルさばきも、一周目の絶えず左右に回し続ける激しいものではなく、アスファルト上を走っている時と変わらない安定したものになった。乗り心地も最高に良かった。

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次がフェアレディ―Z。
こちらもマニュアル車で自分には無理なので、助手席で。

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内装はレッド&ブラックのツートーンカラーで格好いい。

最初に運転したのはノートオーラ。
不安なので、日産の人に助手席に乗ってもらい撮影もしてもらった。

胃が痛くなるんじゃ?くらい緊張しつつも、発進後は何の違和感もなく普通に走れてしまって驚いている自分がいる。カーブもスイスイ。

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ひとりで運転した1台目は電気自動車で軽のサクラ。
去年10月、日産レンタカーで24時間レンタルして、一泊二日の練習ドライブをした車だ(その時のレポート)。

さらに11月には、同じボディの日産デイズのキャンペーンに当選し、房総ドライブした(その時のレポート続編)。

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なので、今回の試乗車群の中ではもっとも馴染みがあり、安心して運転できる。

とは言え軽自動車。タイヤの下はつるっつるの分厚い氷。
氷上運転では何に気を付けたらいいのかも無知な自分が運転したら、小回りがきくどころか、あっという間にスピンしちゃうんじゃないか・・・

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そんな不安感は完全に杞憂だった。

アスファルトの上を走っているのと、何も変わらない。
とってもスムーズ。

e-4ORCE搭載車ならまだわかるが、軽のサクラですら氷の上をこんなスムーズに走れてしまうのかというのが、今回一番の驚きでもあり、車に詳しい人達も同じところに驚いていた。

「サクラでも氷上、こんな楽勝なのか!?」と。

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△写真:日産自動車提供

今回、主催側カメラマンもいて、コース上を走る姿を撮影してくれた。自分が運転する写真なんて滅多に見れないので貴重だ。

ちなみにマスクで顔が隠れているからわからないと思うが、最初の単独運転ということもあり激しく緊張していた。

動画はこちらだ。

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そして豪華な「エクストレイル」。
アリアとともに、今回の試乗会の目玉となるe-4ORCE搭載車だ。

初心者の自分は、車体が大きいというだけで運転が不安に感じてしまうのだけれど、乗り心地は抜群。滑らかに加速するため、気付いたら思っていた以上にスピードがでていて、カーブ手前で焦ったほどだった。

カーブでは、「コーナリングで滑らないよう自動的に制御してくれる」という前夜のプレゼン説明をフル体感することができた。膨らんじゃうかな、これで曲がり切れるかなと一瞬不安に思うも、本当に一瞬。車がすぐに勝手にタイヤを制御して、軌道修正というか車の安定度をぐんとアップしてくれる。

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△写真:日産自動車提供

車の周囲を、たくさんの小人さん・妖精さんが取り囲んでいる。

そして、みんなで一斉に車体を向かうべき方向に向けてくれている感じだ。いやほんとに。

「運転が劇的にうまくなった気分になれる車」

と誰かが言っていたが、確かにそうだった。なんだ氷上なんて余裕やんって思ってしまった。多分ちょい前のガソリン車で走ったら、一周する間に10回はスピンして雪の中に突っ込んでいたと思うが。

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試乗会に参加している人達は、自分以外は運転むしろ得意という人も多く、あえて運転サポート機能をオフにしてカーブで「滑りまくる」体験をしている人もいた。コース上でぐるっと一回転、豪快なスピンを披露した人も。

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MT車だったので自分はここでは運転しなかったフェアレディZ。後輪駆動は滑る場所だと安定しないようだけど、運転サポート機能をオンにしていれば滑らず走れる。

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私が参加したのは26日午前の部で、前半は外周路、後半は定常円と8の字、そしてスラロームだった。

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後半の部で最初に乗ったのがノート。
e-4ORCE車ではないけど、モーター駆動で高い制御力を備え氷の上でも滑らない。

・・・ただやっぱり自信がなく、日産のプロの方に運転してもらうことに。その映像がこれ。

定常円の中で、運転サポート機能をオフにしてドリフト走行。それもパイロンを中心をものすごく小さな円を描いて真横に滑り続けるというすごい運転だ。正直、何をどうしたら車がこんな動きをするのか、未だにまったく理解できていない。

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素晴らしすぎる運転テクニックを披露してくださった日産の方。
貴重な体験を本当にありがとうございました!!!

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こちらはオートマのフェアレディZ。

四輪駆動のキックスも運転させてもらった。
定常円の中で、まわる向きを替えようとUターンしたら、そのまま滑って360度回ってしまい結局同じ向きに。滑りにくくするスイッチをオフにするだけでこんなにも滑るのかとびっくり。

ただ滑る感覚が実は気持ちいいことに気付いてしまい、この後の単独走行では、8の字コースでわざと滑らせまくりながら走っていた。

滑っても、当然スピードは出していないのでアクセルとハンドルを緩めればすっと落ち着く。電気で走る車はアクセルを戻せば自動的にブレーキがかかるので、隣のブレーキペダルを踏む必要もない。凍った路面ではそれが何よりの運転しやすさになる。

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電動の自動車(含むe-Power車)で、

従来のガソリン車には難しかった非常に高度な制御ができる

ようになったというお話。実際に体験してみて本当に納得だった。

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女神湖の前に立ち寄った諏訪湖のほとりでは、歩道に乗り上げ電柱にぶつかって停まっている車を見かけた。前の晩、激しい地吹雪が吹いた外周路は、翌朝見事に凍っていたのだ。一緒にわかさぎ釣りした人の話だと、近隣で事故っていた車はその1台だけじゃないという。

大寒波の中、観光客が車をで来るとは思えないので、雪にも凍結にもある程度は慣れている地元の人だと思うが、それでもあれだけ全面つるんつるんだと滑ってしまうのだろう。

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普段それほど車に乗っていない人や運転スキル低すぎの自分のような人ならなおさら。

関東でも氷点下前後の早朝には路面も凍る。凍結にちゃんと気付ければまだいいけど、もう溶けているだろうと油断してたら日陰で凍ってたなんてこと、バイクでは体験したことがある。

バイクは滑って倒れても、大けがしたり最悪命を落とすのは自分一人で済む可能性のほうが高いけど、車でスリップして歩道に突っ込めば他人を巻き込んでしまう。

だからこそ、運転に自信がない自分のような人間こそ、「どうせすぐ傷つけちゃうし」と一昔前の車を買うのではなく、多少予算あがっても、最新の高い安全性能の車を選ぶべきなんだろうなあと。

まあ、自分はしばらくレンタカーでいくことにしたので、購入検討は一時中断ですが。

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自分にはもったいないほどの、貴重な体験をさせていただきました。
関係者の皆様に、この場を借りて深く御礼申し上げます。


参加者が動画もいろいろアップしているので、ぜひこちらも。



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§生・五味さん見たかった~!


2023日産女神湖氷上テストby中谷明彦

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