中国の主要サイト(1)検索エンジン&ポータルサイト
日本でもよく知られている中国のサイトと言えば、まず「微博(ウェイボ)」だろう。日本のテレビでもよく"中国版Twitter"として紹介されることが多いソーシャルメディアだ。
検索&ポータルサイトの「百度(バイドゥ)」や日本の楽天市場に相当する「淘宝(タオバオ)」、日本のドラマ・アニメが放映翌日には字幕入りで公開されているという動画サイト「優酷(ヨウク)」あたりも比較的知られている。
他にも多くのユーザを抱えたメジャーサイトをいくつかご紹介しよう。
検索エンジン
- 百度(バイドゥ)・・・シェアNO1検索エンジン
- 360捜索(ソゥスオ)・・・セキュリティソフト&ブラウザ普及で急上昇中
- 捜狗(ソゥゴウ)・・・シェアは低いがじわじわ増加中
中国で圧倒的シェアを誇る検索エンジンと言えば「百度(バイドゥ)」だ。ただ以前は8割以上あったシェアが、ここ数年は360捜索に食われじわじわ減少中。検索エンジン以外に「百度新聞(ニュース)」「百度知道(知識共有サイト)」「百度音楽」などもあり、日本で言うところのYahoo!的存在となっている。
中国でセキュリティソフトとして非常に人気が高いのが「360安全衛士」。無料でダウンロードして利用できるので多くの中国人がこれを使っている。同じ会社が出しているブラウザ「360安全瀏覧器(ブラウザの意)」も利用者急増中で、それにともないデフォルトのホームページとなっている「360導航」でこの検索エンジンを使う人が増えている。360導航は主要オンラインショップやコミュニティサイトが網羅されており便利。
老舗ポータルサイト「捜狐(ソゥフ)」の検索エンジンで、2013年にQQというシェアNO1のメッセンジャーソフトを抱える騰訊( テンセント)が出資をしている。シェアはさほど大きくないがじわじわ増加中。
ポータルサイト
捜狐は中国のポータルサイトの中でも老舗。中国版Yahoo(雅虎)かあまりぱっとしない中で大きなシェアを占めていた。ここ数年は百度など検索エンジンが伸び、ソーシャルメディアの勢いも増す中でシェアを落としているとか。
ピンインは「xinlang(シンラン)」だが、英語名は「sina(シナ)」になっている。中国版Twitterとも呼ばれる最大手の微博「新浪微博」を運営しているためアカウントを持っている人も多い。
10~20代だとアカウントない人はいないのでは?というくらい中国で普及している「QQ」というインスタントメッセンジャーを有する騰訊のサイト。ピンインは「tengxun」だが英語名は「tencent」。
中国語の「新聞」は「ニュース」の意味で、百度のニュースポータル。検索窓上のメニューから「百度知道(Yahoo!知恵袋のような知識共有サイト)」「百度音楽(日本POPも多い)」「百度地図」などへ行ける。
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中国の検索エンジンシェアの最新状況については下記記事が参考になる。