• 広告を利用しています/紹介製品の価格・スペックは記事作成時点のものです

山手線一周ウォーク決行!(2)

写真

山手線一周ウォークとは、文字通り、環状の山手線沿いをぐるっと一周歩くウォーキングだ。一本の道があるわけではないので、時に山手線の内側を、時に外側を、そして上や下をくぐりながらくねくね歩き続ける。

写真
▲アメ横ことアメヤ横丁(13:58)

Wikipediaで「山手線」を見ると一周34.5kmで、駅の数は29駅(実際に歩く道の距離は40キロ以上)。

駅名前の駅からの距離累計距離
新大久保駅1.31.3
高田馬場駅1.42.7
目白駅0.93.6
池袋駅1.24.8
大塚駅1.86.6
巣鴨駅1.17.7
駒込駅0.78.4
田端駅1.610
西日暮里駅0.810.8
日暮里駅0.511.3
鶯谷駅1.112.4
上野駅1.113.5
御徒町駅0.614.1
秋葉原駅115.1
神田駅0.715.8
東京駅1.317.1
有楽町駅0.817.9
新橋駅1.119
浜松町駅1.220.2
田町駅1.521.7
品川駅2.223.9
大崎駅225.9
五反田駅0.926.8
目黒駅1.228
恵比寿駅1.529.5
渋谷駅1.631.1
原宿駅1.232.3
代々木駅1.533.8
新宿駅0.734.5

新宿スタートの場合のちょうど中間点は、東京駅あたり。逆に東京駅をスタート地点に選んだ場合にも、新宿駅がちょうど反対側となる。

そんなわけで、上野駅はまだ半分にも満たない場所ということになる。

写真
▲活気あふれるアメ横内(14:03)

山手線沿いは、新宿や池袋などの駅前を除くとあまりにぎやかなところというのはなく、むしろ連絡通路ちっくな雰囲気のところも多いんだけど、上野から新橋にかけては、それなりに盛り上がっていたりする。

写真
▲御徒町駅(14:15)

歩き始め直後から足が不調だった主催人TUNKAさんが、ここで足ぱんぱんに固まって、つらいことになってきていた。時間も時間だし、本当に一周できるかどうか、判断をくだすタイミング。(しかしその後TUNKAさんは、「歩くより楽かも!」といって走り出していた。タフな人だ・・・!)

写真
▲秋葉原駅(14:45)

御徒町─秋葉原間で30分かかっているのは、一度コンビニに入って中のイートインでちょっと休憩をしたため。ここまで全然座っての休憩をせず、飛ばしてきてしまった。ひとりで歩くときは、2時間以内に必ず一回、10分休憩をとって歩くのだが、他の人と一緒だと、良くも悪くもペース管理ができにくくなる。

写真
▲秋葉原駅から神田駅に向かう途中にある歩行者専用の橋に向かう階段(14:47)

ここ自分が好きな場所で、神田川にかかる歩道専用「神田ふれあい橋」。

古いものなのかな?と思ったらそうではなく、もともとは、東北・上越両新幹線東京駅乗り入れ工事の際につくられた鉄橋工事用の橋なんだとか(情報元)。

いつか、神田川をのぼっていくウォーキングなんかもやってみたい。

この橋の上で、3人の共通の友人のKさんがスーツ姿で合流してくれた。これから単身赴任先の大阪に戻るため東京駅で新幹線に乗るとのこと。

写真
▲神田駅(14:57)

写真
▲神田駅南口の韓国料理やでお昼ご飯(15:10)

韓豚屋というお店でお昼に。
やはりがっつり食べて後半の元気を蓄えなくちゃね!ということになり。

そして私とTUNKAさんは、誘惑に負けてビールを一杯ずつ。
長距離ウォーキング途中で飲んでしまうのは、リタイア宣言に近いものもあるのだが・・・。

写真
▲定食(15:15)

写真
▲やっと折り返し地点の東京駅(16:10)

先に書いたように、新宿駅スタートの場合は東京が中間地点だが、すでに16時回って、だんだん暗くなってきてるってどういうことよ!!!

