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おうちで体験!~臼杵煎餅手塗り体験キット

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臼杵は「うすき」と読み、大分県にある古い街並みが残り観光客も多い城下町。私も沿岸ツーリングの途中で立ち寄ったことがある。

その臼杵市で創業100年を超える後藤製菓が伝統的な製法で作り続けている「臼杵煎餅」の手塗り体験キットをモニターとして提供していただいた。

●後藤製菓公式サイト<臼杵煎餅>

▼臼杵煎餅手塗り体験キット(1分39秒)

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キットには、4種類の商品(臼杵煎餅や生さんど)各5枚ずつが入っていて、こちらはこのままいただくことができるもの。

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そしてこちらが手塗り体験用の具材で

  • 素焼き煎餅10枚×2袋
  • 生姜糖1袋
  • 棕櫚(しゅろ)の刷毛2本

に加え

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手塗り体験の時に下に敷くシート、写真入りの解説シートも。
公式サイトを見ると、リアルな店舗で実際臼杵煎餅の手塗り体験を行っているそうなので、きっとこれらのシートは元々そこで使われていたものなのだろう。

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体験ってどんな内容なのか興味ある方もいると思うので、解説シートをアップで掲載しておこう。

準備は簡単。
耐熱容器に生姜糖を入れて水で溶き、何回かにわけて加熱してドロドロっとしたタレを作る。

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そして素焼き煎餅を持ち、伝統的な棕櫚の刷毛を使ってタレを表裏両面にこすりつけるようにして塗っていく。

何度か力を入れてこすることで、白い縞模様が浮かび上がってくるのだそう。

タレは結構多めに用意されているので、余ったら生姜湯にしたりジンジャーエールの材料にすることもできるそう。

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ちなみにこれが職人さんが作った「見本」ともなる臼杵煎餅だ。
生姜のいい香りも漂ってくる。

江戸時代、参勤交代の際の携帯食として作られたという臼杵の伝統銘菓。
今でも伝統的な製法を受け継ぎ、1枚ずつ丁寧に手塗りで作られているのだそう。

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さっそく開始!

せっかくのキットなので、大勢で体験したほうが楽しいかなと思い、シェアハウスのキッチンで行うことにした。

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臼杵煎餅で使われる生姜糖の生姜は地元産の有機生姜。
もともと生姜の一大生産地だったそうだけど、きっと外国産の安いものが大量流入していることも関係あるのだろう。農家の数は減って採れる量も少なくなっているそう。

この臼杵煎餅が地元産の有機生姜にこだわることが、臼杵市での有機生姜作りの維持・発展にもつながっているという。

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こちらが棕櫚の刷毛。
ばしっと切りそろえられているほうがタレをつける側とのこと。

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タレを作る。

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そして割らないように注意しながら素焼き煎餅を取り出して並べ・・・

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いざ、手塗りスタート!

煎餅に生姜糖を溶かしたものを塗るだけなんて簡単かと思いきや、実はそんなことなく結構難しい。まず持ち方。そして線が入るように塗ろうと思うとなかなかうまくいかない。つけすぎるとダメだし、少ないと今度は伸びない。

体験参加者は、途中で何度も解説シートを読みながら、どうしたら白い線がでるのか試行錯誤していた。

強く塗るというところがポイントらしい。

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表面を塗り終えたら次は裏側も。

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その後、再び表面にした時に歓声があがった。

いつの間にかほんわりと白い線が浮かび上がっていたのだ。

そう、生姜糖が冷えはじめ固まってくると、白い線もくっきりと見えるようになってくるのだ。

「自分、うまいかも!!!」と自画自賛する人も。

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この時の参加者はみな大人だが、結構盛り上がった。
できあがりを見るとわかると思うのだが、単純に見えてなかなか奥深く、人によってこれだけ差がつく。

丁寧かつ几帳面に根気強く塗っていた人の煎餅は、細く繊細な白い線がたくさん並ぶが、割とすぐ「こんなもんだろ」とやめてしまった人の煎餅は、ややぼてっとした線になっている。ちなみに私は後者だ。

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真剣に手元を見つめる参加者。

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出来はどんなであっても、自分で作れば愛着も湧く。
いいんです、愛情がこもっていれば出来栄えはどんなでも。

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自作の煎餅をいとおしい目で見つめる参加者。
この方の煎餅は、なかなか繊細なラインが美しい仕上がりに。

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お見事!

この体験で面白いのはもうひとつ。
作った後に食べると、ちょっとしっとりした食感があって本来の臼杵煎餅とはまた違った美味しさがあるのだ。

「塗り立てだとこんな美味しいなんて!」

そんな感想もあがっていた。
さらにあまったタレをスプーンで大量にディップして贅沢にいただくこともできる。

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これきっと、お子さんと一緒にやっても盛り上がるはずだし、子供にとってはより貴重な体験となるだろう。

臼杵煎餅に限らず、こうして砂糖コーティングしたお菓子はいろいろある。
どうやってそれが作られているのか理解すれば、きっとその後、それらのお菓子を見る目も異なるだろうし、食べる体験も変わってくるだろう。

さらに和菓子にせよ洋菓子にせよ、手作りがどれだけ手間がかかり大変なものなのかを知るのも大切なことだ。

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キットに同梱されているお菓子も本当に美味しかった。
これは臼杵せんべいサブレ。

臼杵市のPRキャラクター「ほっとさん」は、国宝にもなっている臼杵市の石仏がモチーフ。臼杵市役所の職員がパワポ資料に書いたイラストから始まったんだとか。

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一口食べて気に入ってしまったのがこちらの「うすきせんべい生さんど」。
抹茶と小豆があり、特に抹茶が美味しかった!

袋から出すとたちのぼる抹茶の香り。

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そして硬い煎餅かと思ったら大きな間違いで、実はやわらかく間に抹茶餡が挟まれている。
洋菓子のような風味もあって、とっても上品な味わい。知っていたら臼杵訪れた時にお土産に買ってきていたのになとちょっと後悔したほどだ。

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この体験キット、これだけ入っていてお値段は税込3,240円。
送料はエリアによって異なるが、九州で600円、近畿で800円、関東は1,000円だ。

今年は一度も会う機会がないままという人も多く、年末の挨拶や里帰の代わりにお歳暮でという方もいるかもしれない。
モノだけでなく「体験」もプレゼントできるこんなキットもぜひ候補のひとつに。特にお子さんがいる家庭などへの贈答品に選んだら、そのセンスの良さを評価されると思う。

●後藤製菓公式サイト<臼杵煎餅>

▼臼杵煎餅手塗り体験キット(1分39秒)

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