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ニッカ余市蒸留所でウイスキー作り体験!~余市マイウイスキーづくり(3)

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直火炊き蒸留、そして糖化釜の中に入るという貴重な体験を終えた一行が向かったのはニッカ会館。広い試飲会場やレストランなどがある場所だ。

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部屋に入ると、テイスティングセットのようなものが置かれていた。余市や宮城峡、竹鶴とかの各年代を飲み比べできるのかしらん。

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・・・と思いながら席に着いたら全然違った!
並んでいたのは原酒。それぞれ代表的な特徴の5種類のモルト

  • フルーティー&リッチ~活性樽貯蔵
  • ピーティ&ソルティ~リメイドバーボン樽貯蔵
  • シェリー&スイート~シェリー樽貯蔵
  • ソフト&ドライ~活性樽貯蔵
  • ウッディ&バニリック~新樽貯蔵

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まずはそれぞれ香りと味を比べてみた後、実際にブレンダーがやるようなバッティング作業を体験できるようになっていた。

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まずはお手本となる、標準バッティング例に沿って5種類の原酒を指定数字の配分で混ぜ合わせてゆく。

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これが本当に面白い。
個性的なモルト原酒が、組み合わせることでまた新しい味を生み出してゆく。

最初に作ったリッチタイプの「3」が好み。
時間があれば、それこそ6つのバッティング用のグラスに全種類作って、順番に飲み比べて評価してみたい気も。

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時間があまりなかったので駆け足だったけど、最後に自分でも「マイシングルモルト」レシピを作って配合。うん。なかなかいいよ。

もっとゆっくり時間ある時にもう一度やってみたい。どこかバーでこういう楽しみ方できるところないかなあ。講座とかに参加してみるというのもありか。

●ウイスキーセミナー「マイブレンドウイスキーづくりに挑戦」(NIKKA BLENDER'S BAR)

最後にとってもサプライズな発表があった。

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竹鶴25年が今年発売されるのだという。
ニッカの竹鶴17年はウイスキーのコンテスト「ワールド・ウイスキー・アワード2012(WWA)」で世界最高賞を受賞している。その前年までは21年が受賞しており、4年連続での世界最高賞の受賞だ。

●竹鶴17年ピュアモルト WWA2012世界最高賞受賞(ニッカ公式サイト)

竹鶴25年は数量限定で、5月に発売されるそう。

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ちょっとほろ酔いで建物をでると、
白樺の向こうの山の向こうに太陽が沈んでいた。

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懇親会までの間、ウイスキー博物館や有料試飲コーナーにいってみた。

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竹鶴のパスポートなどもあった。第一次世界大戦中のスコットランドに単身渡ったのは1918年。20代半ばで、本場のウイスキー醸造技術を徹底的に学んで日本に持ち帰ってきた人物だ。

竹鶴をとても尊敬していると熱く語っていた四家さんが言っていたけど、ほんと竹鶴そしてリタ夫人のこの人生記はドラマにすべき。NHKの朝の連続ドラマとかで見たい。「そうしたらNHK朝ドラ初の外国人ヒロインだ」確かに!

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品質にこだわり続ける技術者カルチャーが強いニッカの第一号がこれ。

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竹鶴とリタが暮らした家も、移設されている。
以前は入口あたりしか見れなかったが、今回中に入らせてもらうことができた。

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国際結婚をし、日本にやってきたリタ夫人は、日本人より日本人になろうとしていた。リタが漬けた梅干しなども残っている。

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リタのために竹鶴が取り寄せて誕生日に送った英書。表紙裏には竹鶴からリタへのメッセージが手書きされていた。毎年こうした贈り物をしていたそう。

いい話だ~♪

竹鶴はリタとの結婚を夢見るようになり、ついにリタに自分の気持ちを打ち明ける。 「あなたにその意志がなければ、はっきりおっしゃってください。…もしも、…もしあなたが望まれるのなら、わたしは日本に帰るのを断念してこの国に留まり、職を探してもいいと考えています」これに対してリタが返した言葉は、竹鶴にとって生涯忘れられない言葉となり深く胸に刻まれた。 「わたしたちは…スコットランドに留まるべきではありません。日本へ向かうべきだと思います」

リタはさらに言葉を重ねる。
「マサタカさんは、大きな夢に生きていらっしゃる。
その夢は日本で本当のウイスキーをつくること。
私もその夢を共に生き、お手伝いしたいのです。」(ニッカ公式サイト「ウイスキーに捧げた男たち|竹鶴の愛した人」より引用)

そして懇親会。

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いくらもかけ放題!

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竹鶴21年に鶴17年までが飲み放題!なんて贅沢な!

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そしてこれが、「余市マイウイスキー作り」に参加した人に10年後に送られるボトル。これは2000年に参加した人達が樽詰めしたもの。

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最後は、まっくらな余市蒸留所の中を正門まで歩いて解散。
盛りだくさんの一日目でした。

でもまだ二日目もあります!

> 続く

好奇心を刺激するイベント参加レポート

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