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LLPの作り方(5)登記申請書と添付書類を用意

写真着々と進んでいるLLP設立準備。買った本がなかなかよかったこともあって(新宿紀伊国屋でさんざん読み比べて買ったので)、順調だ。

今月中に登記をしてしまいたいので、書類を一気に作りこむことにした。

 

ところでLLPの登記のタイミングって?

組合契約を締結したら、組合契約の効力発生の登記を行います。登記申請は、主たる事務所の所在地では組合契約の効力発生日から2週間以内、従たる事務所においては3週間以内に行わなければなりません。
↑「日本版LLP(有限責任事業組合)のつくり方・運営のしかた」P65より抜粋引用

ふむふむ。
組合契約書の締結が先なんだな。

モデル契約書通りに作成した組合契約書には、こんな項目がある。

第5条 本契約の効力が発生する年月日は、平成18年9月1日(以下「効力発生日」という。)とする。
第7条 本契約当事者は、平成18年9月8日までに、それぞれ別紙1「組合員の氏名又は名称及び住所並びに出資の目的及びその価額」に記載又は記録される出資に係る払込又は給付の全部を履行するものとする(以下、本契約当事者がそれぞれの出資に係る払込み又は給付の全部を履行した日と効力発生日のいずれか遅い方の日を、以下「本組合成立日」という。)。

きりがいいので、9月1日に組合設立しようと思うと、こんな流れになるのかな(あまり確信ないですが、本を読んだ感じだと多分・・・)

●8/24頃
書類一式を作成→岩田さんに確認してもらう

●8/25頃
法人が組合員になるので、「登記事項証明書」「印鑑証明書」をとりにいく→和田が契約書3部印刷し署名捺印、登記事項証明書・印鑑証明書、その他登記に必要な書類を添えて岩田さんに郵送

●8/27頃
岩田さんが契約書3部に署名捺印
1部は登記申請用、1部を和田宛に送付、1部は岩田さん保管用。印紙は不要らしい(再度確認必要)

●8/28頃
岩田さんが銀行口座を開設する

●9/1
組合契約書の効力が発生する
和田が銀行口座25万円を出資金として振り込む→岩田さんが記帳してそのコピーを登記申請時に添付するための書類とする

●9/4頃
岩田さんが、登記所に出向いて登記申請(よろしく!)
岩田さんの会社の「登記事項証明書」「印鑑証明書」をとって、それも添えて提出
登録免許税の6万円を支払う

●9/11頃?
登記申請の1週間後くらいが「補正確認日」らしい
特に補正(修正を求められるなど)がなければ、LLPの組合契約は登記され、登記簿謄本をとることも可能になる
何に必要になるかわからないけど、一応2部ほどとっておいたらいいかな


登記申請に必要な書類(1) 登記申請書

記載事項は下記のとおり。


1.組合の名称
2.組合の主たる事務所
3.組合契約効力発生年月日
4.組合の事業
5.法人組合員の称号、本店所在地
6.個人組合員の氏名、住所
7.組合の存続期間
8.解散の自由
9.登記記録に関する事項

これは、見本もあるのでそのとおりに作れば大丈夫そう。
「登記申請書」と「登記申請書の別紙」で1組となっていて、別紙のほうが登記簿になる。別紙用のOCR用紙は、前に有限会社設立の時に法務局でもらってきたものがあるので、それでよさそげ。


登記申請に必要な書類(2) 添付書類

いろいろある。


1.組合契約書(組合員の記名・捺印したもの)
2.出資の払込みを証する書面・・・銀行通帳のコピーでOK
3.出資の給付を証する書面・・・今回「現物出資」しないので不要
4.法人組合員の場合
  ─登記事項証明書
  ─職務を行うべきものの選任にかんする書面(取締役会議事録)
  ─職務を行うべき者が就任を承諾したことを証する書面(就任承諾書)
5.組合員全員の印鑑証明書・・・今回どちらも法人なので、法人の印鑑証明書
6.代理人が登記申請する場合は委任状・・・今回代理人じゃないので不要

でもまあ、特に問題になるようなものはない。
「取締役会議事録」と「就任承諾書」も、見本が掲載されていたので、そのままで大丈夫。登記事項証明書と印鑑証明書は、昨日すでに、登記所にいって、1500円支払って取得してきた。

書類をファイルベースでまずは岩田さんに送って確認してもらい、問題なかったら、記名・捺印して郵送・・・だな。

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