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最終日:フェリーとバスを乗り継いで国際空港へ

写真かなり密度が濃かった3泊4日の旅行も最終日。JTBのツアー扱いなので空港までの送迎もあるのだが、18:40のフライトなのに「ロビー2時集合」と初日に言われ、その場で断ってしまった。他のお客さんの手前「早すぎるので自分で行きます」とも言いにくかったので、「最終日は仁川で中華街を回ってから空港に行きたいので」を理由にした。

新しいソウル郊外の国際空港は「仁川(インチョン)」にある(東京から見たら千葉か神奈川って存在かな?)。

単なる口実だったのだが、口に出してみると実際に実行してみたくなるもの。


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ただ実際に行こうと思うと、ガイドブックの情報だけではちょっと不確実なことが多かった。
ソウル市内から仁川(仁川駅)までは、地下鉄乗り入れの鉄道があるので簡単にいける。問題は仁川駅周辺から国際空港までだ。

ソウルから仁川国際空港までの直線上に中華街など見所のある仁川(仁川駅)があるのだが、空港が沖合いの島にあり、仁川駅から空港に行こうとすると、ぐるっと遠回りな高速をバスかタクシーに乗っていくしかないようだ。タクシー高くなりそうだなあ。バスはどっからでているんだろう?そもそもどのくらい時間がかかるんだろう?

よくわからないまま、「まあ大丈夫だろ」と電車で仁川に向かう途中、もう一度ガイドブックを読んでいたら、なんとフェリーがあることが判明!ラッキー♪

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仁川駅。
もっと大きな駅でにぎやかな町かと思っていたのでちょっと意外だった。

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しかし、それに隣接する観光案内所は立派。
そしてスタッフの女性がきれいで親切だった。駅周辺に全くコインロッカーがなく困っていたら、預かってくれるという。ここで日本語のパンフレットをもらい、国際空港に向かうなら、観光案内所すぐ右横のバス停から直行バスがあるということを教えてもらう。

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これがバス停。
フェリー乗り場もあるおしゃれなエリア「月尾島(ウォルミド)」に行くローカルバスも同じ場所からでる。

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これが空港に向かうバス。
ハングル表示だけのバスが多く、外国人には難関なのだが、このバスにははっきり英語でINTERNATIONAL AIRPORTと書かれている。

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こっちがローカルバス。ガイドブックによると2番、23番、45番が月尾島に向かうという。

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なんとかなりそうなことがわかったので、中華街散策をすることに。駅の目の前に立派な門があるので一発でわかる。

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港を見下ろす丘の斜面一帯が中華街になっていて、レストラン中心に派手な建物が並ぶ。

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どこまで続くんだ?という階段は、かなりきつかったが、どう見ても70歳以上に見えるお年寄りがひょいひょい登ってゆくので負けじと追いかけてみた。あとで「え?っ!?その上から眺める港が最高なのに?!もったいない?!」とか言われても悲しいしね。

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さらに立派な門。
これをくぐって上ってゆくと公園のようなものが広がっていた。眺めもよく、たくさんの老人がウォーキングしているのどかな風景(健康ブームとか?漢江の堤防歩いていても、ウォーキング中の人とたくさんすれ違う)

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すごいなあと思ったのがこれ。
公園の一角に、アスレチック道具が並んでいる。筋トレとかやっちゃうやつだ。フィットネスジムなどにあるのをシンプル化したようなもの(重さ調整とかはできない)。

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どこの筋肉を鍛えるものなのかも書かれている。
実際(さすがにカメラを向けるのは失礼なのでやめたけど)、何人かの中高年の人たちが使っていた。地味なセーターやカーデガンを着こんで、毛糸の帽子をかぶった老人といってもいいような年配女性が、静かに黙々と筋トレ(?)している姿は迫力もの。途中から腹筋まで始めたのだが、自分なんかよりはるかに筋力ある・・・。

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こういう丘にお約束のモニュメントも。
朝鮮戦争の時に、国連軍(米軍)が仁川上陸作戦を成功させ、それを機に戦況ががらりと好転した。それにからんだモニュメント(だった気がする/ちゃんと説明文を読まなかった)

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こちらもお約束の、モミュメントに若い二人の愛の落書き。

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そのまま散策し続けていたら、またしても筋トレ道具発見。しかも通路に沿って様々な種類のものがずらりと並んでいる。不思議な街だ・・・。日本でも、子供の遊具が危ないとかいって撤廃するなら、中高年向けの健康器具を並べるってどうだろう?

その後、仁川駅まで戻り、観光案内所横のバス停から2番のバスに乗り、終点の月尾島へ。

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デートコースとしても人気が高いというしゃれた海沿いの通り。日本でいうと横浜ってところかな。

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なんとなく気になったキャラクター。
耳はかもめ?

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フェリー乗り場もすぐにわかった。朝7時から夜21時まで、30分おきにでている。料金も2000ウォン(約200円/面倒なので1円10ウォン計算)と安い。

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車もかなり乗り込んでくる。
そんなに栄えた島には思えないが、やはり空港関係者や出迎えだろうか?(高速道路より料金が安いとか?)

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ちなみにここの周遊クルーズはなかなかエンターテイメント性が高くて面白そう。次にくることがあったら乗ってみたい。

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さっきの不可思議キャラは、おしりがキュートだった。

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旅するバッグ。
こうやって、全荷物を持って移動のために船に乗るのは久しぶり(周遊は別)

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そして島側のフェリー埠頭が見えてきた。
さて・・・やはり空港がある側からはかなり遠そうだが、バスは走っているだろうか?タクシーもなかったらやばいなあ・・・。観光案内所の美人スタッフも、ちょっと首をかしげていたし・・・。

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島から見たソウルの摩天楼。

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埠頭を降りて右手のほうにバスターミナル(という名の空き地みたいなところ)があった。さすがに時刻表も案内もハングル1色になる。仕方ないので、地図上のハングル語の地名と突合せをしながら、空港行きのバスの時間を確認。30分ほど海を見ながら(かなり孤独気分になりながら)バスを待ち、無事乗り込むことができた。

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バスの中。

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料金箱。
運賃は他のローカルバス同様900ウォン(約90円)だった。1000ウォン札を入れると、運転手さんがレバーのようなものを動かして100ウォン硬貨がお釣り皿にでてくる。

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くねくね回っていったせいか、なんとフェリー乗り場から空港まで30分近くもかかってしまった。このルートで空港に向かう人(あんまりいないと思うけど)、島側のバス待ち時間も含め、余裕を見て移動したほうがよさそげだ。

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そして空港到着!

以上、ソウル市内から国際空港まで、超ローカル乗り継ぎで行く方法でした。

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