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レビューブログについて改めて考えてみるの巻

写真最近、相次いで取材&ヒアリングを受けた(これとか)。
普段は自分が取材するほうなので、立場逆になると緊張して必要以上に饒舌になってしまい、質問を消化しきれないまま上滑りな回答をしてしまいがち。

そして取材が終わってから、軽い自己嫌悪にさいなまされつつ、改めてじっくり考えをまとめる。そういう意味で、誰かに質問をぶつけられるというのは、とてもいい機会なんだろうなと思う。

一連の取材のテーマは「レビューブログ」そして運営する「MONO-PORTAL」だった。
定番の質問はこれ。

「わださんは何故レビューを書いてるんですか?」

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うーん、こういう時にかっちょいい答えを繰り出せるといいんだろうな、自分。
(実際には「いやー、えと、なんでって言うと・・・」というグダグした回答)

今、羽田空港でちょっと時間があまったので、簡単にまとめてみたい。
(昨年末に書いた記事とかなりかぶってると思います。外出先なので読み返してないんですが)


■関連記事:2007年「レビューブログ」を真面目に考えてみる(1)はじめに


理由は大きくまとめると3つ。
まず1つは「レビューを書くことが楽しい」から。

何か新しいものを買ってワクワクしている自分。
そのワクワク感を誰かに伝えるのは単純に楽しい。

ただ、特にそれに興味ない周囲の人の首根っこ捕まえて「ねえねえ、これ見て。さっき買ったんだけど・・・」と自慢しても、単なる迷惑野郎だ。話下手な小心者なので、相手が興味なさそうだとあっさり話に幕を引く。そもそも、一人暮らしでフリーランスで、公団団地15階の部屋にインコ2羽とひきこもった生活をしてる自分、語る相手もいない。

だからブログに書く。
これが結構楽しい。

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そもそも、個人ブログは、書き手とどこか感性や興味が似ていたりする人が読み手として集まっていたりする。自分がRSSリーダーに登録している他のブログを見てもそうだ。どこか共感できること、それが共通要素。

だから自分が面白いと思ったものは、他の人も興味持ってくれることがある。
検索エンジン経由で、その商品を買った仲間や、買おうかどうしようか検討中の人も集まってくる。

そして時にコメントを入れてくれる。
感想を述べてくれることもあるし、自分の知らなかった貴重な情報を教えてくれる人もいる。誤解していたことや誤った情報を指摘してくれる人もいる。

自分自身も、他のブログにコメントをいろいろ書きこんでいるほうだと思うが、記事を書いたり読んだりすることよりも、こうしたコメント欄を通じて見知らぬ人たちと交流してゆくことのほうが、自分のブログライフにおいて大きなウェイトを占めている。



もうひとつ。
「“レビュー”は、個人が発信する情報の中で非常に価値あるもののひとつ」と信じているから。

パンピー(古い?)の自分たちの毎日には、そんな特別な出来事がいつもあるわけじゃない。
専門分野を持っているわけでもないので、他の人にとって参考になるような価値ある何かを書き続けられるわけでもない。

それでも、日記として、いち個人のつぶやきとして、
思ったこと感じたことを淡々と綴ってゆくことができるブログという仕組みは本当に素晴らしいと思う。

そんなつぶやき系の自分も、たまに背伸びして野心(?)を持つ。
誰かに「役に立った」「参考になりました」といってもらえるような情報発信をしたいなあと。

そんな時に登場するのが「レビュー」。

自分が買って便利だ!と思ったもの、食べてみたらおいしかったものを、写真撮って、自分なりに文章にまとめてみる。
素人レポートだけど、同じニーズを持っている人や、購入検討中の人にとっては、「実際に買って使っている人の生の声」として、まあ多少なりとも参考にはなるだろう。

実際自分自身も、他の人が書いたレビューをかなり参考にしているので。

買う前にはいろいろ不安もある。

大きさはどうなんだろう?
ちゃんと続けられるもの?
意外に実物はチャチだったりするのでは?
音はうるさくない?

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今は特に、実物を見ず注文するオンラインショッピングの割合が増えているので、ショップサイトに掲載された写真と商品説明文だけでは納得できず、検索エンジンをたたく。

ところがそうした不安とか疑問って、実際に商品が届いて使ってみれば一発でわかるものだ。
心配が杞憂に終わってほっとすることもあるだろうし、想定していなかった不満点がでてくることもある。

買う前の自分の疑問点や不安に感じていたことを思い出しながら書いた文章は、ラッキーなら、誰かの目に触れて、「おう、そうだったのか!」「そうそう、これが知りたかったんだよ!」と思ってもらえるかもしれない。

だから何?って感じかもしれないが、まあ、自分のプチ情報がどこかで誰かの参考になっているかもと思う、そんな自己満足感って、ブログを持続してゆくモチベーションにつながる。

レビュー対象商品だって、別にそんなホットなものである必要もない。
パソコンとかデジカメとかは書き応えあるが、コンビニで見つけてつい買ってしまったポッキーの新商品、TVCMが話題の新方式の殺虫剤だって、「どんな感じ?」と興味もってる人いるだろう。育児関連グッズなら、他の新米ママさんが参考にしてくれるかもしれない。

家の中を見回せば、きっと大量にあるはずだ。



そして3つ目は「アフィリエイト」
ここは自分にとって、昔からなじみある部分だ。
(よく「スーパーアフィリエイター」とか書かれますが、事実じゃないです。単なる「“古株”アフィリエイター」の一人です)

紹介した記事内にアフィリエイトリンクを張っておけば、その記事を読んで、記事内リンクをクリックして買ってくれた人の購入金額の1%とか3%とか、高いもので5%とかがコミッションとしてその人のところに入ってくるという仕組みだ。

これはやはり記事を書いてゆくモチベーションになる。

ただ、これはアフィリエイトばりばり派の方には理解してもらえると思うが、レビューは「アフィリエイト」という観点からだけみたら割に合わない。時間と手間かけて記事作成しても、そうそこから売れてゆくものでもない。もっと効率いい方法はある。

ま、商材にもよるけどね。

基礎化粧品とか、レビュー書くと結構動くよという話は、複数の人から聞いた。自分、美容系はなんか苦手なんだよな・・・ダイエットはいいんだけど。

それでも、自分が買って気に入ったものを紹介し、それがその人のサイトやブログ経由で売れたら、ちゃりんと小額の報酬が入るというのは、もともとのアフィリエイトのベーシックな形だと思う。

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自分が最初にアフィリエイトの存在を知ったのは99年頃。
その時に「これは面白い!」と思ったのは、アフィリエイトが個人の積極的な情報発信を促進していくと思ったからであり、かつ商品についてのユーザの生の声がどんどんインターネット上に蓄積されていけば、本当にいいものがちゃんと流通してゆくようになるんだろうなと期待したから(当時は大手企業はまだあまりECに本格参入していなくて、中小のこだわりショップが多かった)。

その後、アフィリエイトはぐんぐん広がっていったが、盛り上がりすぎてネガティブな側面もかなりでてきている(トラックバックスパムすごいし・・・ここも)。

自分自身、もう一度原点回帰する意味でも、「レビュー型」のアフィリエイトにしっかり取り組んでみたいと思ったのが、昨年のことだ。


ちなみに今、飛行機の中。
どの辺だろう?
札幌、天気いいといいなあ。


もう少しでシートベルト着用サインがつきそうなので、
このあたりでいったん終わりにします。

●旭川のホテルで記事を公開しています/明日は札幌ビアガーデンです!!!

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