東京・西多摩エリア"渓谷を望む絶景温泉"めぐり(8)初冬の奥多摩周遊道路&奥多摩湖岸ツーリング
奥多摩周遊道路とは、檜原村の最奥部から奥多摩町の奥多摩湖畔まで続くくねくね道で、1990年4月に有料道路が無料開放されたもの。夏季は19時から翌朝8時まで、冬季は18時から9時まで閉鎖となる。
そんな奥多摩周遊道路と奥多摩湖畔の道は、今回の温泉巡りでもっとも風景満喫できたツーリングコーストなった。
紅葉ピーク時にはドライブ客でかなり混むのだろうと思うが、私が訪れた12月上旬は、車もバイクも非常に少ない。
自転車で走る人もいるらしい。
ちなみにライダー死亡事故多発エリアでもあるとのこと。
私が借りたアドレス110は、カーブもくいっと曲がれてしまい、自分が普段乗っているクロスカブと比べると加速も早いしスピードだしても安定感があるんだけど、万が一にも借りたバイクどこかに擦って傷つけちゃったら大変!ということで、自分でも驚くほどの慎重走行。
前後に車・バイクほぼいない状態だったからよかったけど、そうでなかったらイライラされるほど、カーブ減速して走った。
道自体は最近整備したばかりというところも多いようで、非常にきれいでかつ走りやすい安全な道だった。
途中何か所も展望駐車場がある。遠くまで何重にも連なる山々。
そして奥多摩湖に向かって下ってゆく道の途中で、檜原村と奥多摩町の境を越えた。
ふと前方を見ると、そんな絶景スポットで愛をはぐくむ猿2匹。
直線の場所だったので、路肩に停車してスマホを構えた瞬間、こちらをじっと見つめながら離脱してしまった。無粋な真似をしてすまない・・・
月夜見駐車場(第一か第二か忘れた)から見下ろした、奥多摩湖。
深い群青色で、さざ波ひとつ立っていない静かな湖面だ。
この超望遠レンズ組は何を狙っているんだろう?
鳥?
山と山の間に、どこか大腸を思わせるような形で伸びる奥多摩湖。
もともとは多摩川をダムで堰き止めて造られた人造湖だ。
湖底に沈んだ旧小河内村には温泉「鶴の湯」があり、今は湖底からポンプでくみ上げ、タンクローリーで旅館や民宿などに運ばれているという。
●vol.15 湖底に沈んだ湯治場 奥多摩町原 ┃ asacoco - アサココ -
●鶴の湯温泉 奥多摩町の温泉:るるぶ.com
紅葉ピークはここも過ぎてしまっていたが、落葉した木のこんもりした茶色が山の斜面にもりあがっている風景は結構好きだ。右側には奥多摩湖。
奥多摩湖畔にもたくさんの温泉宿がある。
ここ麻葉の湯もそのひとつだが、この日は日帰り温泉はやっていないとのことだった。
事前に連絡してからのほうが安全そうだ。
「tokyo reporter 島旅&山旅」というプロジェクトの取材レポーターとして、「青ヶ島」を二泊三日で旅し、記事を書いています。