ぽすれん

2004年8月12日

最近、ＤＶＤを見まくっている。
理由はひとつで、先月中国旅行から戻ってきて、オンラインDVDレンタル「livedoor ぽすれん」スタンダード
（2枚一組制限なし／月間2,079円）の会員になったからだ。

「ぽすれん」のことは以前から知っていたものの、「TSUTAYAだって月に一回利用するかどうかなのに、2,000円分も借りないよ・・・」と、端から関心なかった。

　
きっかけは、中国旅行同行者との会話。
旅行中は、てくてく歩き続けていることが多かったのと、「そういえば和田さん、話は変わるんですけど・・・」と、ぽんぽん振りネタを変えてくる相手だったため（ちょい待てや。さっきの話題からどこでどう、その話につながったんだ？？と思うことがしばしば）、いろんな話をした。

その中のひとつが映画「ミッドナイトエクスプレス」だった。

「あれ、観ちゃダメですよ。家でひとりで観てたんですけど、途中で気持ち悪くなりました。実話だそうなんですけど、人間の精神が壊れてゆく様子がまざまざと描かれていて、え〜っ、トルコの刑務所って本当にこんな実態がぁって・・・」

観ちゃダメといわれると、妙に興味がわいてくる。帰国後、ネットで最寄のTSUTAYA店舗の在庫確認をしたが見つからず。ネットで評価を見ていると、彼女同様「気分が悪くなった」から「怖い」「大麻持込はやめようと思った」（おいおい）など、いろんな書き込みがある。

・・・観たい！

で、「ぽすれん」に申し込んだ。（２週間無料って書いてあったので）

夜、オンラインでDVD二枚のレンタル申込みをし、翌朝には「発送しました」メール。
そして届いた。ぺらっとしたビニールの封筒がひとつ。

「？会員証？」

よくダイレクトメールに使われる、薄いビニールの封筒の中には、ビニールの袋に入っただけのDVDが２枚。なんと、ハードケースにも何にもいれずに、80円切手でDVDが送られてくるのだ。途中で破損しちゃったとしても、郵送費を高くするよりは安くつくということなのか。

あまりに大胆なので度肝を抜かれてしまった。

封筒内には、DVDをぽすれんに返送するための切手付封筒が二つ折りで入っている。

こっちも薄いビニール封筒で、観終わったらこの中にいれ、接着テープをはがして封をし、ポストに投函するだけ。妙に簡単だが、初回はポストに「ぽん」と投げ込む度胸がなく、手を少し奥のほうまでつっこんで、少しでも静かにポスト内に着地するよう、そっと手を離した。

２週間の無料期間が終わったら、その後解約しちゃえ・・・と思っていたのだが、この手軽さが妙に気に入ってしまい、その後も借り続けている。スタンダードコース（2,079円／月）は借りる枚数に制限がないのだが、実際には一回当たり２枚。そして返却したDVDがぽすれんに到着して初めて次の2枚を「レンタル申込み」できるという仕組みなので、ある程度限度はある。

１日目　レンタル申込み
２日目　発送
３日目　到着　鑑賞
４日目　鑑賞　返送

１日目　到着　レンタル申込み
２日目　・・・

こんな感じで、遅滞なく鑑賞─返送をしたとしても、４日間でワンクルー、1ヶ月で７クルー１４枚がマックスかな。実際には借りたけど観る余裕がないまま数日が過ぎてしまうと思うので、４クルー８枚くらいの場合が多いんじゃないかな。

ただ、「借り放題」という気軽さと「タイトル数の多さ（15,486タイトル）」が魅力だ。
TSUTAYAで３５０円払ってまで借りようとは思わないテレビドラマのDVD版なども借りることができる。「おお、人間交差点もあるんだ！！」など、アニメもちょっと興味あればバカスカ。翌日返却で借りたのに、つい返しそびれて延滞金・・・なんて思いもしなくていい。

ってことで、「元をとるべく」観まくっている毎日。
（多分、そのうち疲れてきたら退会して、今度こそ衛星放送加入を検討すると思う）