釣り初心者でも楽しめる「ちょい投げ!房総族」
先週末、千葉・房総半島の鴨川で「第4回ちょい投げ!房総族」という投げ釣りのイベントが開催され参加してきた。
主催は東京湾フェリー。初心者にも気軽に釣りを楽しんでもらおうという趣旨の企画だ。
今回が第4回で、会場は鴨川市の内浦海岸。
事前申込の他、当日現地に直接きて参加することも可能(参加費500円)。
釣り竿を持っていないなら、現地で3,500円で竿&リール&糸&仕掛けのワンセットを購入することもできる。プロアングラー(釣りのプロ)や釣り達人に、糸の通し方から仕掛けのつけかた、そして竿の振り方まで全部教えてもらえるので、経験ゼロのど素人でも安心だ。
私も釣りなんて子供の時以来。
手ぶら参加し、ワンセット購入して初歩の初歩から教えてもらった。
釣り竿セット以外にもいろいろ販売されている。
ちなみに鴨川は日蓮上人の生誕の地。
ここはタイの群生地で、日蓮上人が誕生した時に鯛が飛び跳ね祝ったという言い伝えから、「鯛の浦」と名付けられ、鯛漁が禁じられているそう。
8時過ぎから参加者が集まり始め、それぞれ好きな場所で釣りを始めていたが、9時に一度全員集合。主催者である東京湾フェリーの寺元さんからイベントスタートの挨拶。
日刊スポーツの寺沢さん。
夏の海水浴シーズンはせいぜい2か月。それ以外は閑散としてしまう房総の砂浜。
そんな砂浜からの投げ釣りならお金もかからず手軽、初心者でも楽しめる。気軽にできる投げ釣りの魅力を多くの人に体験してもらい、釣りに興味を持ってもらいたいということで始まった企画だそう。
プロアングラーの林さん。
なかなかこんな方に教われる機会、普通はないよね。
逃げ惑うゴカイジャリメに「ごめんね」と謝りながら針にさし・・・
投げ釣りスタート!
さっそく釣り上げる寺沢さん。
さすが~!!!
私はそもそも「まっすぐ重りを飛ばす」ことすらできず、下手すると大きく斜め方向に飛び、波打ち際に「ぼとん」。
「・・・投げられない!」
そういうと寺沢さん、竿を握る位置から指のかけかた、竿とリールの向きなど、ステップごとに丁寧にわかりやすく教えてくれ、なんと次から一発でまっすぐ飛ぶようになった。
教え方が見事過ぎる!!!
その間、テント下では料理が進行。
鴨川といえば・・・
なめろう!
BBQの準備も。
釣れるのは魚だけではない。カニも!
投げられるようにはなったものの、当たりがまったくない私。
マルキューの「パワーイソメ」なるものを投入してみることにした。
いわゆる疑似餌。
ちぎって使うのだが、これが感触といい動き方と言い、本物そっくりで驚く。
ただまあ、餌がよければ釣れるほど単純ではなく。
「全然釣れないんだけど・・・」と言ってるすぐ近くで、林プロがにっこり。
「4匹釣れちゃった」
魚はたくさんいるらしい。
小さなお子さん達も次々釣り上げ、浜のあちこちから歓声があがっていた。
単に私が・・・魚と相性悪いだけのようだ。
そんな中、見事一匹目を釣り上げた父。
そして最後の最後、私も釣り上げました。
かなりの大物を!!!
まあいいんです。
楽しかったから。
ちゃんと気持ちよく投げられるようになったし♪
テント下に戻ると、キスやカレイ?ヒラメ?のフライが。
釣りたて&揚げたて。
かりっと香ばしいフライ。
砂浜で潮風受けながらの魚フライ。
こんな贅沢で美味しい食べ方は他にないかもしれない。
味噌・ネギと一緒にたたいたなめろうは、
酒飲みの人にとっては何か別の欲求をくすぐる味だ。
この後、車やバイクで帰途につく人が大半なので、お酒はなしなんだけどね。
初心者でも1人でも気軽に参加できる「ちょい投げ!房総族」。
今年最後のイベントが、来月11月6日(日)に鋸南町の竜島海岸で開催されるそう。釣りの後はジビエBBQということなので、今回とはまた違った盛り上がりになりそう。
近いうちに東京湾フェリーのイベントページでも告知されると思うので、気になる方はぜひチェックを。