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【そもそもブログダイエットとは？】

ブログダイエットとは、2003年以降のブログ大流行によって注目を集めるようになった最新のダイエット法。
「△△△ダイエット」という言葉が、雑誌やテレビ等のメディアを通じて、毎月数え切れないくらい世に送り出されている。最近では「にがりダイエット」「デューク流ウォーキングダイエット」などが話題となっており、大きく「食べ物系」「サプリ系」「エクササイズ系」にわかれる。（※その他、体にシールを貼っておくだけとかお布施をするとか、やや分類が難しい「ほんとかよ系」もある）

しかしながら、これらダイエット法全体に共通する問題は明白だ。そもそも、なぜこれだけ膨大な数のダイエット法が登場しているのか。内容の良し悪し、効果の有無ではなく、要は、何をやっても「三日坊主」で終わってしまう人達が世の中に五万といるということだ。

つまり、肥満に悩んでいる多くの人に必要とされているのは、今まで試したことがない新しい“ダイエット法”ではない。どんなダイエット法でもいいから、それを目標達成まで続けるための“継続法”である。

ドロップアウトを防ぎ、目標とする理想体重・体脂肪を実現するには、

1. ダイエットに取組んでいる過程をより多くの人に公開し、他者からの注目を自分への縛りとする
   
2. 同時期にダイエットをしている仲間を見つけ、横の連携を図ってゆく
   
3. 自分のやり方だけに固執せず、他者からの情報提供・アドバイスも受ける

といったことが非常に重要な要素となってくる。
本来ブログという仕組みは、同じテーマについての情報発信をしているサイト同士の横の連携、そしてサイト運営者と訪問者のコミュニケーションを重視して設計されたものであり、この３点を実現するために十分な機能を標準で装備している。

もちろん、ダイエット日記専門のサービスを提供しているサイトも、従来より多数存在している。ただそれでは「ダイエット中の見知らぬ人」の内輪なネットワークだ。意思が弱い人ほど、より強力な縛りを作るため、家族・友人・同僚などにもその存在を知ってもらう必要がある。

探してみると、ダイエット日記を綴っているブログは多い。それら同志のブログへリンクをはり、時にはコメントをしたり、また興味深い情報が公開されていれば、自分のブログで紹介し、かつトラックバックを行うなどのコミュニケーションを積極的に図っていくことで、いつしかそれら“同志”との連帯感も生まれ、「自分ひとりドロップアウトしてはいけない」と強く思う存在となってゆくだろう。なんつっても、「日本の文化は恥の文化である」とまで分析された日本人、たとえハンドル名のつきあいであっても、途中でくじけたと思われるのは恥ずかしいものだ。　

関連記事：極秘プロジェクト『ブログダイエット』（2004.04.12）
　
　
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