ニッカ余市蒸留所でウイスキー作り体験!~余市マイウイスキーづくり(2)
2日間の日程で行われる「余市マイウイスキーづくり」、今回の参加メンバーは20名。普段の蒸留所見学では見せてもらえないところにも入ることができ、話を聞きながら真剣にメモをとる人の姿も。そしてここから“ウイスキーづくり体験”が始まる!
蒸留
蒸留所のハイライトはやはり「蒸留」。
ボディがころんと丸みを帯び、上に向かって伸びた口が最上部でかくっと折れ曲がった不思議な形をした蒸留器(ポットスチル)。
並んでいるポットスチルの形はいろいろ。
形や大きさなどによって、ここまで全く同じ工程で作られたものでもまったく個性の違う原酒になっていくのだという。
そしてニッカの蒸留所でちょっとびっくりするのは、ポットスチル上部に注連縄がまかれていること。
京都の松尾大社には酒の神が祀られており、亀の井の水は酒造時に入れると酒が腐らないといわれ、延命長寿、よみがえりの水としても知られているらしい。工場にあるポットスチルの上部には注連縄と紙垂が掛けられているが、これは政孝親父の生家が造り酒屋であったことに由来している。(ニッカ公式サイト「ウイスキーに捧げた男たち」より引用)
蒸留所の中に入ってからとにかく「日本ではないような」風景に接し続けてきたので、ここだけ日本土着の信仰が形になっていてなんだか不思議な気がするし、強い愛情のようなものも感じる。
余市蒸留所では、もう他では見られない石炭による直火炊きでの蒸留方法がいまだに採用されている。これってすごいことだよね。いまだに観光用ではなく現役で機関車が在来線を走っているようなもの。
ポットスチルを直火焚きで蒸溜する蒸溜所は、スコットランドでも数えるほどしかなくなりました。しかも現在はガス燃料の使用が主流となり、「石炭直火蒸溜」を行う余市蒸溜所は世界でも稀な存在です。(ニッカ公式サイト「受け継がれる技~火を操る職人」より引用)
この石炭をくべる作業を体験だ!
△尊敬するブロガー平田さん@dh memoranda
△心から竹鶴を愛するウイスキー党四家さん@裏[4k]
△超チャーミングなChinackyさん@どこでもドアジャンクnet
△カメラ目線もばっちりなイケメンのりおさん@エアロプレイン
△そして自分はワクワクするとすぐ笑顔になっちゃうんです
いやー、スコップで石炭投入するだけなのに結構興奮したよ!
糖化釜の中に入った!!!
ここで再び先ほど見学した「糖化釜」の場所に戻ってきた。
そこに並んでいたのはたくさんの白い長靴。
もしや!!!
そう。
中に入れちゃうのです!!!
今まで他の蒸留所でも、ガラス窓から中を覗くだけだったこの釜の中に!
作業体験としては、糖化して麦汁を排出した後の麦芽カスを底の穴に落とし込むというお仕事。通常はスタッフがひとりで一個15分くらいかけて行うのだという。
この麦芽カスは近隣の酪農家の人がとりにきて、牛の飼料になるそう。
私ももちろん入りました。
意外に中は広く、ぴっかぴか!
そして建物をでてくると、あたりは夕暮れ風景。
ブロガー集団は写真撮影にも時間かかり、質問もがんがん繰り出されたのでかなり時間押していたが、この後お楽しみの「試飲」というか「バッティング体験」だ。