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「VAIO type P」やっぱり欲しい♪

写真「VAIO type P」の出荷が始まって、MONO-PORTALにも購入者のレビュー記事がさっそく寄せられている。

自分も景気よかったら今頃真剣に購入検討してると思う(来月引っ越し予定してるので今は節約モード)。10日に銀座ソニービルで開催された「VAIO type P」の体験イベントでの自分のインプレッションはこんな感じ。

●ソニー公式サイト「VAIO type P」


強烈に印象に残ったのは「片手でつかめる」形状へのこだわり

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「小さい」「軽い」「薄い」というのは、モバイルノートパソコン新製品の売り・特徴としてよく強調されるポイントだけど、「VAIO type P」の開発者のこだわりは、


「つかんで持ち運べること」


これ、話聞いていて、本当に目から鱗。

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今回僕らのサイズに対するチャレンジは、片手で自然につかめるかどうかにありました。旅行カバンからtype Pを取り出したり、仕事でちょっとフロアを移るときに「あっ、つかめてる」、そう気付いてもらえたらしめたものだと思いました。片手でつかめてしまうということは、ケータイもそうですが、プロダクトがより身近な存在になれるということ。両手でそっと持ち上げるのではなく、カジュアルにつかめること。ここが大事だと僕たちは信じて、サイズと形については熱く議論しました。(VAIO公式サイト「type P開発者に聞く」

実際に触ってみて、まさに「あっ、つかめてる!」とすごく新鮮だった。

数十グラム軽くなることなんかより、
薄さが半分になることより、
持ち歩いて使うことを前提にしたノートパソコンの場合、「片手でつかめる」ということのほうが、快適度はぜんぜん高いということに、ほんと、今回初めて気付かされた。

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さらに「がしっ」と片手でつかんだ時の手のひらへの当たりも意識して、いままで例がないほどの大量のモックを作ったんだとか。

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確かに持っていて気持ちがいい。

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↑ちなみに、10年前に購入した「C1」も久しぶりに引っぱり出した。
あんなに小さくてスタイリッシュだと思っていた「C1」も、こうして今見るとぼてっとした感じ。

でも逆に考えたら、10年も前にこれだけのサイズでカメラまでついているモデルを生んでいたんだから、すごいよなあ。

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↑封筒「長形3号」と比べると確かに同じサイズ。


キーボードは問題なく打てる

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手の大きさや慣れの問題もあるから、人によって評価大きくわかれるところだと思うけど、自分は女性で手も小さいほうな上、普段もLet's Note R3(キーピッチ17mm)を使っているので、まったく違和感はなし。

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タイピング速度も、デスクトップの大きなキーボードと比べてさほど違いなく打てる。

スティックポインターは、今使ってないので慣れるまでちょい時間かかりそうだけど、「VAIO C1」の時も「ThinkPad X23」使っていた時も結構好きだったので大丈夫だろう。

実は、昨年結構まわりで買った人も多い、いわゆる「ネットブック」は、店頭で触ってみたものの、キーボードがどうにも打ちにくい感じがして買う気にはなれないでいた。唯一「これならありだ」と思ったのが、日本HPの「HP Mini 1000」だった(キーピッチ17.5mm)。

・・・といっても、EeePCって約16mmだそうなので、ほんと微妙~な差なんだけどね。


8型液晶に1600×768も意外にいける

スペックだけ見ていた時に「それは無理があるだろ・・・」と思ったのは、8型ウルトラワイドの液晶で解像度が1600×768ドットということだった。

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私も今、1600×1200の解像度の液晶ディスプレイ使ってるけど、それは21.3型だし。
まあ解像度は自由に変えられるから、おとして1024×768にすれば問題ないよなと思っていたんだけど、実際に見てみると、1600×768でも、意外にいける。

ずっと見ていたらかなり目が疲れそうな感じだけど、
このパソコンで6時間も10時間もぶっとおし作業することはないだろう。

だとしたら、縦に横にとスクロールしまくったり、あるいは表示縮小したりしなくても、WEBやEXCELなどのデータを一覧で見ることができるこの解像度は非常に便利だ。

家や職場では高い解像度のモニターを使っていると、
外出時にいくつかのウィンドウを開いた時(ブラウザとメーラーとか、EXCELとパワーポイントとか)、「いちいちアクティブなウィンドウを最大化しないと全体が見えない」というのだとストレスがたまる。

