• 広告を利用しています/紹介製品の価格・スペックは記事作成時点のものです

日本最南端の島「波照間島」

写真

沖縄観光コンベンションビューローの観光PRキャンペーン「次は八重山」関連で招待いただいた八重山ブロガーツアー。2日目は最南端の島「波照間島」へ。

この波照間島が大好きで、年何度もリピート訪問している知人もいる。民宿に泊まり、馴染みの宿泊者たちと夜ごとゆんたくで語り合う。昼間はのんびりまったり。話を聞いていると、「離島」ならではの醍醐味がぎゅっと詰まった場所のようだ。

写真

石垣港離島ターミナルでは、Facebookで教えてもらった「マリヤシェイク(泡盛)」をゲット。

入って左手奥の小さな売店で売っている。

写真

美味しい♪
「泡盛」の存在は実はあまりわからなかったけど。

写真

そしてこれが波照間島行きの高速船。

「ものすごい揺れる」と聞いていたが、この日は幸い晴れており風も波もさほどなく、また追い風なこともあり、まったく問題なかった。

「なーんだ、楽勝じゃん」

と思ったが、それが大きな間違いだったことを翌日痛感することになる。

写真

ちなみに船の中はこんな感じ。

石垣島からは1日3便。
所要時間は約60分で、大人は片道3,000円/往復5,700円。

8:30石垣発に乗れば、一日観光して16:50波照間島発の便で帰ってくることも可能だ。

●安栄観光 - 運航案内 | 石垣島ー波照間島航路

写真

雲はかなりでており、晴天とはいかなかったものの、雨降りだった1日目に比べればかなり天候回復し、海の色は見とれてしまう程美しかった。

写真

そしてあっという間に波照間島。
船に乗り込む人達の半分くらいは工事関連など仕事で島を訪れていた人のようだった。

写真

宿泊はペンション最南端。

写真

窓の外には、島で一番美しい「西の浜ビーチ」が広がっている。

写真

さっそくペンションで自転車を借り、ビーチに降りてみた。

これは!!!

空は雲で完全に覆われており、晴天時ほどではにのだろうが、それでもこの美しさ!きめ細かい白砂も見事だった。

写真

前回の沖縄離島めぐりの時にも連れ歩いたペンギンくん登場!
やっぱ沖縄の海はいいよね。

●沖縄離島めぐり

写真

そのまま自転車で島散策へ。
ペンションからも近く、かき氷が有名な「みんぴか」は木曜定休で閉まっていた。残念!!!

写真

観光客向けだろう。
「←集落」なんていう案内表示も。

写真

製糖工場。
この時期はさとうきびの収穫がピークで、島外どころか県外からも臨時バイトがやってきて作業をしているらしい。もちろんさとうきび収穫バイトなんていうのもある。

写真

ちょっと驚いたのは小中学校が立派だったこと。
敷地は一緒のところだが、校舎も小学校と中学校で別れており、かなりの規模だった。

●波照間島 - Wikipedia

Wikipedia見ると人口は2009年3月時点で542人。
子どももかなりいるのだろうか。

写真

ふと足元に目をやると「日本最南端 南十字星が輝く島」マンホール。建物は波照間島のシンボルのひとつになっている星空観測タワーの建物だ。

写真

集落内にある名石共同売店。
「次は八重山」公式サイトの取材で一緒にまわっていた人によると、夕方に共同売店近くを通ったら、おじい・おばあ(島のお年寄りたち)が集まって世間話をしている風景をみたとか。

●沖縄と波照間の共同売店

「共同店」または「共同売店」と呼ばれる商店は、現在沖縄本島の農山村地域と、離島の一部に存在します。字(集落)ごとを単位に、字の全住民の出資によって運営されている商店で、いわば生協のようなものです。共同売店が村落唯一の商店であるところも少なくありません。

波照間島にはいくつか個人商店もあるが、それとはちょっと違うらしい。離島ならではのスタイルなんだろうな。

写真

家はかなり高めに作られた塀とフクギ並木に守られている。

中央の集落は割と規模大きいが、この時期はさとうきびの収穫があり日中は畑で作業に専念している住民が多いようで、クルマとも人ともあまりすれ違うことはなかった。

写真

さて郵便局。
・・・しかし、「ただの」郵便局ではない。

「日本最南端の郵便局」

だ。

写真

手作り感いっぱいの絵葉書も売られていたので、一枚買って、窓口で波照間島の消印を押してもらい、実家にだした。

直接ポストに投函しちゃうとこの消印は押してくれないので、必ず窓口で職員に声をかけ、先に押してもらおう。それで宿に持ち帰って葉書を書き、後でポストに投函するでも大丈夫なので。

写真

小中学校の近くにある交番も観光名所のひとつ。
コンクリ外壁に日本地図(あと台湾)が描かれ、波照間島が赤く塗られている。

隣は駐在さんの宿舎らしく、小さな女の子が木登りをしていたら、学校から先生らしき人がやってきて「おとうさんいるかな~?」とか声をかけながら交番に入っていった。

写真

そして集落を抜け、島の外周道路を時計回りに走り始めた。草っぱらにヤギもいたりして、とにかくのどかな島の風景。

写真

遠くには常に水平線。
島をわたる風がとても気持ちいい。

今回一泊だけで帰ってしまうのがやはりもったいない。せめて2泊か3泊のんびり過ごすべきところだなあと。そして夜は民宿でゆんたくしないとだよね(今回泊まったペンションは、自分達以外は家族連れ1組だった)

・・・と、いきなり畑の中から三線の音楽が流れてきた。なんだなんだ?

