建物も生まれ変わった「パレスホテル東京」内覧会(後編)スイート
続いて「パレスホテル東京」内覧ツアー一行は、スイートルームへと向かった。フロア通路からドア開けて中に入るとそこにはまた通路。しかも壁には大きな絵が飾ってある。
まずは寝室。
美しい国の、美しい一日がある。
パレスホテル東京が目指すのは、よりきめ細やかな心遣いでかたちにする、落ち着きと品格に満ちた「最上質の日本」。訪れる人の心をときほぐし、ゆるやかに流れるくつろぎの時間とともにお迎えします。
帰りにいただいたリーフレット1ページ目にはこんな文章が書かれていた。コンセプトは「グランドレジデンス」。
“和”へのこだわりも随所にあり、都心に多数ある外資系の高級ホテルとはまた違った趣が新鮮だ。
こちらがリビングスペース。
2面が広いガラス窓になっていて、日没前はきっとすごく開放的な景色なのだろう。
テラスでてびっくり。
なにこれ、この広さ・・・
卓球台がいくつ置けるんだろう。
これはデラックスルームにも置かれていたが、南部鉄瓶の急須と湯のみ茶碗。
大画面の液晶テレビの下には、木製のスピーカー。
これなしでも十分迫力ある映像・音響だと思うんだけどね。実際にテレビつけて見させてもらえばよかったと後でちょっと後悔。
バスルームかと思って開いた扉は、無駄に広すぎるトイレ。
「こっちですよ、バスルームは」
他の内覧会ツアー参加者に教えてもらって寝室脇を入っていくと、突き当りに化粧台。手前の引き出しは金庫内蔵だ。
右側にはウォークインクローゼット。
そして左側にバスルーム。
バスルームには、はめ込みの大きな窓ガラス!!!
バスタブに漬かったまま、正面の大都会の夜景を堪能できちゃう。
これは気持ちよさそうだ~!
こちらはまた別のスイートルームのリビング。
部屋ごとにテイストがかなり異なる。
パレスホテル東京のデザインは、ヨーロッパ中心に活躍するテリー・マクギニティー氏。1999年に「Best Luxury Hotel Refurbishment賞」を受賞したデザイナーだそう。
国内では他に、ストリングスホテル東京インターコンチネンタルのデザインも手掛けている。
こちらはさらに「和」を取り入れてデザインされた部屋ということで、なんと木桶に木の椅子も。そしてバスタブ横の窓も大きい。
ベッドルームも落ち着いたデザイン。
貧乏性なので、淡色のカーペットの上を靴で歩いてしまうとどぎまぎするんだけど、汚れにくいものらしい。
部屋にはそれぞれ、一点もののオブジェが飾られている。
もちろん広いテラスからの眺めも最高。
目の前に広がる皇居とその向こうにさらに広がる東京の夜景。
雨が降っていなければかなり遠くまで鮮明に見えるそう。
いつかこんな部屋に泊まってみたいな~と、溜息つきまくってしまった。
この後特別に、国賓級のゲストなどを迎え入れるというパレススイートも見させてもらったんだけど、そちらは写真撮影一切禁止だった。
まったく別物。
広い会議室のような部屋や、料理人も同行する場合が多いのでキッチンも。通路はさんで向かいには、警備の人が泊まる部屋もいくつかあった。
6階には日本食・中華、フレンチのダイニング。
バーは1階にもある。
この内覧会の後、私は1階のメインダイニングで、隣接する某銀行に勤めている昔の同期女性5人と懐かしの同窓会をした。
「以前のパレスホテル東京になかったのは、スパとプールなんです」と内覧会を案内してくれた担当の方が話していたが、リニューアル後は新たにスパができた。
かなり充実のマシンジムもあり、プールも本当にきれい!
そうして一時間ちょっとにわたる内覧会は、最後に宿泊者用のフロントとロビーをまわって、すべての行程を終えた。
期待していた以上で、写真を撮りまくってしまった。
何かの記念の時に、「アーバントリップ」として、ひとりで泊まりにきてみたいなと思う(単に一緒に行ってくれる人がいないだけなんだけどね)
住所は「丸の内1-1-1」。
50年以上の歴史をもつ、日本を代表するホテル。
今後もきっとまた、一休.comで内覧会募集もあると思うので、興味ある方は「ファン」登録しておくといいだろう。