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2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(2)モチベーション

写真「なんのためにレビューを書くんですか?」
「好きなんですよ。面白いし」
「アフィリエイト収入は結構入るんですか?」
「正直、レビュー書いてすぐ売れるとかってないし、収入主目的なら違うことしますよ」
「じゃ、なんのために?」
「えっと・・・だから好きなんですよ」

別に「レビューブログ」に限らない。
他人から見たら「なぜあんなに夢中になって?」というほどの情熱を注いでブログを書いている人はたくさんいる。
別に誰かに頼まれているわけでも、それでお金を得ているわけでもなく。

好きだし、楽しいし、
きっと、なにがしかの意味があると信じているから。

もちろん、自分もアフィリエイトはしている。
関連本4冊書かせてもらった関係で、「古株アフィリエイター」の一人として、時にチヤホヤされ、時にボコボコ叩かれる。でもレビューを書くのは、決して「アフィリエイト収入のため」だけではなく、それはあくまで「副次的効果」だ。

じゃ、なんでレビューを書くの?
レビューを書くモチベーションはなに?


◎購入した満足感を増幅させる

社会人になって数年、会社の独身寮(女子寮)暮らしをしていた。
ボーナスの支給後の週末には、デパートのバーゲンで洋服やバッグをいろいろ購入。

そして同期の部屋にみんなで集まり「買ってきたものお披露目会」。
着て見せて、「いいじゃん」「似合ってるよ!」と賞賛しあったり、「なんとこれが半額で8000円だったの」「え~っ!?安い!いいなぁ!」とお得自慢したり。

ずっと欲しくて買ったもの、悩んで比較して遂に購入決意したもの。
愛着と満足感があればあるほど、他の人にもそれを伝えたくなる。同じく何を買おうか悩んでいる人がいれば、おせっかいかもしれないけどアドバイスしたくなる。

ブログはより多くの人、特にその商品に興味を持っている人に伝えられるから、
なおさら楽しい。

買った時、入手したときの感動を、ブログに書くことでもう一度味わうこともできる。

実際、自分も毎回そうだ。
レビューを書く際には、改めてその商品をじっくり眺めたり、説明書を読んだり、どこが気に入って買ったのかを言葉で表現しようと思い、真面目に考える。その過程で、さらにその商品のことを深く理解することができるし、愛着もさらに沸いてくる。

過去記事を読み返すことも結構ある。
そうすると、手に入れた時の感動や「こんなことに使うぞ!」といった決意を思い出して、とても新鮮な気持ちになれる。

手に入れて満足。
ブログに書いて満足。
それをさらに自分で読み返して満足。

レビュー記事作成には、商品購入の満足感を3倍に増幅させる作用がある(結構、手間はかかるんだけどね)。


◎情報収集そして情報発信

MONO-PORTALを運営している関係で、
大量のレビュー記事を日々読み続けている。

そして思ったことがある。

内容の濃い~レビューを書く人は、購入前にも結構しっかり情報収集したり比較検討したりする人が多い(もちろん衝動買いした商品のレビューなどもあるが全体傾向として)。

そりゃまあ当たり前だろう。
モノへのこだわりや執着心がなければ、「どうだったか」を文章にわざわざまとめようなんて思わない。

自分もそうだが、大物購入にあたってはネットでレビューを探して読むことも多いし、ショップの商品説明や写真がしょぼしょぼだと「おいおいっ!」と突っ込みを入れたくなる。

いろいろな人のありがたいレビューを参考にした場合には「自分も、他の人に役立ててもらえるようなレビューを書こう」と思うし、逆に求めている情報が見つけられないままの場合には「もし自分が買ったら、ちゃんとレビューを書くぞ」と誓ったりする。

ネットで公開されているレビューを重要な情報源のひとつとしている分だけ、自分自身がレビューを書いてネットに公開するという行為にも、価値を感じることができる。
「きっとどこかで誰かが参考にしてくれるはず」「だから書きたい」と。

ギブ・アンド・テイクとかボランティア精神とか、そんな立派なものじゃない。
もっと自然な発想として「自分もレビューを書こう」と思えてくる。


◎レビューへの反応が嬉しい

ブログ記事へのコメントやトラックバックなどの反応は嬉しいもの。
特にそれがレビューの場合、
「手間かけて書いた甲斐があった」と思える反応をよくもらう。


ふぐひれ酒、おいしそうですね。
普段あまり飲まない私ですが、
わださんのレビューを見て飲みたくなっております。


これは私も欲しい!!!
わださんのレビューを見て、すっかり複数買いする気が満々です(笑)
3個買わなくっちゃ♪

自分がいいと思って買ったものを、
誰かに「これはいいですね」と褒めてもらえるのはうれしいものだ。

さらに自分の記事を読んで、他の誰かが同じものを買ったなんて知ったら、それは非常にくすぐるものがある。こんな自分の情報でも、誰かが参考にしてくれるんだな。ささやかなものだけど、自分が誰かに影響を与えることがあるのか。そんな発見は、多くの人にとって満足感につながる。

レビュー記事は、新規の訪問者を呼び寄せる磁石にもなる。
商品名などで検索してやってくる人の他、写真もしっかり挿入して参考になる記事を書くことができれば、掲示板や他ブログなどでも紹介され被リンクも増えてくる。すべての人がそうではないが、多くのブロガーはアクセスアップを望んでいる。

購入を検討中の人に真剣に読んでもらえるのもレビュー記事ならでは。
(個人ブログの私的な日記的記事は、通常、仲のいい常連さんなど対象)

時に相談や質問もコメントで寄せられる。


家の中一の娘が・・肥満気味でして、これだったら続くかなと思い購入を思案中ですが・・一つ気になる点が・・家は集合住宅に住んでいるために、音が気になります。どのくらいの振音ですか?通販テレビでも音の話しはしていないものですから、お知らせ下さると助かります。

こういう質問は本当に嬉しい。

カタログを調べても、お店の人に聞いても、今ひとつ納得できる回答が得られなかったのかもしれない。そして購入にあたっては事前にどうしても知っておきたい重要なポイントなのだろう。

自分も以前同じことが心配だったのでわかる。
そして、集合住宅で使っている今の自分であれば、
率直な感想を回答するのは実に簡単だ。

自分の情報が誰かの役に立っているという実感を得られるのは、ブロガーとして非常に高い満足感を得られるし、ブログそのものを続けていくための、大きなモチベーションになる。


◎時に「レビューを書くために」買いたくなるなんてことも

ブログはちょっと中毒性もある。
書き始め反応があったりすると、ついついはまってしまうものだ。
急性ブログ中毒についてはこちらを参照のこと

「これレビュー書いたら面白そうだし、反応もよさそう」

なんて理由で、新発売のお菓子などを買って記事ネタにしてしまうこともある。
体験に基づく記事で、かつ自分だけのオリジナルな内容となる商品レビューは「記事ネタ」としてなかなか魅力的だ。


+++


以上は、自分の場合の主な「レビューを書くモチベーション」だ。
人によってモチベーションはいろいろだろう。

みなさんは、どうだろう?
聞いてみたい。

もしよかったら、コメントやトラックバックで教えてください!

>続く


2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(1)はじめに
2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(2)モチベーション
2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(3)参考になるレビューを目指して
2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(4)レビュープロモーション
2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(5)そしてさらに・・・
2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(6)そしてさらに・・・続

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