携帯レフ板(1)
料理が一皿運ばれてくると、さっと右手が体の前を斜めに駆け上がり、左胸ポケットから薄型サイバーショットを取り出し、一切の無駄な動きをせずに被写体を捕らえ、シャッターを切る。
「そういう人なら、自分の周りにもいっぱいいる」
と思う方も多いだろうが、なんというか、動きが実に見事なのだ。まさに「抜刀」。
会社の部署の飲み会では、たとえ上司であっても、その人が写真を撮り終えるまで待機し、最初に箸をつける時は、「もういいか?」と尋ねるそうだ。
こんなことを書くと、「もしやあの人のことでは?」と記憶力のいい方なら思い出すかもしれない。そう、あの人です。
・・・と、ここまではプロローグ。
その人と、先週また銀座でお食事する機会があった。
さすがグルメブロガー、本当においしいところをご存知で、その時訪れたのは銀座の「荻」。社長ブログがすごく面白い、炭火串焼きの有名店だ。
ひとつひとつの料理が最高においしく、お店の許可もとっていろいろ撮影させてもらったので、今度どこかで写真を改めてアップしたい。
その席で、どうやったら料理写真を素人なりに上手に撮れるのか?という話で盛り上がった。
そして、その人はちょっと照れくさそうに言った。
「実はあるものを買っちゃったんですよ」
あるもの?
なんですか?
ええっ!?まじですか!?
今日持ってきてるんですか!
見せてくださいよ!
「いや、こういう場所ではちょっと・・・」
え~っ!!!
そこまで話したら見せてくれなくちゃ!!!
「うーん」
そして、かなり嫌がりながらも、ビジネスバッグの中から取り出したのは、
そう、
B5サイズの携帯レフ板!!!
●楽天市場で「レフ板」を検索すると・・・?
>続く
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