ギリシャ最終日~地図を買う
前にも「年とってからの旅行は結構楽しい」というようなことを書いたことがあるが、今回の一ヶ月旅行でもそれを実感している。
若い頃ほど気負いがなく、自由度が増している気がする。
具体例をあげると「最終日」。
若いころは「今日はここでの最後の夜だから」「最終日だから」何かスペシャルな思い出を作らなくちゃ!的な縛りを自分にかけていた。
もちろん今でも多少はそんなこだわりもあるけど、経験的に知っている。そう思ってしまうことで、何をやっても「期待値以下」になってしまい、結果、変な焦りだけ感じながら、消化不良になってしまうことを。
ってことで、アテネ最終日。
飛行機が深夜0:50発だったので丸一日時間があったんだけど、特に計画は立てず、ホテル近くで空港行のバスに乗る時間だけ決めて街にでた。
いまさら何だけど、アテネの地図を駅前のキオスクで購入して。
旅行中「後悔」という気持ちは極力封印しているんだけど、さすがにこれは「到着した時に買っておくべきだった」と悔いた。通りの名前からホテルの場所まで、非常に細かく載っている。
値段は4ユーロ(700円程度)なんだけど、これがあれば、前日行くのを途中で断念した民族舞踊が見れる劇場にも安全な道を通って行けたし、鉄道旅した夜も、戸惑うことなく正しい方向のバスに乗れたのになあと。
便利なことに、港町ピレウスも裏面にある。
初日、どのエリアこにホテルがたくさんあるのかわからず無駄に歩いてしまったが、この地図があれば一発だった(青いベッドマークがホテル)。
アテネの中心部分は、スクエアから放射線状に大きな通りが伸びているような場所が何箇所かあり、通りを一本間違えるとあさっての方向に進んでしまうことがあるんだけど、建物や柱にちゃんと通り名が書かれているので、それを地図と照合しながら歩けば、迷子になることはない。
次からは3日以上滞在する街については、「まず市内地図を買う」を基本にしよう。