一年の計は元旦にあり
・・・とか言うらしいので、毎年何か計画&目標を立てようとするのだが、いまだかつて、「よし!今年はこれでいくぞ!」というのを決めれた験しがない。
せめて元旦の過ごし方を「理想の一日」に近づけたい。
・・・なんてわけでもないのだが、
今年は「正月パス」で東北地方にふらり出掛けることにした。
≪余談≫元旦のアクセス数が結構多いので「?」と思いながら詳細を見たら、Googleで「あけましておめでとう」検索した人がこの記事にアクセスしていました。なんかいろいろ不思議。
ひとりで行く予定だったが、31日の午前中いろいろ考えた末、電話。
「もしよかったら、明日どこか行きません?」
かなりダメ元の誘いで、母を誘ってみた。
そして交渉成立。生まれて初めての、母との旅行。
家をでたのは6時前。
上野発6:50の東北新幹線に乗車した。
走りこむこともなく、お弁当も買って余裕で乗り込む面長新幹線。
今年の目標その1:早起き!
今年の目標その2:余裕をもって行動!
お正月パスは「グリーン席」4回まで使える15,000円のものにした。
自分ひとりならこんなチケットとらないが、滅多にない母親との2人旅行。ここはケチらず「普段とはちょっと違う贅沢旅行」を企画したいと思った。
今年の目標その3:家族との絆回復!
2007年の日の出。
早朝出発した理由のひとつは、これを新幹線の中から見たかったというのがある。
しょっちゅう、窓から見ている日の出だが(注:早起き人間ではありません)、初日の出はすごく特別だった。でもそれも若いころの話。年を経るごとに、そんなこだわりや執着心が、ぽろぽろとこぼれ落ちていく。老化現象かな。いつまでもいろいろな瞬間を楽しめる自分でありたいんだけどね。
今年の目標その4:イベントを大切にする!
上野駅で買ったのは、鯵と鱒の押し寿司。
なかなかおいしい♪
今年の目標その5:朝ごはんをちゃんと食べる!
そして仙台に到着。
ここで「仙台といえば!」の牛タンを食べようと思ったんだけど、朝9時に牛タンを食べるエネルギーもなく、よくよく考えたら、元旦の朝に「牛タンの名店」が開いているとも思えず、仙台はスルーすることにした。
乗った電車は仙石線仙山線。
(↑ぶるないさん、ありがとうございます)
今年の目標その6:フレキシブルに♪
向かったのは山形。
新幹線の左手に見えた白く雪をかぶった連山を「きれい!」と母が言っていたので、ケーブルカーで山頂まで登って雪景色を楽しめる蔵王へ行くことにした。
つか。
最初から山形新幹線に乗ればよかったのでは?
と思ったり思わなかったり思ったり。。。
ま、人生そんなもんです。
今年の目標その7:無駄な後悔をしない
元旦はいつも天気がいい。
どこか生まれ育った地元を思わせる車窓の風景は・・・
山形県との県境近くで雪景色に。
山形到着。
満席のバスに揺られて30分。
蔵王温泉到着!
あたり一面、硫黄の香り。
雪の合間を、温泉が湯気をたてながら流れている。
蔵王温泉、いいかも。
至る所に共同浴場があった。
風邪をひきそうというのもあり、温泉は入らなかったけど。
蔵王ロープウェイ。
かなり高いところまで行け、スキー客以外にも「樹氷観光組」の姿ちらほら。
朝8時代の小田急線並みの「詰め込み」ケーブルカーに乗って、標高1331mの樹氷高原駅に到着。
この風景だけでもう「着た甲斐あり」。
母の体調がここで少し悪くなったため、引き返そうかなと思ったが、ベンチでしばらく休んだら回復したのでさらに頂上へ。
こちらは、スキー客も少し減りゆったりと樹氷を眺めることができた。
息を飲むような美しい風景。
母もかなり感動していた。
自分も感動。
20代のころは、たまにだがスキーをしていた(運動全般的にダメなんで超下手なまま)。
その時にもきっとこれに近い風景を見ていたと思うんだけど、ちゃんとそれを堪能したのは今回がはじめてかもしれない。
芸術だよなあと思いながら見とれていたら、誰かが言った。
「樹氷って・・・」
「なんか天ぷらみたいだな」
いっきに現実に戻る一言。
頭の中は、天ぷらに。
前夜、年越し蕎麦用に東急ストアで「海鮮かきあげ天ぷら」を買った。
しかし、鍋でおなかいっぱいになり食べずに終わった。
あれ、冷蔵庫にちゃんとしまってきたかなあ。。。
ラップでくるんで、冷凍庫に入れちゃったほうがよかったのかも。
今年の目標その8:食べ物を大切にする/節約意識をつける
そして地蔵山頂駅に到着。
海老天みたいな樹氷の前でぴーす♪
まるでびっしり花をつけた桜のよう。
今回もすべてハイビジョンビデオカメラで撮影。
この美しさや迫力や、自分自身が受けた感銘をそのまま記録できるスキルがほしい。。。
今年の目標その9:スキルアップ(まずはビデオ撮影&編集)
そして再び山形駅に降りてきて、駅近くの焼肉やで食べて飲んで、山形新幹線で東京へ。
帰りは「指定席もグリーン車も満席です」と言われ、仕方なく喫煙自由席。
「せめて最後はグリーン車で」ということで、大宮からグリーン車に移った(結局4回グリーン車使えるはずだったが、この短距離含めて2回のみになってしまった)
新幹線の中で、母親相手に「このハイビジョンビデオカメラはすごいんだよ」話をしながら自分撮影。(ここ2年くらい、いったい何人の人に絶賛しまくったか・・・ハイビジョンハンディカム。ほんといいんです!)
帰京。
東京駅の地下ホームで、あやめ5号を手を振りながら見送った。
カウントダウンは始まっている。
悔いのない時間を送りたい。