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「恒福茶具」さんの「お出掛け茶盤(白磁茶器セット付き)」(2)

写真「日々の生活の中で忘れがちでもあり中々難しいことでもありますが、道具にこだわりお茶にこだわってお茶の時間を楽しむことは、やはり心にゆとりがないと出来ることではありません。」


「恒福茶具」の白川店長は、自身のブログのトップページでこう書いている。

いや、本当にそうだと思う。
先日まで一緒に中国に行っていた大学後輩のMも「中国茶を家でゆっくり楽しむ“ゆとり”を作りたい」といっていた(←前回の訪中で「日本で売るのか?」というような大量のお茶を買いながら、ほとんど飲まずに終わったらしい)

自分も今“心のゆとり”がない。
今朝も仕事をしなくちゃとイライラしながら、ほとんど逃避行動のようにブログ記事を書いてしまっては自己嫌悪に。

どうにも「集中力」が欠けていて仕方ないそんな時、ふとリビングの片隅の「お出掛け茶盤」が目に飛び込んできた。

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「仮にそんなゆとりは無いとしても、美味しいお茶を口にすると「ゆとり」の大切さに気づくことが出来ます。」

白川店長はそうも書いている。
ふむふむ、そうかも。「今は心のゆとりがなくて、ゆっくり中国茶淹れる時間なんてない」と思うのじゃなくて、「ゆとりがないからこそ、中国茶でも楽しむ」という発想が大事なのかも。
 
 
そうだよ、そうなんだよ!!!
(いや今本当に、全身で逃避モードなんです・・・)
 
 
・・・ということで、雨降りの日曜の午後、ひとりお茶会。

まずは、部屋が散らかりまくっていると気分も散るので、放置されていた中国旅行&白州蒸留所ツアーの荷物を片付け(=視野からどけ)、リビングのテーブルの上に積み上げられた書類や封筒なども片付け(別の部屋に丸ごと移動し)、すっきりした気分で座る。

そうそう!

先に「淹れ方」を予習しておかなくっちゃ!

急須はないので、蓋付きの大きめのカップ「蓋碗」を使って淹れることになる。方法は、白川店長ブログの記事が非常に詳しくて参考になる。

中国茶の淹れ方(蓋碗)

淹れている最中に何度もパソコンのところにくるのは興ざめなので、何度も読み返して頭にみっちりたたきこむ(っていう程は複雑じゃないんだけどね)。「高い位置よりお湯を注ぐ」というところが、慣れないと難しそうだ。

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ひとりなので、茶杯1つでいいんだけど、なんか寂しいので3つ並べてみた。

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茶杯はとても小さくて、非常に薄い白磁。
完全にお猪口サイズだ。

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中国茶。
さあ・・・どっちにしよう?

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茉莉綉球(ジャスミンティー)にしてみた。
袋をあけると、なかにくるくるとかわいく丸まった茶葉が登場する。

先日の中国茶のお茶会の時に質問した。どうしてこういう丸い形の茶葉になってるのもあるのですか?と。正確な答えは忘れちゃったけど、確か手のひらで、くるくると回すような形で揉むというか、丸めてこんな形になるんだと言っていた気がする。

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され・・・これをどの程度いれるんだっけ?
さっそく記憶が曖昧なのだが、蓋碗の底が隠れるくらいと書かれていたはず。

自分で普段ガラスの急須に入れて飲む時は、球の数にして10個くらいを入れている。少ない感じがするが、ものすごい広がって、かなりの味と香りがでるので。

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うーん、少ないかもしれないけど、こんなものかな?
もうちょっとかな?数えたら18球。普段の倍近くだ。貧乏性なんで、ついケチってしまうが、大丈夫としよう。

(ちなみにこの段階では気付いていなかったが、何球入れればいいかに気をとられ、大切な過程をひとつ飛ばしている)

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そしてお湯を注ぐ。
お湯の温度にも気を配らないといけなかったと思うが、T-FALで沸かしたお湯が何度くらいなのかとか全くわからないので、今回は「初回」ということでよしとした。

この高さからなら、まあ普通に注げる。

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このくらいの高さになると、正直、お湯が茶盤の上に無事着地するかどうかすら危うい。

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間をとってこの距離から。
左手でサイバーショットDSC-M2を握りながらお湯を注ぐ自分、結構器用だよなと褒めてあげたい。

(余談だけど、「Look at ...」管理人さんもM2仲間に♪

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よし!
無事第一過程終了!!!

・・・と、この時、大切なことに気付いた。
中国茶を淹れる上で「非常に特徴的な」あの作業を忘れていた。
 
 
「全ての茶器を温める、これは基本です」
 
 
↑白川店長ブログ「中国茶の淹れ方(蓋碗)」より抜粋

ガーン!
いきなりすっとばしたよ!基本を!

三歩歩いたらすべて忘れるなんて、にわとりかよ、自分!!!
 
 

 
にわとりコッコちゃん
↑ブログ友達との感動の初対面を、コッコちゃん姿で待っていた自分

 
 
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気を取り直し、蓋碗は諦め、茶海と茶杯を温めることにした。

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時間もないので、茶海にお湯を入れて数十秒して、そのお湯を茶杯に移す。

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ところが、薄いためか熱周りがいいのか、熱くてまともに持ち上げられないほど。上品さのかけらもない、へっぴり腰な手つきになってしまっている。何かコツがあるのかなあ・・・。

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3つすべてのお湯を入れ終わった頃には、

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茶盤もテーブルも、びしょびしょに。

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さて1分はまだ経っていないけど、ちらっと蓋を持ち上げてみると、先ほどの丸いころころした茶葉は、見事に開いて、別の何か生き物のように広がっていた。

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もうちょっとだけ待ってから、

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もうそろそろいいかな(一煎目の目安は約1分)。
ここは、ちゃんと予習したことを覚えている。

親指と人差し指で両側から蓋碗をつかみ、人差し指を蓋の真ん中のつまみ部分に乗せて上から押さえる形にする。

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そして人差し指を手前に少し動かして、蓋をずらす。
・・・とずらしすぎだな、これは。

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少し戻してこんな感じ。
これで、茶葉がでないようにしながら、茶海にお茶を移す。
本当は茶漉しを使うみたいなんだけど、持っていないので省略。

このあたりの作業について、白川店長ブログにはこう書かれている。


茶漉しをセットした茶海へ抽出したお茶を移します。(中国茶の茶漉しは目が非常に細かい網で作られています。細かい茶殻まで濾し取りますので、ぜひお使い下さい。また茶海へ抽出したお茶を一度移すのは、お茶の味を均一化する為です。)

 
 
>続く
 
 
「恒福茶具」公式サイトはこちら
 
 
この記事内の写真はすべて、ブロガー仕様(?)のデジカメ、サイバーショット「DSC-M2」で撮影してます。

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