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割るならハイサワー♪(2)「○○ハイ」「○○サワー」を日本に定着させた「ハイサワー」

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ところで、ハイサワーの「ハイ」って何なのか?
サワーは、お酒を炭酸で割った飲み物全般をさす単語なのだが、実はこの「ハイ」は、博水社の先代社長が、長年の商品開発の末、焼酎を割って飲むための割り材を開発した時に、「我輩のサワー」→「輩サワー」と名づけたもの。

商標登録も「輩サワー」なんだとか。

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このあたりの開発秘話はマンガにもなっていて、田中社長が実際のコミック誌を見せながら解説してくれた。

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営業もいない、東京・目黒の小さな会社だったので、このハイサワーを広めるため、仕事が終わると、従業員がそれぞれ自分の馴染みの居酒屋にケースに入ったハイサワーをかついで持っていき、おかみさんの前で実際に作って飲んでもらい、お店にポスター一枚はらせてもらい、ケースごと無料でおいていくという、とっても地道な口コミ作戦を展開した。

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「おかみさん、あの壁の『ハイサワー』ってなんだい?」
「一杯、飲んでみようかな」
「へー、これうまいじゃん」

こんな形でお客さんにも評判となり、酒問屋や口コミでまたたくまに広がって、全国区で売られるようになったんだという。

当時はビール・ウイスキーが人気で、焼酎は完全に押され気味な状況だったんだけど、この「焼酎を炭酸で割る」という新しい飲み方が一気に広がり、この「ハイサワー」という名前も、いつの間にか特定の商品名を超えて、「○○ハイ」「○○サワー」と、焼酎ベースのカクテルには当たり前のようにつく名前にまでなってしまった。

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いわば、このハイサワーは、
現在の「○○ハイ」「○○サワー」のイブといったとこか。

そして今年でそのハイサワーも30周年。
公式サイトにも、そのあたりの開発秘話が掲載されている。

●ハイサワーQ&A(博水社)

一度見ておくと、この後居酒屋訪れた時のうんちくネタにもなると思うので、暇な時にぜひ♪

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