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高架下の新スポット「SEEKBASE」内覧会~常陸野ブルーイング東京蒸留所

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2019年12月12日、JR山手線・京浜東北線の高架下に新しい商業施設「SEEKBASE」がオープンした。
位置は秋葉原駅と御徒町駅の間で、秋葉原駅寄り。

●SEEKBASE:ジェイアール東日本都市開発

秋葉原-御徒町駅間の高架下に、未知のワクワクとスグレモノを探すことができる、プロダクトとフードを扱う専門ショップが大集結。ロハスな新感覚の高架下ホテルも併設。技術やこだわりで、アナタのココロをくすぐる、新拠点「SEEKBASE」の誕生です。

高架下開発プロジェクトとしては、同じ秋葉原駅─御徒町駅間の「2k540(ニーケーゴーヨンマル)」が有名だが、同様に"こだわり"アイテムを集めたショップが多数入居する、かなりユニークな空間だ。

ちなみに「2k540」というネーミングが気になっている人もいると思うので、貼り付けておく。

<「2k540」とは>鉄道用語では東京駅を起点とした距離「キロ程」で場所を示します。当該施設は2k540m付近にあるため「2k540」とし、呼びやすく親しみやすいように、読み方を「ニーケーゴーヨンマル」としています。

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私が「SEEKBASE」を訪れたのは12月10日。
古い友人の通販評論家らむねさんに誘っていただき、プレオープン内覧会に参加させてもらった。

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私自身の興味ある分野ではないのだが、おそらくココロくすぐられる大人はたくさんいそうなショップが並ぶ。

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プラレールのお店もあり、実際に走っていた。

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私たちの目的地はここ。
常陸野ネストビールなどで大ブレイクしている木内酒造の「常陸野ブルーイング 東京蒸溜所」だ。

もともとは日本酒の酒蔵だが、クラフトビールブームが来るよりずっと前からビールを作っており、地ビールファンの間で昔から人気だったところだ。ビール工房という、一般の人が麦芽から計量しての本格的なビールづくりを体験できるプログラムをやっており、私がそれに参加したのは2000年のこと。
その翌年には、とあるネット専業の金融機関の立ち上げ関連のお仕事をしていて、開業記念品としてここのビールを提案したところなんと通ってしまい、オリジナルラベルを貼ったビールが業界関係者に配られたこともあった。

「え、でもなんで樽が?」

と上の写真を見て思った方もいるだろう。
そう、ここは「ビール」が主ではないのだ。

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「東京蒸留所」という名前がついているとおり、ここはビールではなく蒸留酒のお店。
奥には小さな、そしてピカピカの蒸留施設が設置されている。

道路沿いの歩道に面している空間を、客席ではなく蒸留設備のために使っているというのもなかなか。

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蒸留酒にハーブで香り・味付けをするための設備もあり、ここで主に作るのは「ジン」。
ここ数年、「クラフトジン」ブームが来ているようだが、木内酒造もそこに参戦するということなのだろう。

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店内は長細く、それほど広くはないがテーブル間のスペースはしっかりとられ、落ち着いた雰囲気。実はこの上は線路なのだが、特に電車通過音がうるさくて気になるということもない。

というか、線路下なことをすっかり忘れていた。

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東京蒸留所オリジナルリキュールは、ジンをベースにしたオリジナルリキュール。
今はまだ、免許が下りていないためこの蒸留所でのお酒造りは始まっておらず、木内酒造の本社だったかな、別の蒸留施設で作ったものを使っているそう。

他に菊盛の酒粕を蒸留した「米焼酎木内25」なんてのも。

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もちろん常陸野ネストビールの飲める。

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最初にいただいたのはジン。
それも昆布エキス入り。

グラスの縁にちょっとつけてあるのは昆布茶だ。

最初は昆布茶なしで、その後はちょっと昆布茶をなめながら。
ジンとは思えないマイルドな味わいで、美味しかった。

強めのリキュール+昆布茶という飲み方が非常に新鮮で、いつか別のリキュールもしくは焼酎でも試してみたくなった。

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そして不勉強で知らなかったのだが、木内酒造が3年前から始めているというウイスキーも。
まだ5年未満ということで、製品として大々的に出荷しているわけではないそうなのだが、ここでは飲むことができる。

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おススメは飲み比べセット。
樽の種類も年代もことなる、木内酒造のウイスキー第一号の三年物。

今でしか味わえないものだ。

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ビール派飲んだことがない「賀正エール2020」と「ニッポニア」を溜めさせてもらった。
どこか甘さのようなものも感じる濃厚な味で、とっても好み。

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こんなビールが用意されている。

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お料理もちょっとずつ試食させてもらった。
北茨城産のブランド牛・ブランド豚などを使ったもので、しっかりした肉の味を楽しめるお料理。

ジンやウイスキーはもちろん、ビールにもよくあう。

●常陸野ブルーイング 東京蒸溜所(HITACHINO BREWING)

開店直後なので今はまだ混み合っているかもしれないが、一人でもふらり立ち寄って飲めるような素敵な場所。
他のお店もなかなか面白そうなので、落ち着いた頃に是非覗いてみてほしい。

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