LGエレクトロニクス「CINEMA 3D」
ブロガーにとって、3D関連製品って意外に難関。
ものすごい迫力だったよ~!ぐわっと前に飛び出して!!!
と、どんなに書いても今一つ言葉でうまく伝えられないし、試しに写真撮ってみても・・・
「うーん、めっちゃ感動したんだけどなあこの3D映像」
という感じ。
なのでとりあえずこれだけ書いておこう。
「店頭で試してみて」
LGが6月下旬から発売開始する新方式の3D液晶テレビ「CINEMA 3D」は、これまで3Dテレビに感じていたストレスがかなり解消された製品になっている。3D映画再生環境がなく(DVDプレーヤーがない)、ゲームもやらず、3Dテレビを「欲しい」とは全く思わない自分すら・・・
「これならありかなあ」
と、思えるようになっているからだ。
今回のタッチ&トライイベントの会場は、入ってびっくり。
東京ミッドタウンのホールという時点でなんとなくそんな気がしていたが、プレスリリース会場だった。
●LGエレクトロニクス、偏光3D方式対応「CINEMA 3D」など液晶テレビ2機種5モデルを発表 - デジタル - 日経トレンディネット
舞台にずらり並ぶのは、相当大きなインチの液晶テレビ。
LGエレクトロニクスの担当者から新製品の紹介が行われた。
今回発表される「CINEMA 3D」モデルは、32インチ・42インチ・47インチの3種類で、売りは新しい3D技術。
既存の3D技術のほとんどは、テレビと専用メガネが通信を行い、右目用の映像と左目の映像を高速で交互に表示することで、「視差」による3Dを実現している。
アクティブシャッター方式というらしい。
ただ、私自身も展示会や店頭で体験して思ったけど、
長時間それで映画見たりゲームしたりしたら、普通に疲れるだろうなという代物だ。
- 映像のちらつきがかなりある
- 座る位置がある程度限られていて、姿勢もあまり変えられない
- メガネがちょいと重たい/追加購入すると高額
技術的なことは、他の詳しい人の解説を読んでもらえたらと思うが、今回LGが発表したモデルの3D技術は「左右を交互に表示」とは全く違う。
- 常に左右の映像が流れている
- 右目用と左目用の映像は横に交互に並んでいる感じ
- 光の回転の向きが違っていて、それぞれのメガネからしか入ってこない
ちょっと認識間違っているかもしれないが、こんな感じ。
それゆえ、左─右─左─右と画面が高速で切り替わることなく、常に左右を同時に見続けるためちらつきがなくなる。
実際、ちらつき気にならなかった!
さらに、この「円偏向FPR」にしたため、メガネ側の環境も大きく変わった。
- 構造が簡単なのでコスト低い→1個1000円くらいで変える
- ただのメガネなので軽い/メガネの上から装着するクリップ式のものも
- 充電の必要なし
- ごろんと寝転んだり、姿勢を崩しても問題がない
重さは、従来のものが40gなどあるのに対し、16gと大幅軽量。
テレビと通信して左右映像を交互に見せる仕組みも必要ないので、こんな薄いものも可能に。
そして従来のものが1個1万円などしたのに対し、1個1000円ほど。互換性が高いので映画館から持ち帰ったものも使えたりするらしい(非公式情報)。
テレビとの通信の必要がないので、寝転んだり姿勢変えたりしても大丈夫。
私自身は従来の3Dテレビを家で使ったことがないのでわからないが、このあたりがかなりストレスだったらしい。
そんな3Dの技術紹介を受けてから再度製品を体験すると、
やはり納得する。
映像は、どんな高速で前に飛び出るような場合でも、チカチカちらつくようなことはなく自然&シームレス。
思い切り斜めから見ても全然問題なし。
そして奥行き感もかなり強い。
うっかり手をだしてつかみたくなるような感覚を味わえる。
・・・といくら説明しても多分絶対に伝わらないと思うので、
店頭に「CINEMA 3D」製品が並んだら、ぜひだまされたと思って、メガネかけて見てみてください。
昨年まで3Dテレビで「うーん、これはないかな」と思っていた人も、ちょっと印象変わると思うので。