そう言えば、1日目に訪れた場所の中で、ものすごく大事なところを失念していた。それは落花生一筋45年の木村ピーナッツ。場所は館山市内で国道410号沿い。館山駅からも車で10分かからないくらいの場所だ。
よく「東京にはうどん屋がない」とか「東京に"もんじゃ焼き"屋があってびっくり」的なご当地あるある/ないない話で盛り上がることがあるが、千葉県あと茨城県の南部には「落花生屋さん」なるものがある。
私の住んでいる香取市にも各地区に必ず落花生屋さんがあり、贈答用やお正月用の落花生を買ったりする(スーパーの中国産のほうがはるかに安いので、普段使いはそっちになることも多い)。それぞれ自前で落花生を仕入れ焙煎加工しているところが多く、店によるクオリティ差も結構あるようだ。
ここ木村ピーナッツもそんな落花生屋さん。
そして観光客に大人気なのがこのピーナッツソフトクリームとのことで、大型バスで乗り付けた。
このツアーをガイドする、東京湾フェリーの寺元氏ご自身も館山の方なので、地元愛あふれ、「絶対におススメな場所」を規模に関係なく行程に盛り込んで連れまわしてくれているのだ。
これがピーナッツソフト。
見た目は普通のバニラソフトと何ら変わらないが、一口食べ、大型バスで乗り付けた理由納得。
こってりどっしりがっつり落花生味。
一個400円とお値段もソフトクリームにしてはお高いのだが、きっと落花生100%パウダーをふんだんに使っているんだろう。これは美味しい。やみつきになる味だ。ああ、下総エリアでもこんなソフトクリーム食べられるところないかしらん。地元の落花生屋さんに頑張ってもらいたくなる。
もちろんソフトクリーム以外もいろいろ。
ここは通販もやっていて、そのこだわりもサイトに書かれている。
●木村ピーナッツ|千葉県産の落花生の通販・お取り寄せ【公式サイト】
試食も可能。千葉県産の落花生と言えば「半立(はんだち)」と言われるほど人気が高い品種。最近は「おおまさり」という大粒の品種も少しずつ出回ってきて、ゆで落花生なんかで食べられる。うちも畑で父親が落花生を作っているんだけど、おおまさりは何故か消えてしまったと嘆いていたっけ。
店の前にある顔入れ写真ボード。
「こんな小さい穴で顔が入るはずがない」
そんな声がツアー一行からあがっていたが、穴の高さ考えてもこれ、子供用。
でも大人禁止とは書いてなかったので、立ち寄った際にはぜひソフトクリーム食べながら記念撮影を♪