東京駅は全面改装中で、
駅舎すら見えないのがちょいと残念。

写真
▲応援に駆け付けてくれたMさん(16:17)

ここでさらに3人共通の友人Mさんが、車で応援にかけつけてくれた。地元のおいしい洋菓子をもって。結構高いものだったと思うけど、最後の2時間くらいは、その洋菓子が私の重要なスタミナと、歩くための人参になった。

写真
▲差し入れの洋菓子はこれとか(16:17)

美味しかったなあ~。

写真
▲有楽町駅(16:26)

そして有楽町駅。
ここでさらに三人の共通の友人でよく一緒に飲んでいる女性のMさんが、これまたドーナッツを差し入れて応援に来てくれ、しばらく一緒に歩いてくれることになった。

(・・・うちら、どんだけ食べまくっているんだ・・・絶対摂取カロリーのほうが高かったと思う)

写真
▲有楽町駅から新橋駅にかけての線路沿いの飲食店街(16:45)

有楽町から新橋にかけてというと、コリドー街が有名だが、山手線沿いには他にもいろいろ細くて不思議な路地が残っている。機会あったら、ガード下探索などしてみても、楽しいと思う。いつか飲みにも行きたい。

写真
▲有楽町駅から新橋駅にかけての線路沿いの飲食店街の裏側(16:46)

ここも、山手線沿いの道なんだけど、ダストが壁いっぱいに伸びていることでわかるように、飲食店街の裏側になる。いろんな匂いがまじりあって、どこか東南アジアの街の通りにも思えてくる。

(有楽町寄りのほうに何も表示なかったので公道かと思って入ってしまったら、新橋寄りのほうに、立ち入るなと書いてあった)

写真
▲新橋駅(16:55)

実は「ゴール時間いったい何時になってしまうんだろう?」という懸念とともに、有楽町あたりからは、時折雨がぽつぽつと顔にあたるようになり、「ここまできてまさかの雨リタイアか!?」という不安感も募り始めていた。

山手線一周ウォークは、日中は普通に楽しいのだが、日が沈み始めたころからのナイトウォークは、ひとりでも友達と一緒でも、少々しんどさがでてくる。

写真
▲浜松町駅(17:17)

駅の写真も非常に撮りにくくなってきた。
ずっとiPhoneで顔入り写真を撮り、Twitterに駅ごとに投稿してきたのだが、その写真もかなり暗いものになり始めた。

でもそれに比例して、Twitter経由での「頑張って!」という応援メッセージも少し増え始めた気がする。自分たちの「本当にゴールできるんだろうか?」というドキドキ感が、向こうにも伝わっているようだ。

写真
▲屋形船が多数係留された渋谷川/古川(17:27)

もしかしたら川の名前が違うかもしれないけど、たぶんこれであっていたと思う。首都高の下をずっと走り東京湾にそそぐ川だ。屋形船が多数係留されていた。

一回目に来たとき、地図も特にもってなくて、このあたりで突き当りの道にはばまれて泣きそうな思いしたっけと思いだした。今回はメンバーのひとりがiPhoneで細かく道を確認してくれていたので、迷ったり遠回りすることがほぼなかった。

写真
▲ベローチェでしばし休憩(17:40)

「1~2時間に一回は休憩しよう」といったけど、歩き始めるとテンションもあがってしまい、なかなか歩を緩められずに突っ走ってきてしまったので、ここでいったん休憩。

東京駅で別れたKさんは「この時間で東京なんてゴールは無理じゃないか。この後速度も落ちるし」と言われたが、なぜか新橋過ぎたあたりから、むしろ歩く速度はあがっていった。暗くなって焦ってきたのもあるし、それほど周囲の風景に気を取られることなく、ストイックにただただ歩く雰囲気になってきたというのもあるだろう。

恐らくこのあたりは、時速5キロ近いスピードだったと思う。

写真
▲夜の第一京浜(18:07)

ここは、自分がおととし東海道53次ウォークをした際、初日雨の中を歩いた場所だ。あの時は全部で28日間歩いたのだが、一日目の記憶はまだかなり鮮明だ。すごく懐かしい。

写真
▲品川駅(18:34)

ここで、メンバーのひとりのご主人が、差し入れをもって待っていてくれた。休日出勤で仕事をしている最中に抜け出してくれたそう。せっかくなのでということで、北品川方面の交差点あたりまで一緒に歩いてくれた。

品川から隣の大崎にかけては、ちょっと間違えるとすごい大回りをしてしまうところ。私は前回、かなり明後日の方向にいってしまい(ソニー本社のあたり)、暗い中泣きそうになった記憶がある。でも今回はiPhoneで最短ルートを突き進んだので、非常に楽だった。わずか数年で進化したよね。

写真
▲大崎駅(19:06)

煌々と明るい照明の大崎駅。
暗くなればなるほどスピードアップしてゆく3人、このあたりで「もしかしなくても私たち、このままのスピード維持できれば新宿駅に23時前にゴールしてビール一杯くらい飲めるんじゃない!?」という確信がもてるようになってきた。

とりわけ、メンバーの一人で唯一の山手線初ウォークなのに驚異的なスタミナを見せていたろんぴさんは、まるで新宿の「ゴール乾杯ビール」にゴムひもで引き寄せられるかのように、かっかかっかと、かっ飛ばしていった。

写真
▲クリスマスでもないのにイルミネーション(19:20)

写真
▲五反田駅からさらなる試練(19:24)

・・・何かというと、五反田駅を通過した直後、急に本格的な雨が降り始めてきたのだ。荷物軽量化で雨具もっていなかったので、コンビニで傘とカッパを購入。

もう少し前に雨が降ってきたら中断した可能性もあるが、残すところあと目黒から代々木までの5駅のみ!行くしかない!

