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近未来通信のIP電話中継基地局オーナー

写真普段あまりニュースネタ扱わないんだけど、この事件については一点だけ気になっていることがあるので、エントリーしてみた。

ここが「IP電話」というキーワード磁石で投資を集めていた頃、自分は「IP電話研究室」というサイトを運営したり、10ヶ月間だけだが、All Aboutの「IP電話・メッセンジャー」ガイドを務めていた。

All Aboutのガイドをしていたことを知っている人は少ないと思う。

「自分じゃ無理だよなぁ、このネタ」と当初から懸念していたとおり、やはり一年もたずにネタというか気力というか、関心が尽きて辞めた。たぶん自分から辞めてなくても、確実にクビになったと思う。そのカテゴリは、徳力さんが今「最新ネットコミュニケーション」という新しいテーマで濃い連載を続けている。

当時の記事一覧(2003年06月10日~2004年03月21日までが自分の記事)

そんな縁もあって、新聞や雑誌から「IP電話」関連で取材を受けることもあり、「IP電話」関連の記事とか情報はいつもチェックしていた。
で当時、自分の勘違いでなかったら、朝日新聞の朝刊には、頻繁にこの会社の「IP電話中継基地局オーナー募集」の広告が、大々的に掲載されていた。

たまたま、うちが朝日新聞なだけで、他の全国紙でも一緒かもしれない。
で、その朝刊の、大きな活字を見るたびに思っていた。
 
 
 
ジョークだと思わずに誰か投資しちゃったら
 
 
どうするんだ、朝日新聞???

  
 
自分みたいな投資にも業界知識にも疎い人間ですら、「この広告大丈夫か?」「掲載しちゃってお年寄りとかが信じたらどうするんだ?」と思っていたわけだから、他にも同じ思いで新聞広告を眺めていた人、たくさんいると思う。

投資した人達に聞いてみたい。
最初に、なにで「IP電話中継基地局オーナー」なんて聞きなれないキーワードを目にしたのか。

新聞社が、広告宣伝&投資勧誘の片棒どころか、
両棒をかついでいる気がするのは、自分の気のせいだろうか?
新聞社に責任の一端があるように思うのは、自分の勘違いだろうか?

IP電話関連は、いろいろ、うごうごしているカテゴリで、
自分みたいなしがない情報サイトにすら、一時期はメールがきた。
(Googleで「IP電話」と検索すると、自分のサイトが上位表示されていた時代が結構長かったんです)

怪しいものは無視。
専門知識もない、たかが個人情報サイト運営者だって、そのくらいの分別はある。
自分のサイト訪問者を惑わせてはいけない・・・その程度の良識は持ち合わせている。

あるいはもし自分が、変な話に乗っかって、All About上に特定の企業の宣伝につながるような記事を書いたとしたら、All About側でストップしたと思う。もちろん、そんなこと絶対にしないけど。

近未来通信の行為が詐欺にあたるかどうかとか、あの事業がまっとうだったのかどうかは、自分には全くわからないし、別に関心もない。

ただ気になるのは、自分の勘違いでなかったら、繰り返し広告を掲載して、おそらく相当額の広告収入を得ていただろう、新聞社の責任だ。

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