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気仙沼大島ランフェスタに参加!(1)

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昨日5月27日に宮城県・気仙沼大島で開催されたマラソン大会、「気仙沼大島ランフェスタ」に参加してきた。ハーフと10kmがあり、自分は人生二度目のハーフに挑戦。

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●気仙沼大島 ランフェスタ ~楽しむことが支援になる~

気仙沼大島(大島)は、気仙沼湾の入り口あたりに浮かぶ島。


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震災までは「気仙沼つばきマラソン」というマラソン大会を開催していたが昨年は中止となり、今年、復興をテーマにした「気仙沼大島ランフェスタ」が開かれた。

昨年末に気仙沼を訪れた際、大島に行きたかったけど行けなかったこともあり、また復興につながるイベントということで参加することにした。もちろん与論島のヨロンマラソンで島マラソンの魅力にはまったゆうのも大きい。こんなサイトも作っちゃったしね。

●島マラソン情報館

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気仙沼へは、高速バスで一本。
池袋西口を23時に出発すれば、翌朝6時には気仙沼市役所前に到着する。

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高速バスと言うと今はちょっと眉をひそめる人も多いかもしれないが、岩手県交通などが運行する、気仙沼や大槌町、山田町など三陸に向かうバスは、どれも3列シートで隣の席との間に通路があって快適。運転手さんも2人体制なので安心だ。

ただ、高速道路も一般道も、かなりガタガタ揺れるので熟睡は全然できないけどね。気仙沼通るバスは今回初めて乗ったけど、遠野・釜石・大槌町方面に行くバスより一般道降りてからガタガタ揺れた気がする。

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そして気仙沼市役所前。
庁舎は一階部分が津波でやられていて復旧工事中。

年末に一度来て、2日間結構いろいろ歩き回ったので、地図は見なくても道はわかる。

●気仙沼漁港周辺を散策!温泉も入った!
●12/24オープンの気仙沼・復興商店街「あさひ鮨」で最高に美味しい鮨を食べた!
●WADA-blog(わだぶろぐ):東日本一周旅行2011年末年始

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年末にオープンした復興商店街「南町紫市場」を通ってフェリー乗り場方面へ。

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このあたりは、残っている建物も一階部分は壊滅状態で、建て壊しを待っているだけの建物が多い。それでも年末はまだ、中にひっくり返ったソファやら落ちてきた天井やらがごちゃごちゃに詰まった状態だったので、かなり撤去が進んでいると思った。

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それと建て壊しも進んでいた。ここも、年末に来た時には、あさひ鮨さんなどの建物が壊れたまま痛々しい状態で残っていた。

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そして漁港のほうに向かって歩いていった。
この日は本当に天気がよく、まだ朝だというのに太陽がちりちりするほど。

本当はフェリーに乗ってすぐ大島に渡ればいいのにそうしなかったのは、一個困ったことがあったからだ。私ってば、マラソン大会に参加するのに・・・

「何故かランニングシューズを忘れた(>>_<)」

駅周辺や津波被害が甚大な漁港周辺では靴売っているお店はなさそうだったので、少し内陸に入った幹線道路沿いにある東京流通センターを目指した。

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気仙沼リアスシャークミュージアムの前も、前回来た時にはまだ壊れた船が横たわっていたが、今はもう片付けられていた。

●気仙沼漁港周辺を散策!温泉も入った!←年末はこんな感じだった

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そこから内陸のほうに入っていったあたりも、建物は取り壊し更地化が進んでいた。

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昨年12月には破壊された家屋がまだたくさん残っていて、既に更地化していた陸前高田や大槌町、あるいは短期間でかなり復興進んだ石巻との違いに驚いてしまったが、ここもこうして、どんどん変化してゆくんだなあと。

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流されてしまった一階の壁を、透明のトタンで囲っている家もあった。内側に飾り棚のようなものを作って、クリスマスオブジェ的なものなどをびっしり並べている。

痛々しい風景の中にあって、ここは何だかちょっとなごまされた。

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そして気仙沼線の線路と大川を越えると、風景は一変。

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こちら側も津波は押し寄せてきたものの、建物を押し流してしまう程ではなかったとのこと。東京靴流通センターもすぐ見つかった(ほんとよかった~!)。

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開店の10時まで時間があったので、青果市場に隣接する食堂に。唯一空いていたのがここだったんだけど、中に入ったらお客さんはみな市場関係者。

「どっから来たの?」
「埼玉から。明日大島のマラソンにでるんですよ」

お店のおかみさんや、来てた常連のお客さんといろいろ話をさせてもらって1時間以上滞在。大島の話や津波の時のことなど。

絶対にこないと思っていた津波がここまで来てしまったこと、警報は割としょっちゅうあるけどいつも大したことなく終わるのでやはり油断したこと、近所のお年寄りとか助けずにまずは自分ひとり逃げろと言われたって、そんなことできるはずないよなどなど。

「でもうちは家もお店も大丈夫で、普通にこうして暮らしていることができて申し訳ない気持ちになるよ」とも。

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そして頑張ってねと送り出してもらい、無事シューズも買って再びフェリー乗り場に。

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漁港の建物外壁には、津波がここまで来たという目印も取り付けられていた。

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こちらは復興屋台村。

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プレハブの店内は狭いけど、地元の人や復興関連・ボランティアなどで来ている人で夜は賑わっているところだ。

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私は年末にも来た「あさひ鮨」で。
ここのお寿司は最高!

●12/24オープンの気仙沼・復興商店街「あさひ鮨」で最高に美味しい鮨を食べた!

あと前回カウンターでおごってもらったご夫婦へのお土産とその時に一緒に撮った記念写真を託してきた。

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そしてフェリーに。

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市場隣接の食堂のおかみさんが、「大島に行くならかっぱえびせん。かもめがたくさん寄ってくるから!」と言ったので一袋買って行ったのだが、これ正解。

フェリーが動き始めると、どこからともなく大量のかもめが取り囲む。えびせん半分に折りながら投げると見事な急降下でキャッチする。かなり楽しい。

他に誰もそんなことしてる人いないので目立ちすぎたけどw

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そして25分で気仙沼大島。
どこか殺風景なフェリー乗り場に降り立った。

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津波直後はこんな状態だったらしい。
フェリーチケットを売っている建物内に写真が何枚も張られていた。

気仙沼湾の入り口に防波堤のように横たわる大島は、外海側だけでなく、気仙沼湾に向いた側も寄せて回流する波で被害が大きかったという。

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さらに、タンクなどから流出した燃料が海上で燃え広がって火の海になり、それが大島の山にも飛び火して火災が起きたと、泊まった民宿のおかみさんが話していた。

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そして小学校で前日受付して、大会実行委員会が割り振ってくれた民宿に着いたら・・・

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全然期待とかしてなかったのに、あまりに眺め最高な民宿でびっくり!!!
目の前に広がるのは、快水浴場百選にも輝いた小田の浜。

なににこの海・・・

きれいすぎ!!!

> 続く

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