写真
▲目黒駅のアトレ一階のチェアにて足を休めるTUNKAさん(19:52)

フルマラソンも出場し、もっとも健脚なTUNKAさんが、今回もともと不調だったのか足の痛みがかなりひどくなってしまったようだった。たださすがスポーツやっている人だなと思うのは、顔にそれをだして他の人を心配させすぎたりはしないこと。

「歩くと決めたんだから歩くぜ」的な潔さが3人ともあって、テンション下がるどころか、後半になればなるほど、ハイテンションになってきた。

写真
▲目黒駅(20:01)

写真
▲恵比寿駅(20:24)

写真
▲一人だったら怖い渋谷駅近くの通り(20:51)

写真
▲渋谷駅の目の前に通じる地下通路(20:53)

↑今回、この通路の存在を初めて知った!
いつも歩いていた渋谷駅の南口の一角にこんな地下通路への入り口があったなんて!!!

写真
▲渋谷駅(20:56)

写真
▲原宿駅(21:22)

すべての駅で、自分ら3人+応援にかけつけてくれた人も入れての記念写真を撮っていたんだけど、原宿駅はなんというか、若い子ばかりで、写真頼みにくかったなあ。雨もけっこう降ってたし。

写真
▲竹下通り(21:24)

写真
▲原宿から代々木に向かう途中の線路沿いの道(21:40)

第一京浜を歩いているあたりは離れていた山手線と、目黒駅を過ぎたあたりから再びしつこく絡み合うようになっていった。

横を通り過ぎる山手線の列車は、今日自分たちを何度追い越していった車両なんだろう?山手線は1時間ほどで一周するはずだから、単純に考えると、12時間歩いて12回くらいは出会っているはずだ。

そんな、どーでもいいことがいろいろ頭の中に浮かび始めるのもこんな時間帯

写真
▲代々木駅(21:44)

原宿あたりからだったか。
行く手正面に、NTTタワーがそして左手の方角に新宿の高層ビル街が見え始めていた。

「ゴールまでもうちょいじゃん!」

もはや、ろんぴさんは完全に(比喩じゃなく)前のめりな姿勢で、何かに取りつかれたかのようにぐんぐん進んでいって、時に私たちふたりをはるか後ろに残してしまうほどだった。

「ろ、ろんぴさん・・・あの・・・もうちょっと歩を緩めてもらえると」
「あ、ごめん」

本人もまったく気づいていないようだった。

気持ちはわかる。
もはや歩いているというか、引っ張られているような感じ。

新宿という街に。
もしくはそこで待ち構えている「ゴール乾杯ビール」に。

写真
▲新宿タイムズスクエア(21:51)

この辺りまで来ると、風に乗って、新宿駅のホームの案内放送まで聞こえてくる。

写真
▲新宿駅南口が見えてきた!(22:02)

しかし新宿駅は巨大だね。
スタートした西口を通って、東口のアルタと駅の間の広場でゴールしようということになった。

写真
▲新宿西口小田急百貨店前(22:09)

22時はまわってしまったけど、朝も歩いた西口の小田急百貨店前だ。11時間前にここを出発した時には、どんな状態で再びここに戻ってくるかまったく想像できていなかったが、結論としては・・・

なぜか朝の何倍もの気力に満ちていた!

写真
▲ゴールまでのラストウォーク(22:13)

大ガード下を通過して、最後のウォークは緩い上り坂。
足の痛みをこらえ歩くTUNKAさん。

写真
▲新宿駅東口(22:15)

遂にゴール!山手線一周ウォーク達成!!!

朝9時過ぎに出発し、お昼含めて13時間のウォーク。
東京駅あたりで一度は時間的な問題でゴール諦めたものの、まさかの後半のハイピッチウォークで、22時ちょいすぎに無事、新宿に戻ってくることができた。

なんという達成感!

そ・し・て・・・♪

写真

なんたる美味さよ、ゴール乾杯ビール♪

写真


健康&ダイエット&美容の記事一覧