レバ刺しの代替食品「マンナンレバー」を食べてみた!
相次ぐ食中毒事件で、遂に厚生労働省が規制検討するまでに至った・・・牛の生レバー、いわゆる「レバ刺し」。
食べられなくなっちゃうのか!と残念がる愛好者も多いが、そんな中で香川県の食品メーカーがすごいものを開発&発売した。その名も「マンナンレバー」。
こんにゃくで作った“疑似レバ刺し”だ。
楽天市場でも購入が可能。
こんにゃくでレバ刺しを再現しました!マンナンレバー使ったレバ刺しこんにゃく是非お試しあれ... |
他のショップでも、いろいろなサイズのマンナンレバーが販売されている。
- 常温で90日保存できる
- 開封後保存する場合は袋内の液に浸して要冷蔵で3日以内
という説明を読み、モノは試しで買ってみた。
しかし届いた実物を見て、ちょっと後悔。
見た目があまりにも「レバーっぽい」のだ。
「うーん、レバ刺しっていうには遠いなあ」
という程度なら全然問題ないというか許容範囲なんだけど、これがもし・・・
『血生臭いこんにゃく』
だったら、この量を食べきるのは果てしない苦行になる。
ドキドキ・・・。
さっそく説明書を読みながら食べる準備をしてみた。
水洗いはせず、パックの中のつけ汁を切るだけでいいそう。
残りはつけ汁のまま冷蔵庫で3日間保存可能。
パックからだすと、さらに「レバ刺し」ぽく見える。
食感も、こんにゃくというには柔らかく・・・やはりレバーだ。
ホワイトバランスの関係でちょい明るめになってるが、実物はもっと濃い「血の色」。
なぜだろう。
「美味しそう」
という気持ちが湧きあがってこない。
ここで気づいたのだが、私はそれほどレバ刺しが好きなわけではないのだ。焼肉屋であれば2~3キレ食べるけど、自分で注文するほどじゃあない。
説明書には、「薄めにそぎ切りするとより本格的になります」とある。さらに盛り付け時に表面に食用油を塗りつけるといいらしい。
そぎ切り。
こういう柔らかいものを切るのに慣れておらず、ちょっと包丁跡が残ってしまう切り方になってしまったけど・・・
かなり「レバ刺し」風になったぞ!!!
別に表面にサラダ油塗ったりしなくても、十分表面がテカテカ艶々光ってて、レバ刺しそのものだ。
器に盛り付け、ゴマを振ってみた。
うーん、これお客さん来た時に出したら、絶対間違えるでしょ。
しかし肝心なのはここから。
味は一体どうなのか。
1枚だけカットしたけど、水切りした網の中にはあと3枚。そして袋の中にはさらに16枚あるけど、3日で食べきれるかどうかは味次第だ。
箸でつまんでもまさにレバ刺し。
端っこのほうが、しばらく「ぷるぷる」小刻みに揺れてるあたりも。
胡麻油をちょっとつけていただく。
口に入れた瞬間、そして一口噛んだ時の食感も、OK!レバ刺し!
そして味は!!!
ん?
あれ?これ?
・・・なんか普通に美味しい。
レバ刺しってこんな感じだったっけ?
何か違う気もするけど、特に期待を大きく裏切られた感じではなく、
普通に「これはいける」と思った。
まず「こんにゃく」臭さは全くない。
そしてダシと醤油の味がする。
一瞬魚介系のダシ?と思ったけど何枚か食べていたらそうでもない気がしてきた。
味は普通に美味しい。
確かにレバ刺しっぽい気もするし、
ただ血生臭さは全然ないので、
そういうのがレバ刺しならではだとしたらちょっと違う。
レバ刺し特有の脂肪的などろっとした濃厚さはないけど、
胡麻油つけて食べると結構ごまかされる。
自分みたいに、レバ刺しの血生臭さが時に苦手かなという人にとっては、
マンナンレバーのほうがはるかに食べやすいかもしれない。
なんて考えながら食べていたら、
あっという間に完食してしまいました。
胡麻油つけて食べているのでたくさんは無理だけど、
他にわさびとか生姜で食べてもよさそげ。
試しに、細長く切って(ゆっけ風)三杯酢かけて生姜すりおろしたのを真ん中に乗せて食べたら、今度はさっぱりした味で食べられた。こんにゃくだと硬すぎるのでこれがちょうどいい。
こんにゃくでレバ刺しを再現しました!マンナンレバー使ったレバ刺しこんにゃく是非お試しあれ... |
他のショップでも、いろいろなサイズのマンナンレバーが販売されている。
そんなわけでこの「マンナンレバー」は、
レバ刺し好きにどの程度受けるかはまったくわからないけど、
自分的には美味しい新しい食べ物を発見!といった感じでした。
動画はこちら(てろんとした質感がわかります)。
▼レバ刺しの代替食品「マンナンレバー」(2分18秒)