この解像度だったら、いくつものウィンドウを同時に表示して切り換えることもできるし、並べて表示させることもできる。


個人的にうれしいのはハイビジョン映像の再生

自分はハイビジョンハンディカムユーザなので、メモリスティックに保存したハイビジョン映像を、これで再生できてしまうというのが非常に魅力的だ。

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イベントでも説明があったが、HDビデオハードデコーダー内蔵で、ハンディカムで撮影したAVCHD形式のハイビジョン映像が再生できる。

これ、割とハイスペックなモデルじゃないと難しいようなので、こんな小さなモバイルノートでできてしまうのは嬉しい。撮影した映像をパソコンにさっと移して確認なんて用途でも使えそう。

このVAIOを買ったら、今度はメモリスティック記録型のハンディカムが欲しくなりそうだけど(笑

実際にイベントの際に司会の徳力さんを撮影し、メモリスティックでVAIOに移したところ、普通に再生できた。画面も非常にクリアできれい。


使うかどうかわからないけど「x-Radar」は面白かった!

外に持ち出して使うための便利なソフトとして搭載されている「x-Radar」。

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実際にはあまり使わずに終わっちゃうような気もしつつ、スポット探索ソフト「x-Radar」は非常に面白かった!

GPSや「PlaceEngine」で現在位置を把握し、それを中心地点として近距離にあるいろいろなスポットを検索できるソフトだ。「PetaMap」連携で、飲食店からショップなど、口コミ情報や写真など含んだ情報を探せるようになっている。

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「PetaMap」は自分も以前にアカウント登録して、近所のお店情報とかいろいろ突っ込んでいる。

よく行くエリアの居酒屋情報など、一定の情報を切りだしてダウンロードしておけば、オフラインでも利用可能だ。

それをやりたいためだけに、別に興味もないPSP買って、「みんなの地図3」インストールしようかなあとまで考えたことあるので、すべて連携させられる「x-Radar」はとっても使ってみたい。

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クイック起動は本当にクイック?

外出時に「ちょっとネットみたい」「メールを急いで受信したい」なんてことはよくある。
自分は、無線LANスポットでコーヒー一杯飲みながら・・・ということがよくあるので、やはりさくっと起動してくれないと困る。

そのために、Linuxベースの「インスタントモード」が用意されている。

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ただ実際にランチタイムに使っていた時は、そんなに早いかな・・・という感じ。
まあVistaを起動すること考えたら、全然早いんだろうと思うけど。

(普段、XPで、かつスリープモードにしちゃっているので、あんまりぴんとこなかった)


結論としては「欲しい」

これは欲しい。

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スペック押さえ、とにかく低価格に仕上げたノートパソコン、いわゆる「ネットブック」が量販店の店頭を席捲する中、高機能で価格帯も高めのパソコンが中心のソニーとかってどうするんだろう?と思ったりしていたけど、ああ、こうくるんだ~!とちょっと感動した。

海外旅行などに持っていくことを考えると、「壊れてもあまり惜しくないネットブックという選択肢もありかな?」と思い始めていたんだけど、この「VAIO type P」を見たら、まさにイベントで語られていたように、

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「これでいい」でなく「これがいい」


で、やはりパソコンは選びたいなという気持ちが強まった。

ただひとつ心配なのは、あの頑丈なLet's Noteすら、カシュガルで物理的に壊してしまったトラウマがあるので、ここまでコンパクトにしてしまった「VAIO type P」がどの程度衝撃に強いのか、という点。

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最近も、友人のminaさんが悲劇に見舞われたりしてるので、ちと慎重だ。

イベントでは相当「堅牢」という話だったが、熱のせいかキーボードの角が反り返ってしまったVAIOとか、腰を痛めちゃって、何かつっかえになるものを置いておかないと液晶が勝手に倒れていってしまうVAIOとか目撃してるので、うーん、実際に一定期間使った人の話とか聞かないと、いまひとつ心配が晴れない。

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そんなわけで、既にノートパソコン5年目になって買い替えたいニーズはあるので、これまで唯一の候補だった「Let's Note Rシリーズ」に加え、この「VAIO type P」も含め、じっくり検討していきたいと思う。


●ソニー公式サイト「VAIO type P」


●VAIO type P

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