トップページ > [旅]中国生活2013-2014<北京編>
内モンゴル草原ツアーの目玉は何と言っても「騎馬」。ツアー料金には含まれておらず、時間と訪れる場所の数によって3コースくらいあり、私たちは一番安い1時間180元のものにした。
まずはスタッフのおじさんから説明。
聞き取れたのは半分以下だけど、馬の方向指示やハンドバッグなどが馬の背にぶつからないようにとか、物を落とした時はスタッフに拾ってもらうようになど。
友人のRさん。
ここで15元くらいで売られていた日焼け防止のチューブ状の布とサングラス。ヘルメットはここで貸与されるもの。完全武装で凛々しい。
そしていきなりの乗馬。
全員乗ったらいきなりの出発。
まだ全然心の準備ができていないのだが、馬は賢い動物で、こんな不慣れな乗客たちを乗せても平然と列をなして歩いていく。
私は列の最後方だったので、時々スタッフのおにいちゃんが後方でおらおらおら~と声を荒げたり馬の尻を叩いたりすると、馬がかっぱかっぱと小走りになる。
恐らく全然「駆けている」状況ではないと思うのだが、それでもお尻が馬の背にがしがしぶつかってかなり痛い。
「1時間コースにしといてよかった~!!!」
途中、寄り道して草を食べ始める馬、何故か急に元気になって前の馬数頭を追い越して走る馬などもいたが、自分の馬は比較的穏やかに、時々おにいちゃんに後ろから煽られて小走りになる他はおとなしく歩いてくれた。
そして20分程歩いたところで馬を降りた。
ここにもパオ。
内モンゴル特産のバター茶をいただく。
とろっと甘く、乾燥アワ・ひえっぽいものを追加して飲んでいる人も。
その後全員で丘の上に。
ちなみに私はこんな感じ。
丘の上は聖地だ。
モンゴルでは、こうした小高い場所などに石を積み上げて神様を祀る。「オボー」といい、ここに自然の神霊が宿るのだそう。
通常石または木で作られ、モンゴルの平原や平原にある小高い丘、あるいは山頂や峠のような高所に建てられることが多い。オボーはおもにチベット仏教の祭礼が行われる場所であるとともに、山岳信仰、テングリといった宗教的意味を示す役割を持つが、同時に境界標識や道標としての役割も持つ。
そして再び草原を眺めながら丘を下り
馬に乗ってパオまで戻ってきた。
1時間コースで十分楽しめる。
小学生3年生くらいの小さな子もひとりで乗っていた。怖がってしまっていた別の女の子は、お母さんと一緒に馬車に乗っていた。
「怖くなかった?」
「怖くない」
「勇敢だね」
後でこの男の子にそういうと、「( ̄ー ̄)ニヤリッ」と床向いたまま嬉しそうな顔をしていた。かわいい。
なお友人はサンダルしか持っていなかったので乗馬用の長靴を無料レンタルしていたが、中がかなり臭かったらしい。現地で乗馬靴レンタルする場合には、それ用に厚手の靴下を用意していったほうがいいかも。
> 続く