写真

よく見ると、畑の中に車が5台以上止まっており、かなり大勢の人が一斉にさとうきびの収穫作業をしていた。音楽はラジオ番組で流れているものだったようだ。

あとで星空観測タワー館長さんに話を聞いたところ、波照間島ではまだ「結(ゆい)」が残っている島で、その結の中の人達で共同してさとうきびの収穫作業を順番にしていくのだという。

写真

島の西端には、今は使われていない飛行場がある。

●波照間空港 - Wikipedia

もちろん「日本最南端の空港」だ。2007年までは石垣島との間に定期便が運航されていたそう。

写真

空港から星空観測タワー&日本最南端の碑へ続く道。

思わず鼻歌を歌ってしまいそうな風景。
集落をでてから30分以上、クルマとも自転車ともまったくすれ違うことなく、さとうきび畑や草原が広がる中を漕ぎつづけた。

写真

ふと横を見ると牛がいたり。

写真

反対側見ると、ヤギがたくさんいたり。
牛はつながれていたり、囲いの中だったりするが、このヤギさん達は完全に自由行動になっていて、写真を撮っていたらいきなり全員で疾走し、目の前で塀を次々に飛び降り、道路を横切って遠くに消えてしまった。

なんかもうびっくり。

写真

未舗装の道を通って海の近くにも行ってみた。
島の南東側はかなり切り立った崖になっていて、石がごろごろ。背の低い植物が密集していた。ちょっと与那国島を思い出す風景だ。

写真

トゲトゲの葉が大きくこんもりしているのはハマアザミ。

写真

これはモンパノキでいいのかな。
強風が吹きつける海岸線ゆえか、背の低い木しか見なかった。

写真

星空観測タワーでは、毎晩星空観測会が開催される。
雲が出て星が見えない時にはプラネタリウムの中で、星がきれいに見える夜はドームを開いて直接空を見ながら星の解説を聞けるという。

●天体観測 竹富町波照間島星空観測タワー公式 南十字星や天の川・土星・木星・月などが観測できます。

周りに民家・街灯も無い水平線が見える海岸線にあるため夜は満天の星空の元での星空ガイド、望遠鏡での天体観測も行っております。4月下旬から6月中旬まで天気が良ければ南十字星も観測できます。

残念ながらこの日は雲もでており、また満月3日前で月が明るすぎ星はあまり見えないということで、観測会には参加しなかったが・・・

写真

館長さんに子ヤギを抱かせてもらった。
慣れてないのでとってもへっぴり腰な私。

写真

子ヤギたち。

写真

観光PRサイトのコンテンツ作りで取材にきていたHさんとはここで再開。ハードスケジュールすぎる取材の疲れもあるのか、母子ヤギにしばし癒されている様子。

写真

ちょっと辛口でとってもユニークなキャラの館長さん。
ヤギ抱かせてくれてありがとうございました!

写真

そしてやっとたどり着いた最南端!
これは「日本最南端平和の碑」で、戦後50周年記念で作られたそう。

写真

石を並べて作られたこのモニュメント。
どんな意味があるんだろう?と考えていたけどわからず、スマホで調べようと思ったら、島の中でこのあたりだけauは圏外だった。

今検索してみると、名前は「蛇の道」。
日本全国から取り寄せた石で作ったモニュメントだそう。

しかしなぜに蛇???

写真

そしてここが日本最南端の碑。

与那国島で日本最西端の碑は訪れているので、残るは最北端と最東端だね!

写真

日本の最南端の風景はゴツゴツでかなり殺伐。

写真

せっかくなので、さらに南下して海沿いでビールでも・・・と思ったが、予想してた以上の切り立った崖でちょい怖かった。

写真

真っ白い波たてて崖を駆けあがってくるし!

写真

灯台。

写真

ドコモのアンテナ。
これとは別に、島西側にも一基アンテナが建てられていた。auは東端では圏外になってしまったので、恐らく中央集落あたりに一基じゃないかなあ。ソフトバンクは完全圏外だったぽい。

写真

再びフクギ並木に守られた集落に入り

写真

民宿「ハウス美波」で「最南端波照間島入島記念証明証」を購入した後、ペンション最南端に帰還。

写真

買ってきたオリオンビール缶片手に建物屋上にあがって夕暮れ風景を堪能。
天気がよければ、水平線に沈む夕陽がばっちり見える場所だ。

写真

まったり~。

写真

そして夜は島でたぶん唯一の居酒屋「あがん」に行って、お店の若き店長やそのおじいさまと一緒に楽しいお酒を飲ませてもらったんだけど、長くなっちゃったので、その話はまた別途。

●「次は八重山」公式サイト

> 続く

[旅]八重山離島めぐり2013年1月の記事一覧