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マスク用スタンプ「花粉症なんですゴム判」作成&販売♪

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「こんなスタンプがあったらいいのに」

以前からそう考えていた花粉症の人用ゴム判を作ってみた。初レーザーカッター作品だ。

Facebookで写真を公開したところ好評で友人・知人にも販売することに。その後Twitterがプチバズ状態になり一般販売開始。なぜだかゴム判作りと発送に明け暮れる日々となった。


花粉症・喘息もちの人のためのマスク用スタンプ

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使い捨ての不織布マスクにスタンプするためのゴム判。
花粉症の人であればきっと、なぜこんなスタンプを作ったのかすぐ想像つくだろう。

電車やバスの中、あるいは商業施設や会社で。
花粉飛散時期には鼻がむずむずして思わず咳き込んでしまうことが多々ある。

インフルエンザ蔓延時期だと、マスクをしていてもやはり周囲に不安を与えてしまう。ましてや今この新型コロナウイルス感染拡大期だと、不安を飛び越えて「恐怖」を感じてしまう人もいるだろう。「花粉症で咳したのに睨まれてしまった」とぼやく人も多いが、それは仕方もないことだろう。皆、不安なのだから。

じゃあどうすればいいか。
自分が花粉症なのだと伝えられたら、周囲の不安も多少は和らぐのではないだろうか。

方法としては「バッヂをつける」「マスクに手書きをする」などいろいろあり、私も以前(新型コロナウイルス騒動が起きる前)マスクにマジック手書きを試してみた。ただマジック手書きはなんとなく不潔感もでてしまう。そして思った。

「スタンプが欲しい」

ただオンラインショップでも見つけることができず、昨年秋頃から自分で作ろうと思っていた。

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そして作ったのがこちら。
今月3月1日に初めて作ったレーザーカッター試作品のゴム判だ。



数量限定で手作りゴム判販売

さっそくFacebookで試作品の写真を公開したところ、知人・友人に大好評。
その後Twitterで流したところ1万を超える「いいね」が付き、リツイート数も伸びてプチバズ状態に。

いずれ「minne」「creema」などの手作り品の個人販売マーケットで売ろうかなと思っていたのだが、予定前倒しで簡易オンラインショップを立ち上げ、そこで販売を開始した。

●花粉症さんの味方

結果。

あっという間に完売。

その後も増産・在庫追加しては完売の繰り返しだ。

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Twitterでは「喘息なんです」ゴム判も欲しいという声が相次ぎ、こちらも制作した。

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あと試作段階で丸枠や別テキストのゴム判も作っていたので、「花粉症なんです」在庫がない時にはこれらも販売した。

ただやはり一番人気は「花粉症なんです」だ。
この「なんです」には、周囲の人に対し不安にさせて申し訳ないという気持ちも込めている。



レーザーカッターで作成

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レーザーカッターでゴム判を作ろうと思ったのは去年秋のこと。
個人でもレーザーカッターなどの工作機器を時間単位で利用できる場所があると教えてくれたのはブロガーつながりのTomakiさんだ。

●イラレからデザインして、ゴム印ができるまで : 日曜アーティストの工房

Tomakiさんが利用しているのは「Maker's Base(メーカーズ・ベース)」というところだが、初回オリエンテーションに参加するタイミングがなかなかあわず数カ月が経過。

2月に入って新型コロナウイルス感染拡大による社会不安が広がる中、以前にもまして「花粉症なんです」ゴム判の需要が高まってきた。調べると渋谷にもレーザーカッターが利用できる場所がある。

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レーザーカッターや3Dプリンタが使えるカフェ「Fabcafe」だ。初心者向けレーザーカッター講習会があると知り、さっそく申込んで受講したのが2月23日のこと。

●FabCafe Tokyo | 3Dプリンタとレーザーカッターが使える渋谷のカフェ

その講習会を受けた日の夜、一週間だけ無料利用できる画像編集ソフト「イラストレーター」をダウンロード。そしてずっと作りたかったゴム判の原稿を作成した。

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一週間後の3月1日、レーザーカッター利用45分枠をオンライン予約し、いよいよゴム判作りに挑戦だ! Fabcafeが初心者にとって非常にありがたいのは、イラストレーターの原稿さえ作って持参すれば、機械の設定や実際の加工などはすべてスタッフがやってくれること。

ゴム判の厚みや素材などによっても出力など変わるようなのだが、そのあたりもお任せできる。
月額会員になる必要もないので、個人にとっては非常にハードルが低い。

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位置調整などもやってくれるので、貴重なゴム板を無駄にしてしまうこともなく安心だ。

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ちなみにTwitterでのプチバズりによって、先週・先々週と2回テレビ局の取材を受け、Fabcafeでゴム判を作っている様子が撮影された。今週のどこかで流れるかもしれない。

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レーザーカッターで加工したゴム版がこれ。

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凹凸のスキマに細かな灰がつまっているので、歯ブラシを使って一個ずつ丁寧に水洗いする。

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そしてペーパータオルの上に並べて一晩自然乾燥。

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ゴム判の取っ手部分「台木」は、「印材館」という印材専門オンラインショップで購入している。最初試作品段階では適当なサイズのものを購入したが、二回目のオーダーからはゴム判の4.5×1.5㎝に合わせオーダーメイドしている。

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ホームセンターで購入した、数ミリのスポンジ厚がある強力両面テープで貼って完成だ。

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梱包・発送のための素材はすべて100円ショップのダイソーで調達。

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梱包のための発砲シートでくるんでマスキングテープでとめ、それを小さなビニール袋に入れて封をする。手間はかかるが、こんな素人作品を買ってくれるなんて本当にありがたいことなので、感謝の気持ちを梱包に込めた。

商品が届いた人からのメールやTweetも続々届き、使ってくれている様子が見れるのは本当にうれしい。

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ちなみにおススメのスタンプ台はダイソーの青・緑グラデーション。
一般的な赤や黒の朱肉・スタンプ台より爽やかな感じになるはず。

またスタンプ台の種類・不織布マスクの素材によっては、インクがなかなか定着しないことも多い。もし何時間経っても触ると指につくということであれば、ティッシュなどで上からそっと押さえ、余分なインクを除去してから使ってほしい。洋服などについてしまってもいけないので。



スタンプでマスク生活を楽しくしたい!

今もまだ、「花粉症なんです」「喘息なんです」ゴム判の発注が入り続けており、増産と梱包と発送に追われる日々だが、実は作りたいものはまだいろいろある。

衛生用品であるマスクなので、スタンプはあまり好ましくない可能性はあるが、健康に害がない範囲であれば、マスクを使って何らかのメッセージを発信したり、周囲の人とちょっとしたコミュニケーションをするのはありかなと。

今、マスク着用によって周囲の誰もが「半覆面」状態になっている。電車やバス内など閉ざされた空間での摩擦が起きやすくなっているのは、新型コロナウイルス感染拡大による不安感もあるが、「見渡す限りマスクだらけ」という人の顔が見えない違和感ある風景による部分もちょっとある気がしている。

そんな「マスク」を白いキャンパスに見立て、遊び心あるスタンプをいろいろ作って楽しめたらいいなと思っている。

●花粉症さんの味方

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