東京・瑞穂町で里山満喫プチ旅行(1)まずはダイジェスト版
実は行ったことない人も意外と多い東京の大自然ゾーン。
その楽しみ方を紹介する東京都観光PR事業「tokyo海旅山旅」というプロジェクトのレポーターとして、今回「瑞穂町」に一泊一日で行ってきた。
見事な秋晴れで気温も日中25度と超快適!
初めて足を踏み入れた瑞穂町で写真撮りまくってしまったので、まずはダイジェスト版でご紹介したい。
訪れたのは台風一過の9月11日(金)から12日(土)にかけて。
金曜日の夜、都心から中央線→八高線と乗り継いでやってきて宿泊したのが、おそらく瑞穂町で唯一の宿泊施設かなという「スズキヤ」。実はなんと温泉旅館(手前の竹で囲われているところ)。
旅館で朝食を食べ8時に出発。
箱根ヶ崎時計台の左から奥に伸びる旧・青梅街道を歩き、まずは箱根ヶ崎駅へ。
なぜいったん駅に向かったのかというと・・・
箱根ヶ崎駅東口の駐輪場で自転車を借りるためだ。
一日借りてもたったの200円。瑞穂町散策にはこれが一番!
瑞穂町は、埼玉・東京にまたがる広大な狭山丘陵の西の一角にある。
「トトロの森」のモデルとも言われる里山で、埼玉側はかなり宅地開発されてしまっているが、東京側は都立公園として保全されている。
瑞穂町も、その面積のかなりの割合を自然いっぱいの森が占めている。
そして自然遊歩道がたくさん!
整備されていて、トイレなどの施設もしっかりしているので、「山登りまでは無理だけど緑いっぱいの中をハイキングしたい」という家族連れでも気軽に来れる場所だ。
まずは残堀川の脇を走って、狭山池公園へ。
朝も早いし人なんかいないかと思ったらびっくり。
池の周りには釣り糸を垂らす年配男性が何人も。
さらに巨大望遠レンズを付けたカメラで青く美しい小さな鳥、カワセミを狙う人たちもたくさん。ここはカワセミでも有名な場所らしい。
住宅地の中に点在する茶畑を眺めながら走り・・・
お次は「さやま花多来里(かたくり)の郷(さと)」へ。
狭山神社の裏にある小高い丘で、春はカタクリの花を観賞できるそう。この時期は来る人も少ないのか、遊歩道もかなり草生えてしまっていたので、上までは登らず。
そして狭山丘陵の西側の遊歩道へ。
自転車で入っていける場所も多いが、階段になっているところもあるので、そこは自転車を隅っこに置いて徒歩で。
週末だが、エリアが広大なためか他の旅行者とすれ違うことはほとんどなく、心地よい風が吹く雑木林を完全に独り占め&森林浴しながらのんびり歩いた。
一番気に入ったのはここ北狭山谷。
頭上をトンボが飛び交い、中にはオニヤンマと思われる巨大なやつも。トンボに負けじとセミも声を振り絞っていて、夏から秋へと変わりつつある季節を感じられる場所だ。
木陰のあるテーブルでしばしまったり♪
北狭山谷の散策路。
可憐な花と、それをむさぼるように食みながら動き回る小さな昆虫。
遭遇はしなかったが、動物も多いらしい。
六道山公園に向かう7つの遊歩道のうち、2つを歩いた。
東京駅からも1時間ほど、駅からも自転車なら10分ほどの場所にこんなハイキングコースがあったなんて知らなかった。
自然散策道は1~1.5キロほどのところが多く、写真撮りながらゆっくり歩いても20分程度。アップダウンもそれほどないので体力に自信ない人でも問題ない。
展望台からは、奥多摩・陣馬・丹沢方面の山々が見渡せる。
その奥には富士山のシルエットも!!!
相変わらず人とすれ違うことはなかったが、足をとめて周りを見回せば生き物は至る所にいる。
お昼過ぎまで自転車&徒歩で自然遊歩道をまわり、程よくお腹もすいたところで市街地に戻ってきて手打ちそばのお店へ。
美味♪
ついでに三時のおやつも調達。
瑞穂町の、町役場周辺にはなぜだか和菓子の店がたくさん集まっている。
青梅街道・日光街道が交わる街道筋の町という歴史も関係あるのかな。
この「うでっこき栗どら焼」は、瑞穂町の「みずほブランド」にも認定されているもので、中には渋皮付きの栗がまるまる一個贅沢に入っている。
ラッキーなことに、この日は年に一回の「みずほ大発見!夕方市」なるものの開催日。場所は箱根ヶ崎駅の西口広場で15時スタート。
どら焼以外の「みずほブランド」も大集結しているらしい。行かねば!
自家農園で育てた茶葉でお茶を作り販売している人に、春・夏のお茶の味わいの違いなどを説明してもらい、お土産にひとつお買い上げ。
さらに「たまご工房うえの」の「瑞穂プリン」。
この工房のロールケーキとともに「瑞穂ブランド」指定されているスイーツだ。
うーん、優しい味♪
そして瑞穂ブランドを最後に堪能し、初秋の一日を堪能した瑞穂町を離脱した。
都心と奥多摩・青梅エリアの間でかつ駅近な場所に、こんな手軽に散策楽しめる自然たっぷりの里山があること、今日の今日まで知らなかった。駅からすぐというのも魅力的。
これからの季節、日帰りハイキングにもぴったり。
それぞれの場所の詳細は、別途レポートします。
「tokyo島旅山旅」というプロジェクトの取材レポーターとして、「瑞穂町」を一泊一日で散策し、記事を書いています。